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2023年02月24日 [からだのこと]

臓器売買?

お疲れ様です。院長です。

2月24日の金曜日でございます。

昨日は天皇誕生日ってことで、お休みの方も多かったと思いますが、今日は休み明け、頑張っていきましょう〜。

今日頑張れば、明日は休みって人も多いでしょうしね。

そして2月ももう気付けば終盤戦じゃないですか。

早いもんだわ。

2月が終わると、もう今年も2/12、つまり6/1終わったって事ですからね。

なんやかんやですぐ暑くなりますな。

てことで、冬の終わりを感じさせる季節、春待ち遠しい日々ですな。

では今日もネタにいきましょう。

今日はアメリカのちょっと変わったお話しでございます。

なんでも、アメリカのマサチューセッツ州で、自分の臓器や骨髄を提供した受刑者は、刑期を最大1年短縮してもらえる法案が提出されたそうなんです。

現在アメリカのほとんどの州では、一部の例外をのぞき、受刑者は自分の臓器を提供することはできません。

この法案が可決されれば、臓器と自由を交換できる初の制度となるわけで、最大1年とはいえ、受刑者は臓器で時間を買えるようになるわけなんです。

当然のことながらこの法案に関しては倫理的な観点においても物議をかもしています。

最大1年ってことは、懲役1年とかの刑なら、そのままスルーって事もあり得ますしね。

1年でも行きたくないでしょ。

普通…。

マサチューセッツ州議会に提出された法案「HD 3822」は、刑務所に服役する受刑者が、自分の骨髄や臓器を提供すれば、それと引き換えに刑期を60〜365日短くしてもらえるというものです。

大胆な法案で、さすがアメリカと思わされますが、この法案が可決される見込みは低いそうなんです。

それどころか、国の法律に違反している可能性すらあるという話しです。

というのもアメリカの連邦法は、「価値ある対価」と引き換えに人間の移植用臓器を与えることも、もらうことも禁止しているからなんですね。

そして今回の法案の場合、刑期の短縮が「価値ある対価」とみなされる可能性が高いんだと…。

この法案の提出に際して、州の矯正当局に問い合わせは一切なかったとのことです。

このような臓器提供法案には、倫理的に検討すべき点がいくつもあるでしょう。

例えば、受刑者が刑期の短縮を提案されたとき、はたして冷静に物事を考えられるだろうか?

また受刑者はHIV・肝炎・結核といった病気にかかっている割合が高いという問題もあります。

そうした臓器は移植用としては不適切で、思わぬ健康被害を引き起こす恐れがあります。

そもそも刑罰の主な目的の1つは「更生」であることも忘れてはなりませんからね。

服役期間は、裁判とその後の更生具合によって決められます。

社会にとっても受刑者にとっても大事な服役期間を金や臓器で買えるというのは、司法制度の基本理念に反していますわなぁ…。

この法案を提出したカルロス・ゴンサレス州議員とジュディス・A・ガルシア州議員は、アメリカをはじめ移植用の臓器不足は深刻であり、法案はこれに対応するためのものと、その意義を説明しています。

ちなみに昨年、テキサス州の死刑囚が、弁護士を通じて、腎臓を1つを提供する代わりに死刑執行の延期を要請しました。

この訴えは、刑事司法局により拒否され、死刑執行は予定通り行われることとなったそうです。

なお日本でも刑罰の目的が「犯罪の予防」と「犯罪者の更生」であることは、アメリカと変わりません。

もしも同じような法案が日本でも提案されたとしたら、みなさんは賛成でしょうか反対でしょうか…?

わたくし院長、まぁ、それで助かる命があるなら、アリっちゃアリかなぁとも思いますけどね。

ただ、これ臓器移植を受ける側が、ちょっと嫌じゃないのかね。

まぁ、受刑者っつっても、いろんな罪がありますけど、例えば何人も人を殺してる受刑者の臓器を移植しますとか言われたら、二の足踏むかもね。

臓器と言えどその人の細胞ですからねぇ…。

ま、アメリカならではの話です。

日本ではちょっと考えられないですな。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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