2023年03月05日 [からだのこと]
(314)サンデーイルネス(仮)毛髪奇形について
お疲れ様です。院長です。
3月5日のサンデーイルネスでございます。
3月最初のイルネス辞典ってことで、ついに3月に入りました。
まぁ、何がついにかは分かりませんが、3月って響きが、春が近いぞって感じがしてちょっとテンション上がりますよね。
まぁ、まだ全然寒いんですが、ここらへんから、徐々に暖かくなっていきますし、まぁ、寒さもピークは超えたでしょう。
3月は卒業シーズンでもありますしね。
4月から新社会人になる人達、これからが本当の人生だよ(笑)
そして今までと違い、やたら長いからね。
これからの人生は…。
一昔前と違って、今じゃ終身雇用なんて考えもなくなりつつありますし、仕事ひとつとっても、自分に合ったものを探すのって大変だとは思いますけど、やりがいってやはり大事だと思いますから、どんな小さなことでも、やりがいを見つけて下さい。
難しいけどね。
ま、先は長いんですから、焦らず自分の歩幅で歩いて行ったらいいんじゃないの。
走ったら、途中で息切れするからね。
てことで、新社会人にエールを送りつつ、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「毛髪奇形(ネザートン症候群/捻転毛/連珠毛)」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、正常な毛は円柱の形をしています。
この髪の毛の形が、でこぼこになったり、ねじれたり、割れたりなどの形の異常を示すのが毛髪奇形です。
では原因は何かと言うと、毛の形が異常になるのには、先天的な原因と後天的な原因とがあります。
先天的なものは毛をつくるために必要な物質の遺伝子異常で発症します。
後天的なものは、毛に対する機械的な刺激が原因になって発症します。
この病気では頭の毛は重積裂毛(ちょうせきれつもう)になります。
重積裂毛では毛に竹の節のような結節をつくり、折れやすくなっています。
結節の部分で毛の遠位端が近位端に刺さり込んだようになっています。
重積裂毛は竹状毛(ちくじょうもう)とも呼ばれています。
毛は折れやすいので、短くまばらになっています。
ネザートン症候群では、重積裂毛以外に先天性魚鱗癬様紅皮症(せんてんせいぎょりんせんようこうひしょう)あるいは限局性線状魚鱗癬(げんきょくせいせんじょうぎょりんせん)とアトピー性皮膚炎の症状を伴います。
ネザートン症候群は常染色体劣性遺伝(じょうせんしょくたいれっせいいでん)の先天的疾患です。
捻転毛(ねんてんもう)
毛が扁平になり、ねじれた形になります。
毛がもろいために折れやすく、短くなります。
捻転毛には先天的な原因と後天的な原因とがあります。
全身性強皮症(ぜんしんせいきょうひしょう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、感染症などがあると毛包(もうほう)に変化が生じて捻転毛になる場合があります。
連珠毛(れんじゅもう)
毛が一定の間隔で周期的に細くなり、毛髪は玉をつなぎ並べたような形になっています。
また、毛は折れやすくなっています。連珠毛は常染色体優性遺伝(じょうせんしょくたいゆうせいいでん)の先天的疾患です。
小児期〜10代で初めて症状が出てきます。
毛の形の異常は、毛を顕微鏡で観察するとよくわかります。
毛の形の異常とそれに伴う身体症状、遺伝形式などから診断できます。
遺伝性の毛髪奇形では遺伝子の異常が明らかになってきたので、これからは遺伝子診断が行われるようになると考えられます。
では治療の方法ですが、頭の毛の形の先天的な異常に対する治療法はありません。
毛がもろくなっているので、機械的な刺激で毛を折らないように注意します。
毛の形の異常には多くの種類があります。
皮膚科専門医による正しい診断が必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月5日のサンデーイルネスでございます。
3月最初のイルネス辞典ってことで、ついに3月に入りました。
まぁ、何がついにかは分かりませんが、3月って響きが、春が近いぞって感じがしてちょっとテンション上がりますよね。
まぁ、まだ全然寒いんですが、ここらへんから、徐々に暖かくなっていきますし、まぁ、寒さもピークは超えたでしょう。
3月は卒業シーズンでもありますしね。
4月から新社会人になる人達、これからが本当の人生だよ(笑)
そして今までと違い、やたら長いからね。
これからの人生は…。
一昔前と違って、今じゃ終身雇用なんて考えもなくなりつつありますし、仕事ひとつとっても、自分に合ったものを探すのって大変だとは思いますけど、やりがいってやはり大事だと思いますから、どんな小さなことでも、やりがいを見つけて下さい。
難しいけどね。
ま、先は長いんですから、焦らず自分の歩幅で歩いて行ったらいいんじゃないの。
走ったら、途中で息切れするからね。
てことで、新社会人にエールを送りつつ、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「毛髪奇形(ネザートン症候群/捻転毛/連珠毛)」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、正常な毛は円柱の形をしています。
この髪の毛の形が、でこぼこになったり、ねじれたり、割れたりなどの形の異常を示すのが毛髪奇形です。
では原因は何かと言うと、毛の形が異常になるのには、先天的な原因と後天的な原因とがあります。
先天的なものは毛をつくるために必要な物質の遺伝子異常で発症します。
後天的なものは、毛に対する機械的な刺激が原因になって発症します。
この病気では頭の毛は重積裂毛(ちょうせきれつもう)になります。
重積裂毛では毛に竹の節のような結節をつくり、折れやすくなっています。
結節の部分で毛の遠位端が近位端に刺さり込んだようになっています。
重積裂毛は竹状毛(ちくじょうもう)とも呼ばれています。
毛は折れやすいので、短くまばらになっています。
ネザートン症候群では、重積裂毛以外に先天性魚鱗癬様紅皮症(せんてんせいぎょりんせんようこうひしょう)あるいは限局性線状魚鱗癬(げんきょくせいせんじょうぎょりんせん)とアトピー性皮膚炎の症状を伴います。
ネザートン症候群は常染色体劣性遺伝(じょうせんしょくたいれっせいいでん)の先天的疾患です。
捻転毛(ねんてんもう)
毛が扁平になり、ねじれた形になります。
毛がもろいために折れやすく、短くなります。
捻転毛には先天的な原因と後天的な原因とがあります。
全身性強皮症(ぜんしんせいきょうひしょう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、感染症などがあると毛包(もうほう)に変化が生じて捻転毛になる場合があります。
連珠毛(れんじゅもう)
毛が一定の間隔で周期的に細くなり、毛髪は玉をつなぎ並べたような形になっています。
また、毛は折れやすくなっています。連珠毛は常染色体優性遺伝(じょうせんしょくたいゆうせいいでん)の先天的疾患です。
小児期〜10代で初めて症状が出てきます。
毛の形の異常は、毛を顕微鏡で観察するとよくわかります。
毛の形の異常とそれに伴う身体症状、遺伝形式などから診断できます。
遺伝性の毛髪奇形では遺伝子の異常が明らかになってきたので、これからは遺伝子診断が行われるようになると考えられます。
では治療の方法ですが、頭の毛の形の先天的な異常に対する治療法はありません。
毛がもろくなっているので、機械的な刺激で毛を折らないように注意します。
毛の形の異常には多くの種類があります。
皮膚科専門医による正しい診断が必要です。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院