2023年08月18日 [からだのこと]
老化と声帯
お疲れ様です。院長です。
8月18日の金曜日でございます。
毎日々、暑いですが体調崩られてませんか?
わたくし院長。去年までは大丈夫だったんですが、今年から冷房の中にいすぎて、少々寒いと感じるようになりました。
そして鼻水がでたり(笑)
これも老化なんでしょうか…。
では今日もネタにいきましょう。
今日はその老化についてのお話しです。
人はなぜ、年を取るにしたがって声質が変わってくるのでしょう?
どんなにハリのある艶やかな声の持ち主だったとしても、中年にもなれば声色は落ち着きと深みを帯びはじめ、やがて低い声へと変わっていきます。
歳をとるにつれて身体が衰えるように、声を出す「声帯」もまた老化します。
ですから声質がだんだんと変わってくるのは仕方がないことでもあります。
そうは言っても、出来るなら若い声を保ちたいもので、今日は声を若く保つためのアンチエイジング法をお話しします。
普段何気なく出している声は、「声帯」によって作られています。
声帯は「喉頭」にあるのですが、じつはここは気管の手前にある空気の通り道です。
そのおかげで、肺から吐き出される空気がここを通るときに、声帯が振動します。
それによって出る音が声なわけです。
ですが、私たちがあれほど多種多様な音声を出せるのは、声帯がとても複雑な作りをしているからです。
この器官は、「声帯筋」と「声帯靭帯」、それらをおおう「粘膜」で構成されており、約17もの筋肉で位置や緊張をコントロールできます。
これが声の豊富さの秘密なんですね。
小さな男の子と女の子で声に大して差がないように、子供の頃は声帯が出す音にほとんど違いはありません。
ところが思春期になると、ホルモンの影響でのどの作りが違ってきます。
たとえば、男性なら喉仏が目立つようになり、声帯が長くなります。
一方、女性の声帯は、思春期をすぎると20〜30%細くなります。
その結果、大人の声帯の長さは男性で約16mm、女性で約10mmとなり、一般的に女性の声が男性より高いのは、声帯が短く、薄いためです。
このように声帯の作りを変えるホルモンは、大人になってからも声を左右します。
たとえば、女性の場合、生理の周期が声質に影響します。
女性にとって一番きれいな声が出るのは「黄体期」だそうで、この時期、声帯の粘液がもっともよく分泌されるため、声帯の調子が良くなります。
ところがそれとは反対に、生理になると声帯のあたりが充血して、声が出にくくなると…。
面白いことに、ある研究によると、避妊用ピルを服用する女性だと、排卵しなくなるため、声質の変化が少ないらしいです。
そして歳をとれば身体はだんだんと老化するわけですが、それは声帯にも言えることです。
たとえば喉頭にミネラルが増え始め、硬くなります。
軟骨というより、骨に近くなります。
男性の場合、こうした変化は早ければ30代からはじまり、声帯から柔軟性が失われます。
声帯を支える靭帯や組織からも柔軟性がなくなり、さらには声帯を動かす筋肉も衰えてきます。
さらに老化が見られるのは、のどだけではありません。
肺の筋肉も衰えて、声帯を振動させるために必要な空気を吐き出す力も弱くなり、さらには声帯を守ってくれる粘液の量も減ります。
そんなわけで、若い頃は艶やかでハリのある声の持ち主だったとしても、やがては低くしわがれた声に変わっていくのが一般的です。
ですが、声には悪い習慣というものもあり、声をいつまでも美しく保つための秘訣は、できるだけ悪い習慣を避けることなんだとか…。
たとえばタバコやアルコールは炎症を引き起こし、粘膜を乾燥させます。
これは声帯にダメージを与え、声の響きを変えてしまいます。
さらには喉頭炎に使われるステロイド吸入薬や血液をサラサラにする薬など、声を荒らしてしまうものもあります。
筋弛緩剤も、胃酸がのどに逆流するせいで炎症や声帯損傷を引き起こし、声質を変えることがあります。
ただし、これらは一時的なものなので、服用をやめれば、大抵は元に戻ります。
また歌手や教師など、職業柄のどに負担をかけやすい人たちもいます。
こうした人たちは、のどを酷使するあまり「ラインケ浮腫(ポリープ様声帯)」という症状になることがあります。
これになると声帯に水が溜まって、しわがれた低い声になってしまいます。
この症状は、喫煙、飲酒が原因でなることもあるそうです。
体を元気に保つには適切な運動が大切ですが、それは声を守るのにも言えることです。
適度に声帯を使い続ければ、いつまでもハリのある声を保つことができるそうです。
実際、歌手は加齢による声の変化が普通の人に比べて少ないのだそうです。
具体的には毎日大きな声で歌ったり、朗読したりすればいいそうで、カラオケが趣味という人は、いい声帯の運動になっているはずです。
また声帯のケアも大切で、しっかり水分を補給し、お酒やタバコの控えます。
こうすることで、声帯の衰えやダメージを抑え、大切な声をいつまでも若く保てるのだそうです。
まぁ、…。
普通やな(笑)
わたくし院長としては、身体はさすがに若いままがいいですが、声などは年相応の方が味があっていいんじゃないかと思いますけどね。
ま、飲酒が激しいですから、年々声が出にくくなってますが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月18日の金曜日でございます。
毎日々、暑いですが体調崩られてませんか?
わたくし院長。去年までは大丈夫だったんですが、今年から冷房の中にいすぎて、少々寒いと感じるようになりました。
そして鼻水がでたり(笑)
これも老化なんでしょうか…。
では今日もネタにいきましょう。
今日はその老化についてのお話しです。
人はなぜ、年を取るにしたがって声質が変わってくるのでしょう?
どんなにハリのある艶やかな声の持ち主だったとしても、中年にもなれば声色は落ち着きと深みを帯びはじめ、やがて低い声へと変わっていきます。
歳をとるにつれて身体が衰えるように、声を出す「声帯」もまた老化します。
ですから声質がだんだんと変わってくるのは仕方がないことでもあります。
そうは言っても、出来るなら若い声を保ちたいもので、今日は声を若く保つためのアンチエイジング法をお話しします。
普段何気なく出している声は、「声帯」によって作られています。
声帯は「喉頭」にあるのですが、じつはここは気管の手前にある空気の通り道です。
そのおかげで、肺から吐き出される空気がここを通るときに、声帯が振動します。
それによって出る音が声なわけです。
ですが、私たちがあれほど多種多様な音声を出せるのは、声帯がとても複雑な作りをしているからです。
この器官は、「声帯筋」と「声帯靭帯」、それらをおおう「粘膜」で構成されており、約17もの筋肉で位置や緊張をコントロールできます。
これが声の豊富さの秘密なんですね。
小さな男の子と女の子で声に大して差がないように、子供の頃は声帯が出す音にほとんど違いはありません。
ところが思春期になると、ホルモンの影響でのどの作りが違ってきます。
たとえば、男性なら喉仏が目立つようになり、声帯が長くなります。
一方、女性の声帯は、思春期をすぎると20〜30%細くなります。
その結果、大人の声帯の長さは男性で約16mm、女性で約10mmとなり、一般的に女性の声が男性より高いのは、声帯が短く、薄いためです。
このように声帯の作りを変えるホルモンは、大人になってからも声を左右します。
たとえば、女性の場合、生理の周期が声質に影響します。
女性にとって一番きれいな声が出るのは「黄体期」だそうで、この時期、声帯の粘液がもっともよく分泌されるため、声帯の調子が良くなります。
ところがそれとは反対に、生理になると声帯のあたりが充血して、声が出にくくなると…。
面白いことに、ある研究によると、避妊用ピルを服用する女性だと、排卵しなくなるため、声質の変化が少ないらしいです。
そして歳をとれば身体はだんだんと老化するわけですが、それは声帯にも言えることです。
たとえば喉頭にミネラルが増え始め、硬くなります。
軟骨というより、骨に近くなります。
男性の場合、こうした変化は早ければ30代からはじまり、声帯から柔軟性が失われます。
声帯を支える靭帯や組織からも柔軟性がなくなり、さらには声帯を動かす筋肉も衰えてきます。
さらに老化が見られるのは、のどだけではありません。
肺の筋肉も衰えて、声帯を振動させるために必要な空気を吐き出す力も弱くなり、さらには声帯を守ってくれる粘液の量も減ります。
そんなわけで、若い頃は艶やかでハリのある声の持ち主だったとしても、やがては低くしわがれた声に変わっていくのが一般的です。
ですが、声には悪い習慣というものもあり、声をいつまでも美しく保つための秘訣は、できるだけ悪い習慣を避けることなんだとか…。
たとえばタバコやアルコールは炎症を引き起こし、粘膜を乾燥させます。
これは声帯にダメージを与え、声の響きを変えてしまいます。
さらには喉頭炎に使われるステロイド吸入薬や血液をサラサラにする薬など、声を荒らしてしまうものもあります。
筋弛緩剤も、胃酸がのどに逆流するせいで炎症や声帯損傷を引き起こし、声質を変えることがあります。
ただし、これらは一時的なものなので、服用をやめれば、大抵は元に戻ります。
また歌手や教師など、職業柄のどに負担をかけやすい人たちもいます。
こうした人たちは、のどを酷使するあまり「ラインケ浮腫(ポリープ様声帯)」という症状になることがあります。
これになると声帯に水が溜まって、しわがれた低い声になってしまいます。
この症状は、喫煙、飲酒が原因でなることもあるそうです。
体を元気に保つには適切な運動が大切ですが、それは声を守るのにも言えることです。
適度に声帯を使い続ければ、いつまでもハリのある声を保つことができるそうです。
実際、歌手は加齢による声の変化が普通の人に比べて少ないのだそうです。
具体的には毎日大きな声で歌ったり、朗読したりすればいいそうで、カラオケが趣味という人は、いい声帯の運動になっているはずです。
また声帯のケアも大切で、しっかり水分を補給し、お酒やタバコの控えます。
こうすることで、声帯の衰えやダメージを抑え、大切な声をいつまでも若く保てるのだそうです。
まぁ、…。
普通やな(笑)
わたくし院長としては、身体はさすがに若いままがいいですが、声などは年相応の方が味があっていいんじゃないかと思いますけどね。
ま、飲酒が激しいですから、年々声が出にくくなってますが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院