2023年02月03日 [からだのこと]
防寒剤
お疲れ様です。院長です。
2月3日の金曜日でございます。
節分ですなぁ。
豆まいて豆食べて下さい。
歳の数だけ豆食べるって、子供の頃は少なくて物足りなかったですが、今じゃ食べきれん位になりましたね(笑)
ま、節分ってこれといったイベントでもないですが、恵方巻てな風習が始まってからは少し注目されるようになりましたかね。
荒れも恵方を向いて、無言で太巻き一本食べるとか、量多いやろ(笑)
もう企業の策略としか思えません。
丸かじりですから、余ろうとも家族の人数分、買いますしねぇ。
あ、因みに今年の恵方は、「南南東」だそうです。
てことで、今日もネタにいきましょう。
毎日寒いですが、こんなのがあれば便利かもってお話しです。
人類は不快な状況に耐えるための方法をいくつも発見、開発してきました。
熱や痛みなら解熱鎮痛剤、アレルギーなら抗ヒスタミン剤、眠気の抑制ならカフェインといった具合です。
これらは病気の原因を治すのではなく、症状を緩和させたり無くしたりする「対症療法」と呼ばれる治療法です。
そして今、アメリカ国防高等研究計画局「DARPA」は、「凍えるような寒さ」という不快な状況に耐えられるための、新たなる薬の研究に着手したんだそうです。
その薬を開発する理由は、寒い戦場での兵士の戦闘能力を高めるためなんですが、兵士だけでなく、高地や極地へおもむく探検家や、低体温症など、将来的には一般の人にも役立つことになるだろうとの話です。
寒さに強くなる薬の開発に挑むのは、米ライス大学の生体工学者イェジー・サブロフスキー(Jerzy Szablowski)氏率いる研究チームです。
サブロフスキー氏は、DARPAから「若手教員賞(Young Faculty Award)」を受賞し、「極寒に対する人体の回復力を一時的に強化」する非遺伝子医薬品の研究を行うと発表しました。
人体がエネルギーを使って発熱することを「熱産生」といい、これには2つのやり方があります。
1つは「ふるえ」で、もう1つが、「非ふるえ熱産生」というもの。
これは「褐色脂肪細胞」を燃焼させることで発熱するというやり方です。
私たちの体についている脂肪のほとんどは体脂肪を構成する「白色脂肪細胞」です。
これは食事の余分なカロリーを取り込んでたくわえておき、食事から十分エネルギーが補充されないときに使われます。
ですが、また違うタイプの脂肪細胞もあるわけです。
それが「褐色脂肪細胞」で、主に首や、わきの下、心臓や腎臓のまわりなど、限られた場所にしかありません。
白色脂肪細胞が脂肪分を貯蔵し、エネルギーを蓄えるのに対して、褐色脂肪細胞には、脂肪分を分解して燃焼させる作用があります。
もともとこの細胞は、体に備わった発熱装置ともいえるもので、冬の寒さなどで体温が下がった場合、蓄積してある脂肪を燃やして熱エネルギーを作り出してくれるわけです。
白色脂肪細胞は「脂質」という脂肪酸でできていますが、褐色脂肪細胞には「ミトコンドリア」が密集しています。
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを作り出す器官なんですが、寒くなると人体はこれに向けて「エネルギーを作れ」という合図(副腎髄質ホルモン)を出します。
するとミトコンドリアのエネルギー生産がはじまり、それによって体が温まってくると…。
サブロフスキー氏が発見しようとしているのは、薬を使って褐色脂肪細胞を活発にしてやる方法です。
「褐色脂肪細胞を活性化させる薬があれば、何週間もかけて寒さに慣れるのではなく、数時間でパフォーマンスを上げられるようになります」と、同氏は言ってます。
彼の今後の研究では、褐色脂肪細胞の反応に薬で介入するためのターゲット(例えば、タンパク質や細胞プロセス)を探すことが主なテーマになるとのことです。
まぁ、理論上は可能な気はしますね。
ですが、必要かどうかとなると話は別で、アメリカ国防高等研究計画局「DARPA」の狙いは、「寒さに耐えられる兵士」を作るためですからねぇ…。
どうも世界は平和な方向に向きたくないみたいですな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月3日の金曜日でございます。
節分ですなぁ。
豆まいて豆食べて下さい。
歳の数だけ豆食べるって、子供の頃は少なくて物足りなかったですが、今じゃ食べきれん位になりましたね(笑)
ま、節分ってこれといったイベントでもないですが、恵方巻てな風習が始まってからは少し注目されるようになりましたかね。
荒れも恵方を向いて、無言で太巻き一本食べるとか、量多いやろ(笑)
もう企業の策略としか思えません。
丸かじりですから、余ろうとも家族の人数分、買いますしねぇ。
あ、因みに今年の恵方は、「南南東」だそうです。
てことで、今日もネタにいきましょう。
毎日寒いですが、こんなのがあれば便利かもってお話しです。
人類は不快な状況に耐えるための方法をいくつも発見、開発してきました。
熱や痛みなら解熱鎮痛剤、アレルギーなら抗ヒスタミン剤、眠気の抑制ならカフェインといった具合です。
これらは病気の原因を治すのではなく、症状を緩和させたり無くしたりする「対症療法」と呼ばれる治療法です。
そして今、アメリカ国防高等研究計画局「DARPA」は、「凍えるような寒さ」という不快な状況に耐えられるための、新たなる薬の研究に着手したんだそうです。
その薬を開発する理由は、寒い戦場での兵士の戦闘能力を高めるためなんですが、兵士だけでなく、高地や極地へおもむく探検家や、低体温症など、将来的には一般の人にも役立つことになるだろうとの話です。
寒さに強くなる薬の開発に挑むのは、米ライス大学の生体工学者イェジー・サブロフスキー(Jerzy Szablowski)氏率いる研究チームです。
サブロフスキー氏は、DARPAから「若手教員賞(Young Faculty Award)」を受賞し、「極寒に対する人体の回復力を一時的に強化」する非遺伝子医薬品の研究を行うと発表しました。
人体がエネルギーを使って発熱することを「熱産生」といい、これには2つのやり方があります。
1つは「ふるえ」で、もう1つが、「非ふるえ熱産生」というもの。
これは「褐色脂肪細胞」を燃焼させることで発熱するというやり方です。
私たちの体についている脂肪のほとんどは体脂肪を構成する「白色脂肪細胞」です。
これは食事の余分なカロリーを取り込んでたくわえておき、食事から十分エネルギーが補充されないときに使われます。
ですが、また違うタイプの脂肪細胞もあるわけです。
それが「褐色脂肪細胞」で、主に首や、わきの下、心臓や腎臓のまわりなど、限られた場所にしかありません。
白色脂肪細胞が脂肪分を貯蔵し、エネルギーを蓄えるのに対して、褐色脂肪細胞には、脂肪分を分解して燃焼させる作用があります。
もともとこの細胞は、体に備わった発熱装置ともいえるもので、冬の寒さなどで体温が下がった場合、蓄積してある脂肪を燃やして熱エネルギーを作り出してくれるわけです。
白色脂肪細胞は「脂質」という脂肪酸でできていますが、褐色脂肪細胞には「ミトコンドリア」が密集しています。
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを作り出す器官なんですが、寒くなると人体はこれに向けて「エネルギーを作れ」という合図(副腎髄質ホルモン)を出します。
するとミトコンドリアのエネルギー生産がはじまり、それによって体が温まってくると…。
サブロフスキー氏が発見しようとしているのは、薬を使って褐色脂肪細胞を活発にしてやる方法です。
「褐色脂肪細胞を活性化させる薬があれば、何週間もかけて寒さに慣れるのではなく、数時間でパフォーマンスを上げられるようになります」と、同氏は言ってます。
彼の今後の研究では、褐色脂肪細胞の反応に薬で介入するためのターゲット(例えば、タンパク質や細胞プロセス)を探すことが主なテーマになるとのことです。
まぁ、理論上は可能な気はしますね。
ですが、必要かどうかとなると話は別で、アメリカ国防高等研究計画局「DARPA」の狙いは、「寒さに耐えられる兵士」を作るためですからねぇ…。
どうも世界は平和な方向に向きたくないみたいですな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院