2023年05月18日 [からだのこと]
男女産み分け
お疲れ様です。院長です。
5月18日の木曜日でございます。
5月も後半、月末が迫ってきています。
5月も休み多かったからね〜。
今から不安しかないです(笑)
残りを全力で頑張ります。
てことで、きょうもネタにいきましょう。
今日のネタは男女産み分けについてのお話しです。
なんでも、不妊治療を受けるカップルは、80%の確率で子どもの性別を選べるようになる可能性があるらしいんです。
精子を選別する技術はこれまでにもいくつか試されてきましたが、重量で分類する新たな方法は、これまでの方法に比べてはるかに精度が高く、安全であると研究者らは報告しています。
米ワイルコーネル・メディスン教授のGianpiero Palermo氏らによるこの研究結果は、「PLOS ONE」に3月22日掲載されました。
今回の研究では、顕微授精(ICSI)と着床前診断を受ける1,317組のカップル(母親の平均年齢37.1±4歳、父親の平均年齢39.2±6歳)が対象とされました。
このうち、子どもの性別について希望のあった105組に対しては、多層の密度勾配による分離(サイズの異なる粒子を重量によって分離させる)を用いた精子選別により、性別を選んだ上でICSIを行ないました。
Palermo氏はこの手法について、「われわれは高密度媒質の中で精子を泳がせた。
これは、重量の軽い精子は浮上し、重い精子は下へ沈むという極めてシンプルな考え方に基づくものだ」と説明しています。
同氏によると、X染色体を有する精子は、Y染色体を有する精子よりもわずかに重いそうなんです。
着床前診断では、全カップルで受精卵(胚)の染色体異常の有無を調べました。
また、子どもの性別に希望のあった105組のカップルでは性別のスクリーニングも行ないました。
その結果、女児を希望した59組のカップルでは、検査した胚の79.1%が女性胚であったそうです。
一方、男児を希望した46組のカップルでは、胚の79.6%が男性胚であったと…。
精子を選別して生まれた子どもに、3歳の時点で発達遅延は認められていないそうです。
Palermo氏は、「精子はよく運動し、選別によって精子の形状が損なわれることはなかった。
これまでのところ生まれた子どもの健康に問題は認められておらず、非常に心強い」と述べています。
将来的には不妊治療の必要がないカップルも、この技術を利用できるようになる可能性があるそうです。
同氏によれば、すでに不妊治療を受けるカップルは、移植前に胚の性別を知っていることが多いという話しです。
今回の研究には関与していない、米コロンビア大学不妊治療センターのAlex Robles氏によると、これまでの性選別の技術には一貫性がなく、安全性に懸念があったという事らしいです。
同氏は、「今回の研究は、運動性のある精子とない精子の分離に用いられる密度勾配の技術をさらに一歩進め、精子がX染色体とY染色体のどちらを有するかによって区別できるようにしたものだ」と説明しています。
同じく本研究には関与していない、米ニューヨーク大学グロスマン医学部の生命倫理学者であるArthur Caplan氏は、「男女の産み分けについては倫理的な配慮が必要だ」と指摘しています。
同氏は、「家族構成のバランスや、血友病などの性別に関連する遺伝性疾患の回避など、産み分けの正当な理由として認められるものもある。
しかし、男女の産み分けは、ともすると危険な方向へ進みかねない。
技術の進歩に伴い、身長や目の色、性的嗜好などの特性までもが選択肢として提供されるようになるかもしれない。
また、社会の不均衡や男女比の変化が現実的な問題となる可能性もある」と警告しています。
確かに倫理観の違いから、反対意見は出るでしょうねぇ…。
そして、この最後の学者のいうように、この技術が進歩し続ければ、色々問題が出てくるでしょう。
それと、男女比のバランスが大きく崩れるかもしれませんしね。
わたくし院長的には、反対派って感じですが…。
近い将来、性別を指定して子供を作る事が当たり前になってるかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月18日の木曜日でございます。
5月も後半、月末が迫ってきています。
5月も休み多かったからね〜。
今から不安しかないです(笑)
残りを全力で頑張ります。
てことで、きょうもネタにいきましょう。
今日のネタは男女産み分けについてのお話しです。
なんでも、不妊治療を受けるカップルは、80%の確率で子どもの性別を選べるようになる可能性があるらしいんです。
精子を選別する技術はこれまでにもいくつか試されてきましたが、重量で分類する新たな方法は、これまでの方法に比べてはるかに精度が高く、安全であると研究者らは報告しています。
米ワイルコーネル・メディスン教授のGianpiero Palermo氏らによるこの研究結果は、「PLOS ONE」に3月22日掲載されました。
今回の研究では、顕微授精(ICSI)と着床前診断を受ける1,317組のカップル(母親の平均年齢37.1±4歳、父親の平均年齢39.2±6歳)が対象とされました。
このうち、子どもの性別について希望のあった105組に対しては、多層の密度勾配による分離(サイズの異なる粒子を重量によって分離させる)を用いた精子選別により、性別を選んだ上でICSIを行ないました。
Palermo氏はこの手法について、「われわれは高密度媒質の中で精子を泳がせた。
これは、重量の軽い精子は浮上し、重い精子は下へ沈むという極めてシンプルな考え方に基づくものだ」と説明しています。
同氏によると、X染色体を有する精子は、Y染色体を有する精子よりもわずかに重いそうなんです。
着床前診断では、全カップルで受精卵(胚)の染色体異常の有無を調べました。
また、子どもの性別に希望のあった105組のカップルでは性別のスクリーニングも行ないました。
その結果、女児を希望した59組のカップルでは、検査した胚の79.1%が女性胚であったそうです。
一方、男児を希望した46組のカップルでは、胚の79.6%が男性胚であったと…。
精子を選別して生まれた子どもに、3歳の時点で発達遅延は認められていないそうです。
Palermo氏は、「精子はよく運動し、選別によって精子の形状が損なわれることはなかった。
これまでのところ生まれた子どもの健康に問題は認められておらず、非常に心強い」と述べています。
将来的には不妊治療の必要がないカップルも、この技術を利用できるようになる可能性があるそうです。
同氏によれば、すでに不妊治療を受けるカップルは、移植前に胚の性別を知っていることが多いという話しです。
今回の研究には関与していない、米コロンビア大学不妊治療センターのAlex Robles氏によると、これまでの性選別の技術には一貫性がなく、安全性に懸念があったという事らしいです。
同氏は、「今回の研究は、運動性のある精子とない精子の分離に用いられる密度勾配の技術をさらに一歩進め、精子がX染色体とY染色体のどちらを有するかによって区別できるようにしたものだ」と説明しています。
同じく本研究には関与していない、米ニューヨーク大学グロスマン医学部の生命倫理学者であるArthur Caplan氏は、「男女の産み分けについては倫理的な配慮が必要だ」と指摘しています。
同氏は、「家族構成のバランスや、血友病などの性別に関連する遺伝性疾患の回避など、産み分けの正当な理由として認められるものもある。
しかし、男女の産み分けは、ともすると危険な方向へ進みかねない。
技術の進歩に伴い、身長や目の色、性的嗜好などの特性までもが選択肢として提供されるようになるかもしれない。
また、社会の不均衡や男女比の変化が現実的な問題となる可能性もある」と警告しています。
確かに倫理観の違いから、反対意見は出るでしょうねぇ…。
そして、この最後の学者のいうように、この技術が進歩し続ければ、色々問題が出てくるでしょう。
それと、男女比のバランスが大きく崩れるかもしれませんしね。
わたくし院長的には、反対派って感じですが…。
近い将来、性別を指定して子供を作る事が当たり前になってるかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院