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2023年04月13日 [動物のこと]

繁殖変化

お疲れ様です。院長です。

4月13日の木曜日でございます。

もう入学式も一通り終わりましたかね。

新入生諸君、まだ慣れないでしょうけどこれから何年間かの短い間ですから、精一杯楽しんで色んなことを学んで下さい。

学ぼうなんて考えなくても、今いる環境で、日々過ごしている事すべてが学びですからね。

学生時代なんてそんなもんです。

まぁ、我々のような年齢になっちゃうと、何も考えず過ごしちゃったら、昨日と同じ今日だったり、去年と同じ今年だったりしちゃいますけどね(笑)

知らない事に触れるだけで学びですからね。

まぁ、年とると知らない事がなくなるかってえと、決してそう言うわけではないんですが、色んなことにフタをしちゃうんでしょうね。

特に苦手分野の新しい事とか、もう見ようともしません(笑)

出来ることに限りが出てきますから、そこはやはり選別しないといけないって部分もあるんですよね。

ですから、おっさん、おばはんは一つでも何かに‭興味を持ち、それに没頭するって方向が良いんではないかと思います。

何もしないと、昨日と同じ来年がきちゃいますよ。

ってことで、今日もネタにいきましょう。

今日は久々の動物ネタでございます。

なんでも、繁殖のために飼育された鳥は、羽根の形が変化してしまい、野生での生存率が激減することが判明したんだそうです。

これもまぁ、分かりますけど羽の形が変形するとはこれはちょっと興味深いですな。

絶滅が危惧されている動物を守るため、世界各地で人間の手で繁殖させ、自然に返すという試みがなされていますが、ある問題が生じることがあるようなんです。

新しい研究によりますと、繁殖プログラムで飼育されている鳥は、在来種とは違う羽の形に変化し、そのせいで、うまく空を飛ぶことができなくなっているという事らしいです。

渡り鳥が長距離を飛ぶことができなければ、生き延びるのもむずかしい。

鳥の保全を行う関係者は、飼育方法を見直す必要に迫られるかもしれないとのことです。

なるほどねぇ。

自然の中で進化したものは、やはり飼育ではどうにもならないのかもしれません。

今回、オーストラリア国立大学の保全生物学者デヤン・ストヤノビッチ博士は、オウム、オカメインコ、フィンチといったオーストラリアに生息する16種の鳥の翼を調べています。

その結果、飼育されていた4種の「主翼羽」の形が変わっていることが明らかになったそうなんです。

主翼羽とは、鳥の翼や尾にある硬くて長い羽のことで、推進力を生み出す役割があるため、空を飛ぶに欠かせないものです。

そのため、軽い変化であっても大問題であるようなんですな。

たとえば、「アカハラワカバインコ」の場合、主翼羽に変化がある個体は、野生と同じ形状の個体に比べて、渡りの生存率が2.7分の1でしかないことがわかっているそうです。

オーストラリア南部の固有種アカハラワカバインコは、インコとしては珍しく、タスマニア島とオーストラリア本土の南海岸の間を渡る習性があります。

体長は約20cmほどで、オスとメスで見た目が異なる「雌雄異体」です。

繁殖期になると、約240km離れたタスマニア島に渡り繁殖を行い、それが終わると、再びオーストラリア南岸に戻ってきます。

絶滅の危機に瀕しており、2018年時点で野生の個体は20羽以下まで減少してしまったため、調査された個体は良好な環境の中、複数の仲間と一緒に飼育されていました。

それなのに、自然にかえした後の生存率が悪かったと…。

渡りの習性があるとはいえ、まだ経験の浅いアカハラワカバインコは、一番最初の渡りで80%が命を落としてしまうそうなんです。

ですから1羽1羽がとても貴重なのだとストヤノビッチ博士は語っています。

こうした結果だからといって、繁殖プログラムをやめろということではありません。

問題があるなら、それを解決する方法を探ればいいと…。

この研究は、飼育下で繁殖された動物が自然にかえった後で生き残れるかどうかは、数ではなく質に左右されることを浮き彫りにしたわけですね。

まぁ、この問題は何らかの解決法はあるんじゃないですかね。

ですが、羽の形が変わるなんて、動物の進化速度にはホント驚かされますね。

人間なんて、どんだけ進化してないんでしょうねぇ…。

もはや運動能力的には退化してるかもしれませんしね。

色んなことが便利になった分、生き物としての強度は、確実に弱まっていってる気はしますね。

ではまた〜。











京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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