2023年02月02日 [動物のこと]
淡水魚汚染
お疲れ様です。院長です。
2月2日の木曜日でございます。
2月2日で、「夫婦の日」…。
ちなみに、11月22日は「いい夫婦の日」ですから、今日は「いい」とは言えない、普通の夫婦の日ってことでしょうかね(笑)
明日は節分、明後日は立春と、何となく春を連想させるイベントが続きますが、まだまだ春とは言えない寒さでございます。
まぁ、春分の日が3月21日ですから、その辺までは寒いですわな。
で、3月21日がきたらきっと、春分の日とは言え、まだまだ寒いですねぇ〜とか書いてんだろうなぁと思います。
てことで、今日もネタにいきましょう。
昨日は、回虫のイルカのお話しをしましたが、今日も魚のお話しでございます。
なんでもアメリカの淡水魚が化学汚染にあってるんだとか…。
その魚を1匹を食べると、1カ月分の汚染された水を飲むのと同等の有害性があるとかないとか…。
アメリカの川や湖でとれる魚をたった1匹食べただけで、有害な化学物質に汚染された水を1ヶ月飲み続けるのに等しいという衝撃の研究が発表されました。
1940年代に開発された「有機フッ素化合物(PFAS)」は、水や油をはじく特性があり、撥水スプレー・焦げ付かない調理器具・カーペット・消火剤・食品の包装容器など、私たちの身近なところで使用されてきました。
しかし「永遠の化学物質」と呼ばれるほどの安定性が仇となり、いつまでも環境に残り、生体にも蓄積することが懸念されているわけです。
これが人体に蓄積した場合、肝臓障害・高コレステロール・免疫系の低下・がんなど、さまざまな健康問題を引き起こす恐れがあるため、世界的に規制が進められている化学物質なんです。
非営利団体「Environmental Working Group(EWG)」は米デューク大学の研究チームと共同で、自然の魚への汚染の広がりを調べるため、2013〜2015年にかけてアメリカの河川や湖から採取した500以上のサンプルを分析しました。
その結果、魚1キロあたり9500ナノグラムの有機フッ素化合物が含まれていることが判明し、今回発表されたわけなんです。
有機フッ素化合物にはさまざまな種類がありますが、検出されたものの4分の3は、一番一般的かつ有害な「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」だったとのことです。
研究チームによると、こうした魚をたった1匹食べるだけで、PFOSが48ppt含まれる汚染水を1ヶ月間飲み続けたのに相当するそうです。
参考までに言うと、アメリカ環境保護庁が定める安全な飲料水のPFOS基準値は0.02pptです。
0.02pptと48ppt…。
全然アカンやん(笑)
また今回魚から検出された量は、一般に流通する魚の278倍ほどでだそうです。
有機フッ素化合物はテフロン加工のフライパンなど、身近なところに使用されています。
なぜ魚にこれほどまで有機フッ素化合物が蓄積されたのでしょう?
その原因についてEWGは、産業廃棄物による水質汚染だと指摘しています。
EWGのデビッド・アンドリュース氏は、「有機フッ素化合物を製造・使用した企業は河川を汚染しているにもかかわらず、その責任を問われていません」と指摘し、「タンパク源としてや社会的・文化的理由から魚を食べている弱い立場にあるコミュニティへの影響を考えると、とりわけ懸念すべきもの」と述べています。
英リバプール・ジョン・ムーア大学のパトリック・バーン氏は、第三者の立場から、有機フッ素化合物は「21世紀に人類が直面する最大の化学的脅威」だろうと述べ、「魚から人間に直接有機フッ素化合物が広まっているという初の証拠となる」と語っています。
アンドリューズ氏らは、不必要な有機フッ素化合物の使用をやめるよう、より厳格な制を求めています。
有機フッ素化合物は、日本も参加する「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」で、使用・製造・輸出入が原則禁止されるなど、近年規制の強化が進められてはいます。
日本国内では、「化審法」によって製造・輸入が原則禁止。
また河川や飲み水に含まれる有機フッ素化合物の暫定的な目標値として、「1リットルあたり50ナノグラム以下」と定められています。
まぁ、何事もそうですが、便利になると言う事は、こういう事が起こるわけなんですよね。
テフロン加工のフライパンとか、劇的に便利ですよね。
その便利さが、いつか我々に脅威となって帰ってくると…。
とは言え、昨日の締めにも書きましたが、我々一般人が、どうすることも出来ませんしねぇ…。
エライ人達、どうにか考えて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月2日の木曜日でございます。
2月2日で、「夫婦の日」…。
ちなみに、11月22日は「いい夫婦の日」ですから、今日は「いい」とは言えない、普通の夫婦の日ってことでしょうかね(笑)
明日は節分、明後日は立春と、何となく春を連想させるイベントが続きますが、まだまだ春とは言えない寒さでございます。
まぁ、春分の日が3月21日ですから、その辺までは寒いですわな。
で、3月21日がきたらきっと、春分の日とは言え、まだまだ寒いですねぇ〜とか書いてんだろうなぁと思います。
てことで、今日もネタにいきましょう。
昨日は、回虫のイルカのお話しをしましたが、今日も魚のお話しでございます。
なんでもアメリカの淡水魚が化学汚染にあってるんだとか…。
その魚を1匹を食べると、1カ月分の汚染された水を飲むのと同等の有害性があるとかないとか…。
アメリカの川や湖でとれる魚をたった1匹食べただけで、有害な化学物質に汚染された水を1ヶ月飲み続けるのに等しいという衝撃の研究が発表されました。
1940年代に開発された「有機フッ素化合物(PFAS)」は、水や油をはじく特性があり、撥水スプレー・焦げ付かない調理器具・カーペット・消火剤・食品の包装容器など、私たちの身近なところで使用されてきました。
しかし「永遠の化学物質」と呼ばれるほどの安定性が仇となり、いつまでも環境に残り、生体にも蓄積することが懸念されているわけです。
これが人体に蓄積した場合、肝臓障害・高コレステロール・免疫系の低下・がんなど、さまざまな健康問題を引き起こす恐れがあるため、世界的に規制が進められている化学物質なんです。
非営利団体「Environmental Working Group(EWG)」は米デューク大学の研究チームと共同で、自然の魚への汚染の広がりを調べるため、2013〜2015年にかけてアメリカの河川や湖から採取した500以上のサンプルを分析しました。
その結果、魚1キロあたり9500ナノグラムの有機フッ素化合物が含まれていることが判明し、今回発表されたわけなんです。
有機フッ素化合物にはさまざまな種類がありますが、検出されたものの4分の3は、一番一般的かつ有害な「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」だったとのことです。
研究チームによると、こうした魚をたった1匹食べるだけで、PFOSが48ppt含まれる汚染水を1ヶ月間飲み続けたのに相当するそうです。
参考までに言うと、アメリカ環境保護庁が定める安全な飲料水のPFOS基準値は0.02pptです。
0.02pptと48ppt…。
全然アカンやん(笑)
また今回魚から検出された量は、一般に流通する魚の278倍ほどでだそうです。
有機フッ素化合物はテフロン加工のフライパンなど、身近なところに使用されています。
なぜ魚にこれほどまで有機フッ素化合物が蓄積されたのでしょう?
その原因についてEWGは、産業廃棄物による水質汚染だと指摘しています。
EWGのデビッド・アンドリュース氏は、「有機フッ素化合物を製造・使用した企業は河川を汚染しているにもかかわらず、その責任を問われていません」と指摘し、「タンパク源としてや社会的・文化的理由から魚を食べている弱い立場にあるコミュニティへの影響を考えると、とりわけ懸念すべきもの」と述べています。
英リバプール・ジョン・ムーア大学のパトリック・バーン氏は、第三者の立場から、有機フッ素化合物は「21世紀に人類が直面する最大の化学的脅威」だろうと述べ、「魚から人間に直接有機フッ素化合物が広まっているという初の証拠となる」と語っています。
アンドリューズ氏らは、不必要な有機フッ素化合物の使用をやめるよう、より厳格な制を求めています。
有機フッ素化合物は、日本も参加する「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」で、使用・製造・輸出入が原則禁止されるなど、近年規制の強化が進められてはいます。
日本国内では、「化審法」によって製造・輸入が原則禁止。
また河川や飲み水に含まれる有機フッ素化合物の暫定的な目標値として、「1リットルあたり50ナノグラム以下」と定められています。
まぁ、何事もそうですが、便利になると言う事は、こういう事が起こるわけなんですよね。
テフロン加工のフライパンとか、劇的に便利ですよね。
その便利さが、いつか我々に脅威となって帰ってくると…。
とは言え、昨日の締めにも書きましたが、我々一般人が、どうすることも出来ませんしねぇ…。
エライ人達、どうにか考えて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院