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2023年08月11日 [からだのこと]

ショッピング健康診断

お疲れ様です。院長です。

8月11日の金曜日でございます。

今日は山の日ってことですが、このクソ暑いのに山登りとか…。

わたくし院長、登山だけはしたくないな(笑)

想像しただけで倒れそうです。

もし、登山する人がいるなら、本当に気を付けて下さいね。

では今日のネタですが、イギリスでちょっと変わった実験が行われました。

スーパーのショッピングカートの持ち手部分に心拍を測定するセンサーを設置し、「脳卒中」になるリスクがある人を診断したんだそうです。

心房が細かく動いてけいれんし、不整脈を起こす「心房細動」という心臓の病気があります。

これになると脳卒中のリスクが5倍以上もあがると言われています。

心臓に血栓ができやすく、それで血管がつまってしまうからなんですね。

2100人以上が参加した今回の研究では、これまで心房細動と診断されたことがなかった39人にこの心房細動が見つかったそうです。

この研究は、将来的には日常生活を送りながらも、気軽に健康診断を受けられる可能性を示しているんだそうです。

まぁ、確かに…。

スーパーで買い物ついでに検査が出来るとか実に素晴らしいですな。

この「心房細動」は、心臓に流れている電気信号が乱れるせいで起きる不整脈の一種です。

心臓が痙攣でもしたかのように細かく震えて、うまく血液を送り出せなくなるんですね。

息苦しさや疲労を感じさせるといった症状もありますが、とりわけ大きな問題になるのは、それによって血栓ができやすくなることです。

これが流れていってしまうと血管がつまってしまうことがあります。

ですから心房細動がある人は、そうでない人に比べて、5倍以上も脳卒中や脳梗塞になりやすいと言われています。

脳卒中は予防することもできるので、できるだけ早く病気を見つけることが大切なわけです。

今回、リバプール・ジョン・ムーア大学の研究チームは、世界中で4000万人がわずらうこの危険な病気を日常生活の中でチェックする方法を試しているわけです。

そのための秘策がショッピングカートで、これを押すハンドルバーの中にはセンサーが仕込まれており、不規則な心臓の動きが検出されたら赤いライトで知らせてくれるようになっていました。

リバプール市内のスーパーマーケットで行われた実験には、2100人以上のボランティアが参加し、心臓の健康診断機能付きのショッピングカートで買い物をしました。

これと併せて薬剤師による検査も行われた結果、これまで心房細動であることを知らなかった39人の買い物客で、この病気が見つかったそうです。

この実験で異常ありとされたの全体の1割近くの220人で、さらなる検査で最終的に心房細動と診断されたのは、そのうちの4分の1から2分の1の人だったそうです。

またスーパーの買い物客のうち、センサー内蔵カートを使用してくれたのは3分の2ほどで、カートの使用を断った人もいたそうなんですが、そのほとんどは健康診断が嫌だったわけではなく、単純に急いでいたからであるそうです。

こうした結果から、ショッピングカートで健康診断をするというアイデアは、大抵の人が受け入れられるものであることがわかります。

このことから研究チームは、もっとたくさんの人を集めて大規模な実験をする価値があるとしています。

ちなみに検査の結果は本人に知らされ、心房細動と診断された人は、2週間以内に心臓専門医の診察を受けられるよう取り計らわれたそうです。

この研究は、エジンバラで開催された欧州心臓学会で発表されました。

これ、いいと思いますよ。

病院に行ってわざわざ検査となると、なかなか時間も取れませんし、これならお手軽に初期段階の検査は出来そうですしね。

このショッピングカートが導入されたスーパーには、男性客が増えるんじゃないでしょうかね。

奥さんと買い物してるだけで健康診断できちゃうなんてお手軽ですしね。

是非、実用化してもらいたいもんです。

ではまた〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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