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2023年02月14日 [色々なこと]

新バイオ燃料

お疲れ様です。院長です。

2月14日の火曜日でございます。

2月もちょうど半分まできましたねぇ。

つまり、もうすぐ3月ってことで、卒業シーズンですな。

そして春がくると…。

社会人になってしまうと、こういった季節感も薄れてしまうもんですが、まぁ、春はちょっと特別かなとも思います。

やっぱ、寒いのって嫌ですもんね。

寒いため、行動に制限がかかったりもしますし、暖かくなったらこれしようとかここ行こうとかみんな考えます。

ま、実際やるかどうかは別ですが…。

そんな春がもうすぐきますよって事で、最後の寒さを乗り切りましょう。

では、今日のネタですが、アメリカの研究グループが、ムラサキコウキクサという水草の遺伝子を組み替えて、大豆の7倍のバイオ燃料を生産することに成功したそうです。

現在、バイオ燃料生産の主役はトウモロコシや大豆などですが、これらは大事な作物です。

燃料を作るために、畑を奪ってしまうのでは何かがおかしいと…。

ですがムラサキコウキクサは池で成長する水草なので、そのような心配はいりません。

しかも燃料生産をするついでに、廃液まできれいにしてくれるという一石二鳥な植物であるそうなんです。

多大なるポテンシャルを秘めた水草。

未来のバイオ燃料の主役となるんでしょうか。

この研究は、米ブルックヘブン国立研究所とコールド・スプリング・ハーバー研究所の研究者らが、「ムラサキコウキクサ(Lemna japonica)」という水草の仲間に、バイオ燃料の生産をアップさせる遺伝子を組み込み、人工のコウキクサを作り出しました。

バイオ燃料とは、生物体(バイオマス)を利用した燃料のことで、バイオマス発電や航空機、自動車、船舶など幅広い機械の燃料として使用できます。

ここに組み込まれた遺伝子は1つではなく、いくつか種類があります。

そのうちの1つは、「脂肪酸」をたくさん作るようにするためもの。

また別の遺伝子が、脂肪酸を「トリアシルグリセロール」(動物の脂肪の9割以上を占める中性脂肪)に変えます。

さらに別の遺伝子が、植物組織に蓄えられたトリアシルグリセロールをコーティングして劣化から守ると…。

これら遺伝子の連携のおかげで、人工コウキクサは乾燥重量のほぼ10%の脂肪を蓄積することができ、その蓄積スピードは天然のコウキクサの100倍もあるそうです。

そこから得られるバイオ燃料の量は、大豆の7倍。

コウキクサはもともと池などに繁殖する水草なので、バイオ燃料用大豆のように畑を奪ってしまうこともないわけです。

それどころか、養豚場や養鶏場からの廃液で栽培すれば、余分な栄養分を吸い取って水をきれいにしてくれるだろうという試算もでているそうです。

ですがこの人工コウキクサを開発するには、1つ難題がありました。

それはバイオ燃料の生産をアップさせつつ、どうやって植物を成長させるのかということでした。

一般に、脂肪酸の生産をアップさせる遺伝子は、植物の成長を邪魔してしまう欠点があるのだそうです。

これを防ぐために、今回の増産遺伝子はとある別の遺伝子と組み合わされているそうなんです。

この遺伝子を「プロモーター遺伝子」といい、遺伝子のスイッチを切り替える役割があるんだそうです。

プロモーター遺伝子は、水に特殊な薬品を混ぜたときにだけ活動します。

ですからコウキクサがきちんと成長するまでは、プロモーター遺伝子を働かせて増産遺伝子のスイッチを切っておくわけです。

そして十分大きくなったら、プロモーター遺伝子を眠らせて、バイオ燃料をたっぷり生産させると…。

研究チームは現在、産業スケールでバイオ燃料を生産する方法を模索しているとのことです。

なんか、メッチャ遺伝子いじってんなぁ(笑)

バイオ燃料はこれからもっと需要が高まるんでしょうけど、なんかこれはこれで大丈夫なん?って思っちゃいますよね。

これらの水草が自然界に流出していっても問題ないんでしょうかね。

ま、そんな事は専門家が考えるか(笑)

ただ、わたくし院長、この遺伝子をいじくりまわすのって、なんか嫌いなんですよねぇ…。

だからなに?って話ですけどね。

ではまた〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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