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2023年07月13日 [からだのこと]

バイノーラルビート

お疲れ様です。院長です。

7月13日の木曜日でございます。

徐々に気温も上がってきましたが、まだ蒸し暑いですよねぇ。

蒸し暑いとどうしても寝苦しい。

クーラーつけっぱってのも、電気代も心配ですしやっぱり身体に悪い気もします。

今日は、そんな熱帯夜にリラックスできるかもしれないネタをご紹介しましょう。

みなさんは、「バイノーラルビート」という知覚現象をご存知でしょうか。

これは、わずかに周波数が異なる二つの音を、左右の耳から同時に流すときに起きる現象で、人間の脳には、新しい第三の音が作られたと感じるというものです。

そしてこの知覚現象には、脳波を誘導し、集中力を高めたり、リラックス効果があるといわれています。

それは果たして本当なのでしょうか?

最新の研究によると、バイノーラルビートを聴いた複数の被験者の脳から、確かに落ち着つきを示すサインが出ていたことが明らかになったそうです。

バイノーラルビートとは、ヘッドフォンやイヤホンを使い、左右の耳それぞれにわずかに周波数が違う音を流すことで、脳が新たな第三の音を感じるようになる知覚現象のことです。

たとえば、左耳に440Hz、右耳に430Hzの音を流したとします。

すると不思議なことに、脳にはその周波数の差である10Hzの音が聞こえてくるそうなんです。

これがバイノーラルビートなんですね。

ちなみにこれは異なる周波数が混ざり合って聴こえてくるわけではなく、脳の聴覚系で作られているそうです。

不思議なのは、聞こえないはずの音を感じる脳の仕組みだけではありません。

じつはバイノーラルビートには、リラックス効果や集中力アップ、さらには幽体離脱といった不思議な効果があるようなんです。

幽体離脱って(笑)

実際、バイノーラルビートによるリラックスを謳ったアプリや動画などもあるようです。

ですが今のところその効果については、個人の感想が報告されているだけで、科学的に検証されたことはありませんでした。

そこで、カリフォルニア人間科学研究所のエリザベス・クラスノフ博士らは、バイノーラルビートで本当に人はリラックスするのか試してみることにしました。

その実験では、ストレスを感じている参加者(成人4名)を集め、静かで暗い部屋の中で合計4回とある音楽を聴いてもらいました。

彼らが聴いた音楽は、ピアノとシンセサイザーで演奏されるゆっくりとしたアンビエント・ミュージック(環境音楽)です。

ただし毎回同じ音楽が流されたわけではなく、そのうち半分には人間の耳では認識できないバイノーラルビート(4Hzと8Hz)が混ぜられていました。

そのときの参加者の脳の反応を調べると、バイノーラルビートには確かにリラックス効果があることがわかりました。

それを聴いた参加者全員の脳から落ち着いていることを示すサインが出ていたそうなんです。

なお、このバイノーラルビートは人間には聞こえない周波数であるため、そのリラックス効果は思い込み(プラセボ効果)によるものではありません。

また脳への影響だけでなく、毛細血管の血行がよくなり、心血管系の数値が改善することもわかったそうです。

過去の研究では、いわゆる性格の「ビッグファイブ」でいう外向性の高い人ほど、バイノーラルビートがよく効くだろうことが示されていました。

ですが今回の研究では、そうした性格とリラックス効果に決定的な関係は見られなかったそうです。

ただし今回の研究はあくまで予備的な実験です。

ま、被験者も4人ですしねぇ。

参加者が少ないため、バイノーラルビートに本当にリラックス効果があるのかどうか、科学的な結論を出すことはできませんが、今バイノーラルビートを愛用している人は、これからも安心して聴き続けてもよさそうではありますね。

わたくし院長、ちょっと興味あるんで、試してみようかと思います。

また、気が向けば報告しますね(笑)

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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