2023年05月29日 [からだのこと]
マイクロ脳
お疲れ様です。院長です。
5月29日の月曜日でございます。
5月も残り3日、月末ですな。
毎月、必ずやってくる月末。
やだやだ。
てことで今日もネタにいきますが、先週の金曜日に、プラスチックを分解する菌のお話しを書きましたが、今日もプラスチックのお話しー。
しかもかなり恐ろしい話でございますよ。
新たなマウスによる実験で、食品の包装などに使用される、ありふれたプラスチック粒子が、口に入れてからわずか2時間で脳に侵入することがわかったそうなんです。
2時間で脳。
脳ですぜ。
これは恐ろしい。
微粒子のマイクロ・ナノプラスチックはどこにでも入り込み、すでに私たちの血液や内臓組織からも見つかっているとは報告されています。
ですが、今回の研究では「血液脳関門」というバリアで守られているはずの脳にまで、わずか2時間で到達することが明らかにされたわけなんです。
血液脳関門は、毒素や有害物質が脳に到達しないようにするための、血管と組織のネットワークで、水、酸素、全身麻酔薬、二酸化炭素のみを脳に通過させる重要な細胞バリア-なんですね。
最新の研究は、マウスに身近なプラスチックを食べさせるとどうなるかを調べたものです。
使用されたのは「ポリスチレン」というプラスチックの微粒子です。
発泡スチロールの材料で、食品の容器からクッション材や断熱材にまで使われる、私たちにとっては非常に身近なプラスチックです。
ウィーン大学の研究チームは、このポリスチレンのマイクロ粒子・ナノ粒子をマウスの口から与え、その2〜4時間後に脳にプラスチックがあるかどうかを検査しました。
その結果、プラスチック粒子は、わずか数時間後にはマウスの脳に到達していることが確認されたそうなんです。
脳に流れ込む血液はまず「血液脳関門」を通過します。
ここは脳に異物が侵入することを防ぐバリアのようなものなので、有害物資や病原体のほとんどはここから先に行けない仕組みになっています。
ですが、小さなプラスチック粒子はいとも容易く突破してしまうようなんですね。
こうした脳に侵入したプラスチック粒子は、神経炎症や神経変性を引き起こすリスクを高める可能性があるという話しです。
ウィーン大学のルーカス・ケナー氏は、「脳内では、プラスチック粒子が炎症や神経障害、あるいはアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクを高める恐れがあります」と、プレスリリースで説明しています。
また脳だけでなく、腸にも同じようなバリアがあるんですが、プラスチック粒子はこれも通過できることがわかっています。
ただし、そうした粒子がバリアを突破するプロセスは、単純に大きさだけでなく、表面の化学的性質やそれに作用する細胞の種類など、さまざまな要因に左右される複雑なものであるそうなんですね。
小さなプラスチック粒子は、細胞を傷つけ、植物の成長を邪魔するなど悪影響が指摘されていますが、その全体像はまだはっきりしていないのが現状です。
今後もその影響を研究することが大切なのは当然ながら、その影響がはっきりするまで、できるだけ触れないようにする工夫が必要であるとのことです。
「マイクロプラスチック粒子やナノプラスチック粒子が、人間や環境に及ぼす潜在的な被害を最小限に抑えるためには、そうした粒子の影響について研究を進める間は、できるだけ触れることのないよう、その使用を制限することが大切です」と、ケナー氏は述べています。
とは言ってもねぇ。
今回のマウス実験では、マウスにわざわざプラスチックを食べさせていますが、我々の場合、食べたりはしませんしね。
つまり、気付かぬうちに体内に取り込んでるわけですよ。
また、分解されない性質ですから、例えば魚なんかが海中のマイクロプラスチックを摂取して、それを食べて人間の身体に入るとか…。
もうこうなったら防ぎようがないってのがホントのとこじゃないですかね。
触れないようにするって言うこと自体、普通の生活をしていれば絶対無理でしょうし研究の速度を早めて貰うしかない気がします。
あと、まぁ、仕方ないと諦めることですかね(笑)
人間が便利さと引き換えに招いたことですから、そのツケが回ってきてるわけですし…。
もうかなりの量のマイクロプラスチックが体内に入ってると仮定したなら、おそらくすぐに死んだりはしませんし、とっとと研究して下さいね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月29日の月曜日でございます。
5月も残り3日、月末ですな。
毎月、必ずやってくる月末。
やだやだ。
てことで今日もネタにいきますが、先週の金曜日に、プラスチックを分解する菌のお話しを書きましたが、今日もプラスチックのお話しー。
しかもかなり恐ろしい話でございますよ。
新たなマウスによる実験で、食品の包装などに使用される、ありふれたプラスチック粒子が、口に入れてからわずか2時間で脳に侵入することがわかったそうなんです。
2時間で脳。
脳ですぜ。
これは恐ろしい。
微粒子のマイクロ・ナノプラスチックはどこにでも入り込み、すでに私たちの血液や内臓組織からも見つかっているとは報告されています。
ですが、今回の研究では「血液脳関門」というバリアで守られているはずの脳にまで、わずか2時間で到達することが明らかにされたわけなんです。
血液脳関門は、毒素や有害物質が脳に到達しないようにするための、血管と組織のネットワークで、水、酸素、全身麻酔薬、二酸化炭素のみを脳に通過させる重要な細胞バリア-なんですね。
最新の研究は、マウスに身近なプラスチックを食べさせるとどうなるかを調べたものです。
使用されたのは「ポリスチレン」というプラスチックの微粒子です。
発泡スチロールの材料で、食品の容器からクッション材や断熱材にまで使われる、私たちにとっては非常に身近なプラスチックです。
ウィーン大学の研究チームは、このポリスチレンのマイクロ粒子・ナノ粒子をマウスの口から与え、その2〜4時間後に脳にプラスチックがあるかどうかを検査しました。
その結果、プラスチック粒子は、わずか数時間後にはマウスの脳に到達していることが確認されたそうなんです。
脳に流れ込む血液はまず「血液脳関門」を通過します。
ここは脳に異物が侵入することを防ぐバリアのようなものなので、有害物資や病原体のほとんどはここから先に行けない仕組みになっています。
ですが、小さなプラスチック粒子はいとも容易く突破してしまうようなんですね。
こうした脳に侵入したプラスチック粒子は、神経炎症や神経変性を引き起こすリスクを高める可能性があるという話しです。
ウィーン大学のルーカス・ケナー氏は、「脳内では、プラスチック粒子が炎症や神経障害、あるいはアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクを高める恐れがあります」と、プレスリリースで説明しています。
また脳だけでなく、腸にも同じようなバリアがあるんですが、プラスチック粒子はこれも通過できることがわかっています。
ただし、そうした粒子がバリアを突破するプロセスは、単純に大きさだけでなく、表面の化学的性質やそれに作用する細胞の種類など、さまざまな要因に左右される複雑なものであるそうなんですね。
小さなプラスチック粒子は、細胞を傷つけ、植物の成長を邪魔するなど悪影響が指摘されていますが、その全体像はまだはっきりしていないのが現状です。
今後もその影響を研究することが大切なのは当然ながら、その影響がはっきりするまで、できるだけ触れないようにする工夫が必要であるとのことです。
「マイクロプラスチック粒子やナノプラスチック粒子が、人間や環境に及ぼす潜在的な被害を最小限に抑えるためには、そうした粒子の影響について研究を進める間は、できるだけ触れることのないよう、その使用を制限することが大切です」と、ケナー氏は述べています。
とは言ってもねぇ。
今回のマウス実験では、マウスにわざわざプラスチックを食べさせていますが、我々の場合、食べたりはしませんしね。
つまり、気付かぬうちに体内に取り込んでるわけですよ。
また、分解されない性質ですから、例えば魚なんかが海中のマイクロプラスチックを摂取して、それを食べて人間の身体に入るとか…。
もうこうなったら防ぎようがないってのがホントのとこじゃないですかね。
触れないようにするって言うこと自体、普通の生活をしていれば絶対無理でしょうし研究の速度を早めて貰うしかない気がします。
あと、まぁ、仕方ないと諦めることですかね(笑)
人間が便利さと引き換えに招いたことですから、そのツケが回ってきてるわけですし…。
もうかなりの量のマイクロプラスチックが体内に入ってると仮定したなら、おそらくすぐに死んだりはしませんし、とっとと研究して下さいね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院