2023年08月29日 [動物のこと]
鳥大量死
お疲れ様です。院長です。
8月29日の火曜日でございます。
8月も残り3日です。
一昔前の子供なら、必死こいて夏休みの宿題をやりだす頃ですねぇ。
今はもう学校始まってんですよね。
ま、それも時代ですな。
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物の大量死のお話しです。
動物が大量死するって事件は、年間通じて結構起ってるんですが、今回は北米の海鳥の大量死についてのお話しです。
大規模鳥類調査データによってその原因が明らかになったんだそうです。
この鳥の大量死、世界各地で発生しているんですね。
アメリカではここ数十年で、小さな野鳥、渡り鳥、そして海鳥の大量死が相次いでいます。
北米での海鳥の死因を解明すべく、1993年から2021年の間に、カリフォルニア州中央部からアラスカ州にかけて行われた市民科学プロジェクトによる沿岸部の鳥類調査データをもとに、ワシントン大学の研究者らが分析を行ったところ、北米の沿岸沖の海洋熱波が原因であることが明らかとなりました。
やっぱそれですか…。
熱波での大量死、ホント多いんですよね。
気候変動が、海鳥たちに悪影響を与えているのは確実です。
論文の共著者で、米国ワシントン大学の水生・水産科学教授のジュリア・パリッシュ氏はこう語っています。
これはまさに、気候変動(地球温暖化)が沿岸海洋環境における上位捕食者である海鳥に、深刻な影響を与えているという、世界規模の問題を投げかける、全世界に関係するデータなのです。
さらにパリッシュ氏は、「後から相当な影響が出てくることがわかりました。エルニーニョや海洋熱波が起こり、急に海水温が上がると、1ヵ月から半年たってから、数十万から数百万もの海鳥が死に至るのです」と付け加えています。
また海鳥の種類に関係なく、平均を上回る大量死を確認したとの事です。
研究者たちは、市民科学者たちが行った沿岸調査(COASST、 BeachCOMBERS、Beach Watch、British Columbia Beached Bird Survey)のデータを検討しました。
これら各プロジェクトは、米国とカナダのビーチで死んだ鳥を見つけて記録する、ボランティアたちを育成しています。
合計1000箇所以上の海岸で、106種の海鳥に関して、9万件の調査を照合してみました。
「本研究は、特定の種の具体的な数を追跡するのではなく、海鳥の種類に関係なく、長期的に見た平均を上回る大量死の規模を測定しています」とパリッシュは説明しています。
「鳥の死骸がどれくらいの割合で、海岸線のどこに、どれくらいの期間、流れ着くのか?という疑問をもちました。
より大きな規模の大量死が、これらの指標を押し上げているのです」
そして、過去30年間の海洋熱波と海鳥の大量死との間に、明らかに関連性があることを発見したそうなんです。
とくに注目すべきは、2014年から2019年の間の5件の大量死で、それぞれ少なくとも25万羽の海鳥が死んだんだそうです。
筆頭著者で、ワシントン大学研究員のティモシー・ジョーンズ氏は語っています。
これは前例のない出来事です。
このような大規模な海鳥の死は、10年に1回くらい起こる壊滅的な嵐に匹敵するほどです。
ものすごい大嵐によって、大規模な海鳥の被害がもたらされることは実際にありますが、通常はその地域の海鳥の数が回復するのに十分な時間があります。
2014年から2019年にかけて、海鳥の死亡数が最大になっただけでなく、それが毎年のように続いたのです。
海鳥の死の正確な原因はさまざまですが、有害な藻の異常繁殖、病気の蔓延、食べられるエサの変化など、すべてが気候変動に関係しているという話しです。
「太平洋のエルニーニョや、北大西洋における現在の海洋熱波のような厳しい温暖化のせいで、海鳥の数が激減している、これまでにない新たな海を目の当たりにしているのです」とパリッシュ氏は言ってます。
事実、アメリカだけでなく世界各地で海鳥たちの大量死が増えていることが確認されています。
オランダ沖では2019年、推定2万羽のウミスズメ科(Guillemot)が突然死し、そのうちの数百羽が同国の海岸に打ち上げられました。
この大量死事件、本当に近年よく耳にします。
これも温暖化の影響だとするなら、かなり末期的な状態だと思いますよ。
人間はある意味強いですから、なんとかなってますけど、野生生物は絶滅してもおかしくないでしょう。
まず優先すべきは温暖化を止める事だと思うんですけど、こればっかりはねぇ。
世界中の賢い人達の頭脳を集結させて、何とかしてもらいたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月29日の火曜日でございます。
8月も残り3日です。
一昔前の子供なら、必死こいて夏休みの宿題をやりだす頃ですねぇ。
今はもう学校始まってんですよね。
ま、それも時代ですな。
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物の大量死のお話しです。
動物が大量死するって事件は、年間通じて結構起ってるんですが、今回は北米の海鳥の大量死についてのお話しです。
大規模鳥類調査データによってその原因が明らかになったんだそうです。
この鳥の大量死、世界各地で発生しているんですね。
アメリカではここ数十年で、小さな野鳥、渡り鳥、そして海鳥の大量死が相次いでいます。
北米での海鳥の死因を解明すべく、1993年から2021年の間に、カリフォルニア州中央部からアラスカ州にかけて行われた市民科学プロジェクトによる沿岸部の鳥類調査データをもとに、ワシントン大学の研究者らが分析を行ったところ、北米の沿岸沖の海洋熱波が原因であることが明らかとなりました。
やっぱそれですか…。
熱波での大量死、ホント多いんですよね。
気候変動が、海鳥たちに悪影響を与えているのは確実です。
論文の共著者で、米国ワシントン大学の水生・水産科学教授のジュリア・パリッシュ氏はこう語っています。
これはまさに、気候変動(地球温暖化)が沿岸海洋環境における上位捕食者である海鳥に、深刻な影響を与えているという、世界規模の問題を投げかける、全世界に関係するデータなのです。
さらにパリッシュ氏は、「後から相当な影響が出てくることがわかりました。エルニーニョや海洋熱波が起こり、急に海水温が上がると、1ヵ月から半年たってから、数十万から数百万もの海鳥が死に至るのです」と付け加えています。
また海鳥の種類に関係なく、平均を上回る大量死を確認したとの事です。
研究者たちは、市民科学者たちが行った沿岸調査(COASST、 BeachCOMBERS、Beach Watch、British Columbia Beached Bird Survey)のデータを検討しました。
これら各プロジェクトは、米国とカナダのビーチで死んだ鳥を見つけて記録する、ボランティアたちを育成しています。
合計1000箇所以上の海岸で、106種の海鳥に関して、9万件の調査を照合してみました。
「本研究は、特定の種の具体的な数を追跡するのではなく、海鳥の種類に関係なく、長期的に見た平均を上回る大量死の規模を測定しています」とパリッシュは説明しています。
「鳥の死骸がどれくらいの割合で、海岸線のどこに、どれくらいの期間、流れ着くのか?という疑問をもちました。
より大きな規模の大量死が、これらの指標を押し上げているのです」
そして、過去30年間の海洋熱波と海鳥の大量死との間に、明らかに関連性があることを発見したそうなんです。
とくに注目すべきは、2014年から2019年の間の5件の大量死で、それぞれ少なくとも25万羽の海鳥が死んだんだそうです。
筆頭著者で、ワシントン大学研究員のティモシー・ジョーンズ氏は語っています。
これは前例のない出来事です。
このような大規模な海鳥の死は、10年に1回くらい起こる壊滅的な嵐に匹敵するほどです。
ものすごい大嵐によって、大規模な海鳥の被害がもたらされることは実際にありますが、通常はその地域の海鳥の数が回復するのに十分な時間があります。
2014年から2019年にかけて、海鳥の死亡数が最大になっただけでなく、それが毎年のように続いたのです。
海鳥の死の正確な原因はさまざまですが、有害な藻の異常繁殖、病気の蔓延、食べられるエサの変化など、すべてが気候変動に関係しているという話しです。
「太平洋のエルニーニョや、北大西洋における現在の海洋熱波のような厳しい温暖化のせいで、海鳥の数が激減している、これまでにない新たな海を目の当たりにしているのです」とパリッシュ氏は言ってます。
事実、アメリカだけでなく世界各地で海鳥たちの大量死が増えていることが確認されています。
オランダ沖では2019年、推定2万羽のウミスズメ科(Guillemot)が突然死し、そのうちの数百羽が同国の海岸に打ち上げられました。
この大量死事件、本当に近年よく耳にします。
これも温暖化の影響だとするなら、かなり末期的な状態だと思いますよ。
人間はある意味強いですから、なんとかなってますけど、野生生物は絶滅してもおかしくないでしょう。
まず優先すべきは温暖化を止める事だと思うんですけど、こればっかりはねぇ。
世界中の賢い人達の頭脳を集結させて、何とかしてもらいたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院