2023年02月26日 [からだのこと]
(313)サンデーイルネス(仮)メッケル憩室について
お疲れ様です。院長です。
2月26日のサンデーイルネスでございます。
ついに2月もあと2日で終わりです。
そして2月最後のサンデーイルネスでございます。
さぁ、もうすぐ3月ってことで、まだ暖かいとは言い難いですが、今年は異常な寒波に見舞われましたから、あの経験があれば今の寒さはまだマシと思えますな。
今年の冬は異常に寒かった気がしますよね〜。
これは歳のせいだけじゃないはずです。
だいぶ寒さはやわらいではきましたが、実際に暖かくなるまでは、あと1ヶ月位はかかりますかねぇ…。
最近は4月の頭でも寒いですしね。
桜が咲く頃とかまだまだ全然寒いもんね。
そして4月の終わりころから少しずつ暖かくなり、そこから急に暑くなります(笑)
もう、夏?
って位、春が短くなってきていますが、今年はどんな春になるでしょうね。
コロナも何となく落ち着いたでしょうか。
5月の連休明けには、コロナの感染症分類を引き下げるってな話しも聞こえてきてますし、このまま消えてくれたらいいんですけどねぇ…。
ま、消えることはないにしても、季節性の流行疾患程度になってくれればいいんですけどね。
また急に増えだすとか本当にやめて欲しいですなぁ…。
てことで、今日も本題にはいっていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「メッケル憩室」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、メッケル憩室は最も頻度の高い腸管の奇形であり、発生頻度は無症状例を含めると1〜2%といわれ、男児が女児の2倍多い傾向があります。
その位置は回盲(かいもう)(小腸から大腸への移行部)末端から40〜60pまでの口側にあることが多いとされています。
この憩室の中に小腸の組織だけでなく、胃粘膜や膵臓の組織が入っていることがあります。
メッケル憩室はそれ自体では無症状ですが、潰瘍(かいよう)、炎症(えんしょう)、穿孔(せんこう)、腸重積(ちょうじゅうせき)などを伴うと後述のような症状が出現します。
では原因は何かと言う事ですが、胎生5〜7週の間に吸収され、なくなってしまうはずの管が腸管側に残ってしまうことが原因です。
しかしその理由に関しては不明です。
てことは、原因不明ってことですな。
症状の現れ方としては、憩室の中に入り込んでいる胃粘膜の酸分泌により、消化性潰瘍を生じ、消化管出血を来します。
そのためタール便(黒い便)や新鮮血便、貧血になります。
出血は幼児期に多く、前ぶれなく突然大量の下血をみることがあります。
また腸重積や腸閉塞(ちょうへいそく)(イレウス)などを起こし、腹痛、嘔吐、腹部膨満、ショックなどを来すことがあります。
憩室炎という炎症を起こし、腹痛や発熱などを来し、虫垂炎との区別が問題になることもあります。
検査と診断としては、放射性元素テクネシウムによるシンチグラフィを行います。
テクネシウムは通常胃粘膜のみに集まるので、胃とは別の部位に集積があれば診断が確定します。
その他造影CT検査、小腸内視鏡検査、内視鏡的逆行性(ぎゃっこうせい)回腸造影などでも診断できるようです。
では治療の方法ですが、手術時に偶然見つかった症状の無いメッケル憩室に関しては、切除すべきか否かは決まった方針がないようです。
症状を伴うメッケル憩室に関しては、全身症状をよくしたうえで、手術により憩室を切除または腸管切除を行います。
5歳以上の繰り返す腸重積、タール便や血便、虫垂炎に似た症状などからメッケル憩室を疑った場合には、小児科または小児外科で積極的にシンチグラフィを行います。
診断が確定すれば、小児外科を受診することになります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月26日のサンデーイルネスでございます。
ついに2月もあと2日で終わりです。
そして2月最後のサンデーイルネスでございます。
さぁ、もうすぐ3月ってことで、まだ暖かいとは言い難いですが、今年は異常な寒波に見舞われましたから、あの経験があれば今の寒さはまだマシと思えますな。
今年の冬は異常に寒かった気がしますよね〜。
これは歳のせいだけじゃないはずです。
だいぶ寒さはやわらいではきましたが、実際に暖かくなるまでは、あと1ヶ月位はかかりますかねぇ…。
最近は4月の頭でも寒いですしね。
桜が咲く頃とかまだまだ全然寒いもんね。
そして4月の終わりころから少しずつ暖かくなり、そこから急に暑くなります(笑)
もう、夏?
って位、春が短くなってきていますが、今年はどんな春になるでしょうね。
コロナも何となく落ち着いたでしょうか。
5月の連休明けには、コロナの感染症分類を引き下げるってな話しも聞こえてきてますし、このまま消えてくれたらいいんですけどねぇ…。
ま、消えることはないにしても、季節性の流行疾患程度になってくれればいいんですけどね。
また急に増えだすとか本当にやめて欲しいですなぁ…。
てことで、今日も本題にはいっていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「メッケル憩室」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、メッケル憩室は最も頻度の高い腸管の奇形であり、発生頻度は無症状例を含めると1〜2%といわれ、男児が女児の2倍多い傾向があります。
その位置は回盲(かいもう)(小腸から大腸への移行部)末端から40〜60pまでの口側にあることが多いとされています。
この憩室の中に小腸の組織だけでなく、胃粘膜や膵臓の組織が入っていることがあります。
メッケル憩室はそれ自体では無症状ですが、潰瘍(かいよう)、炎症(えんしょう)、穿孔(せんこう)、腸重積(ちょうじゅうせき)などを伴うと後述のような症状が出現します。
では原因は何かと言う事ですが、胎生5〜7週の間に吸収され、なくなってしまうはずの管が腸管側に残ってしまうことが原因です。
しかしその理由に関しては不明です。
てことは、原因不明ってことですな。
症状の現れ方としては、憩室の中に入り込んでいる胃粘膜の酸分泌により、消化性潰瘍を生じ、消化管出血を来します。
そのためタール便(黒い便)や新鮮血便、貧血になります。
出血は幼児期に多く、前ぶれなく突然大量の下血をみることがあります。
また腸重積や腸閉塞(ちょうへいそく)(イレウス)などを起こし、腹痛、嘔吐、腹部膨満、ショックなどを来すことがあります。
憩室炎という炎症を起こし、腹痛や発熱などを来し、虫垂炎との区別が問題になることもあります。
検査と診断としては、放射性元素テクネシウムによるシンチグラフィを行います。
テクネシウムは通常胃粘膜のみに集まるので、胃とは別の部位に集積があれば診断が確定します。
その他造影CT検査、小腸内視鏡検査、内視鏡的逆行性(ぎゃっこうせい)回腸造影などでも診断できるようです。
では治療の方法ですが、手術時に偶然見つかった症状の無いメッケル憩室に関しては、切除すべきか否かは決まった方針がないようです。
症状を伴うメッケル憩室に関しては、全身症状をよくしたうえで、手術により憩室を切除または腸管切除を行います。
5歳以上の繰り返す腸重積、タール便や血便、虫垂炎に似た症状などからメッケル憩室を疑った場合には、小児科または小児外科で積極的にシンチグラフィを行います。
診断が確定すれば、小児外科を受診することになります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院