2023年04月18日 [色々なこと]
プラスチック岩
お疲れ様です。院長です。
4月18日の火曜日でございます。
4月も後半戦に入り、スッカリ春でございます。
今年は桜の開花が早かった分、暑くなるのも早そうですが、今のところギリもってる感じですな。
来週末からゴールデンウイークも始まりますし、ボチボチ浮かれ気分の方も多いかと思います。
ま、こういう大型連休があれば、それまでに片づけなきゃいけないことがあったりで、今はメチャクチャ忙しいって人もいるかな。
当院はカレンダー通りで、しかもわたくし院長、何の予定もないと…(笑)
のんびり過ごします。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタは環境問題に注目してみたいと思います。
なんでもブラジル領の離島で、プラスチックの岩が発見されたんだとか…。
海のプラスチックごみ汚染は新たな地質に影響してるようです。
ブラジル領の離島、トリンダデ島で、「プラスチック岩」が発見されました。
この岩は、海から流れ着いたプラスチックゴミが岩石と混ざり合って形成された、いわば新種の岩だと言えるそうです。
それは海のプラスチック汚染がいかに広まっているかを示すどころか、何が本当の自然なのかわからなくさせるような現象であると専門家はみています。
地質学者によると、岩の自然な形成プロセスに、人工的なプラスチックがくわわったプラスチック岩の登場は、現代が「人新世という新しい地質学的時代」にある証拠だといっております。
ブラジルの東沖、大西洋に浮かぶマルティン・ヴァス諸島の西方には、絶海の孤島「トリンダーデ島」があります。
船で3〜4日もかかる地球上で最も孤立した場所だともいわれています。
2019年、現パラナ連邦大学の地質学者フェルナンダ・アヴェラール・サントス氏は、地質学的なリスクを研究するために、この島を訪れ、意外なものを目にして驚くことになりました。
絶滅危惧種アオウミガメの世界最大の繁殖地である「タートルビーチ」近くで、青緑色に輝くふしぎな岩を発見したんです。
気になった彼女は、それを持ち帰って調べてみることにしました。
すると、その奇妙な代物は、地球が何十億年もかけて形成してきた岩石にプラスチックが加わった新しい地層であることが判明したそうなんです。
海を汚染する私たちが生きている現在は、地質学的に「人新世(Anthropocene)」という新しい時代にあるという説があります。
人新世は、人類が地球の地質や生態系に大きな影響を与えたことでできた地質学時代のことです。
まだ正式な地質時代ではありませんが、2000年にノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェン氏が提唱したもので、その始まりは諸説ありますが、第二次世界大戦後の20世紀半ばが有力と言われています。
サントス氏によれば、こうしたプラスチックの岩は、その仮説が正しいことの裏付けであると…。
というのも、これはまさに人類が地質学的プロセスに影響しているという証拠であり、地質学的記録として遠い将来まで残るだろうからです。
なお他にも人間の活動の影響で作られた鉱物が存在します。
その後の研究で、2014年以降、ハワイ、イギリス、イタリア、日本など、世界各地で同じような岩のようなプラスチックが報告されていることが判明しました。
最新の研究によれば、そうした人為的な影響で作られたプラスチック岩には、いくつか種類があるという話しです。
たとえば、 堆積岩のような「プラスチグロメレート」、砕屑岩のような「パイロプラスチック」、溶岩でできた火成岩のような「プラスチストーン」といったものだそうです。
こうした岩石を作り出すプラスチック汚染は、岩石や堆積物が形成されるプロセスの概念すら変えようとしているとのことで、サントス氏に言わせれば、「人間の介入により、今や何が本当の自然なのかわからなくなるほど浸透している」そうなんですねぇ。
ちなみにプラスチック汚染最大の元凶は洗濯によって出る化学繊維の糸くずであることが判明しているそうなんですが、トリンダーデ島で見つかったプラスチック岩の主成分は、「漁網の切れ端」だったそうです。
それだけでなく、世界一孤立してるはずの島には、海流に乗って世界中からペットボトルや家庭ごみなどのプラスチックが流れついています。
もっとも手付かずの自然が残る島ですら、「海を汚染するゴミの影響を受けやすいということは、この問題がいかに世界に浸透しているか示している」とのこと。
サントス氏は、こうした岩が浸食されることでマイクロプラスチックが流れ出し、島の食物連鎖をさらに汚染するのではないかと懸念しています。
まぁ、こう聞くともう手遅れとしか思えませんな(笑)
笑いごとではないですが、どうにかなるとも思えませんしねぇ…。
今の世界情勢を見ていると、とてもじゃないですが、世界中が一致団結して自然を取り戻す。なんてことにはならない気しかしませんしねぇ。
わたくし院長も含め、みなが他人事ろ思ってるうちは、ダメですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月18日の火曜日でございます。
4月も後半戦に入り、スッカリ春でございます。
今年は桜の開花が早かった分、暑くなるのも早そうですが、今のところギリもってる感じですな。
来週末からゴールデンウイークも始まりますし、ボチボチ浮かれ気分の方も多いかと思います。
ま、こういう大型連休があれば、それまでに片づけなきゃいけないことがあったりで、今はメチャクチャ忙しいって人もいるかな。
当院はカレンダー通りで、しかもわたくし院長、何の予定もないと…(笑)
のんびり過ごします。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタは環境問題に注目してみたいと思います。
なんでもブラジル領の離島で、プラスチックの岩が発見されたんだとか…。
海のプラスチックごみ汚染は新たな地質に影響してるようです。
ブラジル領の離島、トリンダデ島で、「プラスチック岩」が発見されました。
この岩は、海から流れ着いたプラスチックゴミが岩石と混ざり合って形成された、いわば新種の岩だと言えるそうです。
それは海のプラスチック汚染がいかに広まっているかを示すどころか、何が本当の自然なのかわからなくさせるような現象であると専門家はみています。
地質学者によると、岩の自然な形成プロセスに、人工的なプラスチックがくわわったプラスチック岩の登場は、現代が「人新世という新しい地質学的時代」にある証拠だといっております。
ブラジルの東沖、大西洋に浮かぶマルティン・ヴァス諸島の西方には、絶海の孤島「トリンダーデ島」があります。
船で3〜4日もかかる地球上で最も孤立した場所だともいわれています。
2019年、現パラナ連邦大学の地質学者フェルナンダ・アヴェラール・サントス氏は、地質学的なリスクを研究するために、この島を訪れ、意外なものを目にして驚くことになりました。
絶滅危惧種アオウミガメの世界最大の繁殖地である「タートルビーチ」近くで、青緑色に輝くふしぎな岩を発見したんです。
気になった彼女は、それを持ち帰って調べてみることにしました。
すると、その奇妙な代物は、地球が何十億年もかけて形成してきた岩石にプラスチックが加わった新しい地層であることが判明したそうなんです。
海を汚染する私たちが生きている現在は、地質学的に「人新世(Anthropocene)」という新しい時代にあるという説があります。
人新世は、人類が地球の地質や生態系に大きな影響を与えたことでできた地質学時代のことです。
まだ正式な地質時代ではありませんが、2000年にノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェン氏が提唱したもので、その始まりは諸説ありますが、第二次世界大戦後の20世紀半ばが有力と言われています。
サントス氏によれば、こうしたプラスチックの岩は、その仮説が正しいことの裏付けであると…。
というのも、これはまさに人類が地質学的プロセスに影響しているという証拠であり、地質学的記録として遠い将来まで残るだろうからです。
なお他にも人間の活動の影響で作られた鉱物が存在します。
その後の研究で、2014年以降、ハワイ、イギリス、イタリア、日本など、世界各地で同じような岩のようなプラスチックが報告されていることが判明しました。
最新の研究によれば、そうした人為的な影響で作られたプラスチック岩には、いくつか種類があるという話しです。
たとえば、 堆積岩のような「プラスチグロメレート」、砕屑岩のような「パイロプラスチック」、溶岩でできた火成岩のような「プラスチストーン」といったものだそうです。
こうした岩石を作り出すプラスチック汚染は、岩石や堆積物が形成されるプロセスの概念すら変えようとしているとのことで、サントス氏に言わせれば、「人間の介入により、今や何が本当の自然なのかわからなくなるほど浸透している」そうなんですねぇ。
ちなみにプラスチック汚染最大の元凶は洗濯によって出る化学繊維の糸くずであることが判明しているそうなんですが、トリンダーデ島で見つかったプラスチック岩の主成分は、「漁網の切れ端」だったそうです。
それだけでなく、世界一孤立してるはずの島には、海流に乗って世界中からペットボトルや家庭ごみなどのプラスチックが流れついています。
もっとも手付かずの自然が残る島ですら、「海を汚染するゴミの影響を受けやすいということは、この問題がいかに世界に浸透しているか示している」とのこと。
サントス氏は、こうした岩が浸食されることでマイクロプラスチックが流れ出し、島の食物連鎖をさらに汚染するのではないかと懸念しています。
まぁ、こう聞くともう手遅れとしか思えませんな(笑)
笑いごとではないですが、どうにかなるとも思えませんしねぇ…。
今の世界情勢を見ていると、とてもじゃないですが、世界中が一致団結して自然を取り戻す。なんてことにはならない気しかしませんしねぇ。
わたくし院長も含め、みなが他人事ろ思ってるうちは、ダメですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院