2023年06月20日 [動物のこと]
ヒヨコ
お疲れ様です。院長です。
6月20日の火曜日でございます。
6月も残り10日となりました。
梅雨明けまであと3週間ってとこでしょうか。
まぁ、そこから暑い夏が始まるわけで、涼しくなるまではまだまだありますけどね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は久々の動物ネタでございます。
とても良い話で、なんでもオスのヒヨコの殺処分を防ぐ新たな技術が開発されたそうなんです。
卵の殻のニオイで性別判断をすることが出来るんだそうです。
ニワトリの卵は、わたくし院長も毎日毎日、お世話になっていて人間にとっては欠かせない食材となっています。
ですが、それを育てている養鶏場では、日々生まれたばかりのオスのヒヨコが生きたま殺処分されるという、恐ろしい現実があるのはご存知でしょうか。
そこで、もしも卵が孵る前にヒヨコの性別を鑑定することができれば、オスのヒヨコがこんな悲しい運命のたどらなくても済むかもしれないと…。
そこでカリフォルニア大学デービス校の研究チームが考案したのが、卵のニオイを嗅いでヒヨコの性別を判別する方法なんですね。
ふだん卵や鶏肉を食べている消費者としては認めたくないところですが、目をそむけたくなるような現実があります。
養鶏産業では、それはオスのヒヨコが生まれると、直ちに殺処分されてしまうということです。
オスのヒヨコにはあまり市場価値がありません。
成長しても卵を産まないわけですし、食肉にするにしてもメスに比べて成長が遅く餌代がかかるんだそうです。
ですからオスのヒヨコのその多くが巨大な高速粉砕機に入れられ、粉砕されているのが現状です。
こうした残酷なやり方には批判の声も多く、たとえばドイツは世界に先駆けて2022年からヒヨコの大量殺処分を禁止しています。
ですが現実に悲しい運命の下に生まれるオスをなくすには、まだ卵の段階から生まれてくるヒヨコの性別を鑑定できなければならないわけです。
今までも選別方法はあるにはあったんですが、これまでの判別法は完璧ではありませんでした。
今のところ、その方法は主に2つあります。
1つは、卵のカラに小さな穴を開け、卵液を採取して分析する方法です。
もう1つは、ハイパースペクトルカメラで卵のカラを透かして胚を観察する方法だそうです。
しかし、どちらも完璧ではなく、卵液を分析する機器はまだまだ高価だそうですし、ハイパースペクトルカメラでは卵内の胚がかなり成長してからでないと性別を鑑定できません。
そこでカリフォルニア大学デービス校の科学者は、もともとは卵をつかむための吸盤を改造し、これで卵のニオイを嗅ぎ分けて性別を調べる方法を考案しました。
もう少し詳しく解説すると、ニワトリの卵の中に胚が作られると、そのカラから性別に応じた「揮発性有機化合物(VOC)」が漂いだすそうなんです。
その成分を分析することで、中の胚がオスかメスか鑑定するという方法なんだそうです。
これまでの実験では、8日目の胚であっても、たった2分間ニオイを嗅ぐだけで、性別を8割以上正しく判定できたとのことです。
改良が進めば、サンプリング時間も正確さもどちらも大幅に改善されると期待されるそうなんです。
もし卵がオスのものだった場合、中身がヒヨコに成長する前に食用や肥料用の卵として出荷すればいいわけです。
これで、せっかく生まれたのにすぐに殺されるという残酷な運命を防ぐことができるわけです。
カリフォルニア大学デービス校のスピンオフ企業「Sensit Ventures社」は、現在このシステムの商業化に取り組んでいるとのことです。
この動物愛護の話になると、やはり人間が食すということに問題があるってトコにいっちゃうんですけど、そこはもう仕方ないことですよ。
人間が生態系で一番強いわけですからねぇ。
ですが意味ない殺処分となるとこれは話が違いますしね。
この研究は是非、成功させて、世界中から無意味なヒヨコ殺処分がなくなればいいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月20日の火曜日でございます。
6月も残り10日となりました。
梅雨明けまであと3週間ってとこでしょうか。
まぁ、そこから暑い夏が始まるわけで、涼しくなるまではまだまだありますけどね。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は久々の動物ネタでございます。
とても良い話で、なんでもオスのヒヨコの殺処分を防ぐ新たな技術が開発されたそうなんです。
卵の殻のニオイで性別判断をすることが出来るんだそうです。
ニワトリの卵は、わたくし院長も毎日毎日、お世話になっていて人間にとっては欠かせない食材となっています。
ですが、それを育てている養鶏場では、日々生まれたばかりのオスのヒヨコが生きたま殺処分されるという、恐ろしい現実があるのはご存知でしょうか。
そこで、もしも卵が孵る前にヒヨコの性別を鑑定することができれば、オスのヒヨコがこんな悲しい運命のたどらなくても済むかもしれないと…。
そこでカリフォルニア大学デービス校の研究チームが考案したのが、卵のニオイを嗅いでヒヨコの性別を判別する方法なんですね。
ふだん卵や鶏肉を食べている消費者としては認めたくないところですが、目をそむけたくなるような現実があります。
養鶏産業では、それはオスのヒヨコが生まれると、直ちに殺処分されてしまうということです。
オスのヒヨコにはあまり市場価値がありません。
成長しても卵を産まないわけですし、食肉にするにしてもメスに比べて成長が遅く餌代がかかるんだそうです。
ですからオスのヒヨコのその多くが巨大な高速粉砕機に入れられ、粉砕されているのが現状です。
こうした残酷なやり方には批判の声も多く、たとえばドイツは世界に先駆けて2022年からヒヨコの大量殺処分を禁止しています。
ですが現実に悲しい運命の下に生まれるオスをなくすには、まだ卵の段階から生まれてくるヒヨコの性別を鑑定できなければならないわけです。
今までも選別方法はあるにはあったんですが、これまでの判別法は完璧ではありませんでした。
今のところ、その方法は主に2つあります。
1つは、卵のカラに小さな穴を開け、卵液を採取して分析する方法です。
もう1つは、ハイパースペクトルカメラで卵のカラを透かして胚を観察する方法だそうです。
しかし、どちらも完璧ではなく、卵液を分析する機器はまだまだ高価だそうですし、ハイパースペクトルカメラでは卵内の胚がかなり成長してからでないと性別を鑑定できません。
そこでカリフォルニア大学デービス校の科学者は、もともとは卵をつかむための吸盤を改造し、これで卵のニオイを嗅ぎ分けて性別を調べる方法を考案しました。
もう少し詳しく解説すると、ニワトリの卵の中に胚が作られると、そのカラから性別に応じた「揮発性有機化合物(VOC)」が漂いだすそうなんです。
その成分を分析することで、中の胚がオスかメスか鑑定するという方法なんだそうです。
これまでの実験では、8日目の胚であっても、たった2分間ニオイを嗅ぐだけで、性別を8割以上正しく判定できたとのことです。
改良が進めば、サンプリング時間も正確さもどちらも大幅に改善されると期待されるそうなんです。
もし卵がオスのものだった場合、中身がヒヨコに成長する前に食用や肥料用の卵として出荷すればいいわけです。
これで、せっかく生まれたのにすぐに殺されるという残酷な運命を防ぐことができるわけです。
カリフォルニア大学デービス校のスピンオフ企業「Sensit Ventures社」は、現在このシステムの商業化に取り組んでいるとのことです。
この動物愛護の話になると、やはり人間が食すということに問題があるってトコにいっちゃうんですけど、そこはもう仕方ないことですよ。
人間が生態系で一番強いわけですからねぇ。
ですが意味ない殺処分となるとこれは話が違いますしね。
この研究は是非、成功させて、世界中から無意味なヒヨコ殺処分がなくなればいいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院