2023年07月23日 [からだのこと]
(334)サンデーイルネス(仮)爪囲炎(そういえん)について
お疲れ様です。院長です。
7月23日のサンデーイルネスでございます。
7月も気付けば後半に突入って事で、いよいよ本格的な夏ですな。
ボチボチ学生さん達は夏休みに入るんでしょうね。
夏休み…。
ホント、学生のうちだけですから楽しんでね。
今でも十分暑いですが、8月はもう地獄ですからねぇ。
ホントくどいようですが熱中症対策だけはキチンとしましょうね。
毎年毎年、亡くなる方も出る位なんですから、キチンとしないとね。
意外と若い方なんかにも多いので、若いから大丈夫って過信はすてましょうね。
若くても高齢でも身体のメカニズム自体は同じですからね。
若い分、症状が出にくいと言うか気付きにくいというだけで、脱水すればその症状は出るわけですからね。
そして若いと、急にガクンときますからね。
ある程度までは我慢と言うか、調子悪いなぁ〜くらいで何とかなるんですが、一定のレベルを超えるともう身体が言う事をききません。
そりゃ、そうです。
ですから、熱中症、脱水症ってのは症状が出る前に手を打てば、どってことないもんなんですよ。
そこを頭に入れて対策していきましょうね。
ま、水分さえとってれば、脱水はしませんし、後は普通に食事してればまぁ大丈夫なわけですからね。
折角の夏ですから、調子よく楽しみましょうね。
てことで、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「爪囲炎(そういえん)」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと言う事ですが、ばい菌による爪囲炎は、急性爪囲炎とひょう疽(ひょうそ)に分けられます。
前者は指先皮膚の爪廓部(そうかくぶ)(爪廓軟部組織)、後者は深部(指尖球部(しせんきゅうぶ))の発赤・腫脹(しゅちょう)・疼痛・熱感を指しますが、両者の区別は必ずしも明瞭ではなくオーバーラップすることが多いようです。また、ばい菌による爪囲炎以外にもカビによるカンジダ性爪囲炎があります。
では原因は何かと言う事ですが、黄色ブドウ球菌を原因菌にすることが多いようですが、その他のばい菌(化膿性連鎖球菌(かのうせいれんさきゅうきん)、大腸菌、緑膿菌(りょくのうきん)など)によることもあります。
症状の現れ方としましては、爪廓部の荒れた皮膚や、わずかな傷から生じます。
爪周囲の発赤、腫脹および疼痛が著しく、圧迫すると爪廓の下のわずかな部位からうみが排出されます。
時にかなり大きな血うみ(膿疱(のうほう))ができることもあります。
また、爪母の障害により、横溝あるいは爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)などの二次的な爪甲の変化を来すこともあります。
なお、カンジダ性爪囲炎ではこのような強い症状を認めないのが特徴です。
カンジダ性爪囲炎
自覚症状はほとんどなく、近位爪廓および側爪廓は暗赤色にはれてわずかなかさぶた(鱗屑(りんせつ))を認めます。
このような状態が数カ月間続いたあとに、二次的な爪甲異栄養症(そうこういえいようしょう)(変色した爪甲は凹凸不整となり、多数の横溝を認める状態)、爪甲剥離症などを生じます。
ばい菌の種類を同定するため、細菌培養を行います。
また、黄色のうみは黄色ブドウ球菌、緑色のうみは緑膿菌など、うみの性状は原因菌を推測するうえで参考になります。
では治療の方法ですが、一般に症状が爪周囲の皮膚に限られ、爪床(そうしょう)の変化が少ない時には抜爪(ばっそう)などの処置の必要はなく、抗菌薬の全身投与と局所療法(膿疱の切開、排膿(はいのう)を含む)で十分です。
指先に発赤・腫脹・疼痛・熱感などが生じたら、がまんせず皮膚科専門医を受診してください。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月23日のサンデーイルネスでございます。
7月も気付けば後半に突入って事で、いよいよ本格的な夏ですな。
ボチボチ学生さん達は夏休みに入るんでしょうね。
夏休み…。
ホント、学生のうちだけですから楽しんでね。
今でも十分暑いですが、8月はもう地獄ですからねぇ。
ホントくどいようですが熱中症対策だけはキチンとしましょうね。
毎年毎年、亡くなる方も出る位なんですから、キチンとしないとね。
意外と若い方なんかにも多いので、若いから大丈夫って過信はすてましょうね。
若くても高齢でも身体のメカニズム自体は同じですからね。
若い分、症状が出にくいと言うか気付きにくいというだけで、脱水すればその症状は出るわけですからね。
そして若いと、急にガクンときますからね。
ある程度までは我慢と言うか、調子悪いなぁ〜くらいで何とかなるんですが、一定のレベルを超えるともう身体が言う事をききません。
そりゃ、そうです。
ですから、熱中症、脱水症ってのは症状が出る前に手を打てば、どってことないもんなんですよ。
そこを頭に入れて対策していきましょうね。
ま、水分さえとってれば、脱水はしませんし、後は普通に食事してればまぁ大丈夫なわけですからね。
折角の夏ですから、調子よく楽しみましょうね。
てことで、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「爪囲炎(そういえん)」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと言う事ですが、ばい菌による爪囲炎は、急性爪囲炎とひょう疽(ひょうそ)に分けられます。
前者は指先皮膚の爪廓部(そうかくぶ)(爪廓軟部組織)、後者は深部(指尖球部(しせんきゅうぶ))の発赤・腫脹(しゅちょう)・疼痛・熱感を指しますが、両者の区別は必ずしも明瞭ではなくオーバーラップすることが多いようです。また、ばい菌による爪囲炎以外にもカビによるカンジダ性爪囲炎があります。
では原因は何かと言う事ですが、黄色ブドウ球菌を原因菌にすることが多いようですが、その他のばい菌(化膿性連鎖球菌(かのうせいれんさきゅうきん)、大腸菌、緑膿菌(りょくのうきん)など)によることもあります。
症状の現れ方としましては、爪廓部の荒れた皮膚や、わずかな傷から生じます。
爪周囲の発赤、腫脹および疼痛が著しく、圧迫すると爪廓の下のわずかな部位からうみが排出されます。
時にかなり大きな血うみ(膿疱(のうほう))ができることもあります。
また、爪母の障害により、横溝あるいは爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)などの二次的な爪甲の変化を来すこともあります。
なお、カンジダ性爪囲炎ではこのような強い症状を認めないのが特徴です。
カンジダ性爪囲炎
自覚症状はほとんどなく、近位爪廓および側爪廓は暗赤色にはれてわずかなかさぶた(鱗屑(りんせつ))を認めます。
このような状態が数カ月間続いたあとに、二次的な爪甲異栄養症(そうこういえいようしょう)(変色した爪甲は凹凸不整となり、多数の横溝を認める状態)、爪甲剥離症などを生じます。
ばい菌の種類を同定するため、細菌培養を行います。
また、黄色のうみは黄色ブドウ球菌、緑色のうみは緑膿菌など、うみの性状は原因菌を推測するうえで参考になります。
では治療の方法ですが、一般に症状が爪周囲の皮膚に限られ、爪床(そうしょう)の変化が少ない時には抜爪(ばっそう)などの処置の必要はなく、抗菌薬の全身投与と局所療法(膿疱の切開、排膿(はいのう)を含む)で十分です。
指先に発赤・腫脹・疼痛・熱感などが生じたら、がまんせず皮膚科専門医を受診してください。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院