2023年09月13日 [動物のこと]
永久凍土からの目覚め
お疲れ様です。院長です。
9月13日の水曜日でございます。
9月も半ば近くまできましたが、まだ暑い日は暑いですな。
さすがに真夏の暑さではなくなってきてる気もしますが、秋とはまだまだ呼べん感じですな。
では今日もネタいきますよ〜。
またしても目覚めさせてしまったようなんです。
永久凍土で眠っていた4万6000年前の線虫が覚醒したんだそうです。
シベリアの永久凍土で4万年以上、深い眠りについていた「線虫」が目覚め、現代に復活したそうです。
シベリアを流れるコリマ川の北部で発見された線虫は、クマムシなどにみられる、極限下で活動を停止する無代謝状態「乾眠(クリプトビオシス)」になることで、人類が文明を興す、ずっと以前から眠り続けてきました。
放射性炭素分析で調べたところ、この線虫が眠りについたのは、なんとネアンデルタール人やダイアウルフがまだ生きていた4万6000年前の大昔であることが分かったそうなんです。
線虫は新種で「Panagrolaimus kolymaensis」と名付けられています。
現代で活動しているものがいないという意味では、一度絶滅した種でもあるようです。
最新の研究によりますと、こうした線虫が数千年も生きるのだとすれば、絶滅したはずの系統が復活する可能性もあるという話しです。
それゆえに生物の進化を理解する上で重要な事例なのだそうですよ。
「線虫」や「線形動物」と呼ばれる生物は、その名の通り線のような長いニョロニョロとした体をしています。
非常に適応力が高く、中には乾眠(クリプトビオシス)のスキルを進化させたものもいるようです。
つまり凍えるような温度になると、代謝を止めて、乾燥したカラのような状態に変身するわけなんです。
このようにある種の仮死状態になることで寒さをしのぎ、再び暖かくなる日を待つわけなんです。
なんともスゴイ生命力と言うか能力ですが、暖かくなったことがどうして分かるんでしょうねぇ。
このような長い眠りから復活した生物はこれまでにも存在しています。
たとえば、ロシア北東部のサハ共和国で発見された線虫は、4万2000年の眠りから目覚めました。
ですが今回、コリマ川沿いに広がるシベリアの永久凍土から発見された、これまで知られていなかった新種と思われる線虫(Panagrolaimus kolymaensis)は、それよりさらに長い間眠っていました。
炭素年代測定が示す年代は、4万5839年〜4万7769年前。
つまり4万6000年もの間、眠り続けてきたわけなんです。
それはまだネアンデルタール人やダイアウルフが生きていた時代ですからねぇ。
まだ人類がインドネシアの洞窟で動物の壁画を描いていた頃から眠り続けてきたというのに、線虫は現代文明に速やかに馴染んだようで、目覚めてからすでに100世代もの子供を作ったという(ちなみに1世代は8〜12日ほど生きる)話しですから驚きですな。
基本的には、バクテリア入りの寒天培地にのせて、適度な湿度と室温を保ってやるだけで、そうすれば、はいまわり始め、やがて子供を作ると、ドイツ・ケルン大学のフィリップ・シファー氏は説明しています。
都合がいいことに、この線虫はメスしかおらず(無性)、単為生殖でオスがいなくても卵を産み、子供が生まれてくるのだそうです。
目覚めたら遠い未来だったという話は、まるでマンガやSFドラマの物語のようですが、彼らには未来も過去も関係ないのかもしれませんしね。
ですが線虫をはじめとするタフな生物たち、時代の荒波を乗り越えるためにこの超能力のようなスキルを身につけたと考えられます。
これは生物の過去を知る重要な手がかりであるとともに、生物が未来のリスクにどう適応するのかという新しい疑問を投げかけてもくれますね。
「乾眠状態は生と死の狭間にあります」とシファー氏は話しています。
「そのおかげで、極端な状況でも生き延びられます。このプロセスを研究することで、遺伝的・生化学的なレベルで彼らが何をやっているのか理解を深められるでしょう」
今、地球上の環境は生物にとってますます厳しいものになりつつありますが、そこで生きる生物が今後どのように進化するか、さまざまなことを学べるだろうとのことです。
まぁ、この研究から人間も冷凍保存の技術が進歩するかもしれませんしねぇ。
人間の冷凍保存の場合、仮死状態に冷凍出来たとしても、解凍時に生き返らせるかってのがポイントだそうですから、ヒントは隠されてるかもしれませんね。
ま、わたくし院長、冷凍されてまで生きてたくはないですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月13日の水曜日でございます。
9月も半ば近くまできましたが、まだ暑い日は暑いですな。
さすがに真夏の暑さではなくなってきてる気もしますが、秋とはまだまだ呼べん感じですな。
では今日もネタいきますよ〜。
またしても目覚めさせてしまったようなんです。
永久凍土で眠っていた4万6000年前の線虫が覚醒したんだそうです。
シベリアの永久凍土で4万年以上、深い眠りについていた「線虫」が目覚め、現代に復活したそうです。
シベリアを流れるコリマ川の北部で発見された線虫は、クマムシなどにみられる、極限下で活動を停止する無代謝状態「乾眠(クリプトビオシス)」になることで、人類が文明を興す、ずっと以前から眠り続けてきました。
放射性炭素分析で調べたところ、この線虫が眠りについたのは、なんとネアンデルタール人やダイアウルフがまだ生きていた4万6000年前の大昔であることが分かったそうなんです。
線虫は新種で「Panagrolaimus kolymaensis」と名付けられています。
現代で活動しているものがいないという意味では、一度絶滅した種でもあるようです。
最新の研究によりますと、こうした線虫が数千年も生きるのだとすれば、絶滅したはずの系統が復活する可能性もあるという話しです。
それゆえに生物の進化を理解する上で重要な事例なのだそうですよ。
「線虫」や「線形動物」と呼ばれる生物は、その名の通り線のような長いニョロニョロとした体をしています。
非常に適応力が高く、中には乾眠(クリプトビオシス)のスキルを進化させたものもいるようです。
つまり凍えるような温度になると、代謝を止めて、乾燥したカラのような状態に変身するわけなんです。
このようにある種の仮死状態になることで寒さをしのぎ、再び暖かくなる日を待つわけなんです。
なんともスゴイ生命力と言うか能力ですが、暖かくなったことがどうして分かるんでしょうねぇ。
このような長い眠りから復活した生物はこれまでにも存在しています。
たとえば、ロシア北東部のサハ共和国で発見された線虫は、4万2000年の眠りから目覚めました。
ですが今回、コリマ川沿いに広がるシベリアの永久凍土から発見された、これまで知られていなかった新種と思われる線虫(Panagrolaimus kolymaensis)は、それよりさらに長い間眠っていました。
炭素年代測定が示す年代は、4万5839年〜4万7769年前。
つまり4万6000年もの間、眠り続けてきたわけなんです。
それはまだネアンデルタール人やダイアウルフが生きていた時代ですからねぇ。
まだ人類がインドネシアの洞窟で動物の壁画を描いていた頃から眠り続けてきたというのに、線虫は現代文明に速やかに馴染んだようで、目覚めてからすでに100世代もの子供を作ったという(ちなみに1世代は8〜12日ほど生きる)話しですから驚きですな。
基本的には、バクテリア入りの寒天培地にのせて、適度な湿度と室温を保ってやるだけで、そうすれば、はいまわり始め、やがて子供を作ると、ドイツ・ケルン大学のフィリップ・シファー氏は説明しています。
都合がいいことに、この線虫はメスしかおらず(無性)、単為生殖でオスがいなくても卵を産み、子供が生まれてくるのだそうです。
目覚めたら遠い未来だったという話は、まるでマンガやSFドラマの物語のようですが、彼らには未来も過去も関係ないのかもしれませんしね。
ですが線虫をはじめとするタフな生物たち、時代の荒波を乗り越えるためにこの超能力のようなスキルを身につけたと考えられます。
これは生物の過去を知る重要な手がかりであるとともに、生物が未来のリスクにどう適応するのかという新しい疑問を投げかけてもくれますね。
「乾眠状態は生と死の狭間にあります」とシファー氏は話しています。
「そのおかげで、極端な状況でも生き延びられます。このプロセスを研究することで、遺伝的・生化学的なレベルで彼らが何をやっているのか理解を深められるでしょう」
今、地球上の環境は生物にとってますます厳しいものになりつつありますが、そこで生きる生物が今後どのように進化するか、さまざまなことを学べるだろうとのことです。
まぁ、この研究から人間も冷凍保存の技術が進歩するかもしれませんしねぇ。
人間の冷凍保存の場合、仮死状態に冷凍出来たとしても、解凍時に生き返らせるかってのがポイントだそうですから、ヒントは隠されてるかもしれませんね。
ま、わたくし院長、冷凍されてまで生きてたくはないですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院