2023年01月30日 [からだのこと]
死体腐敗
お疲れ様です。院長です。
1月30日の月曜日でございます。
ついに1月も明日で終わりですなぁ。
はやく春が来ないかなぁ〜っと。
暑い夏が懐かしいですな。
てことで、今日もネタにいきますが、今日のお話しは、暑い夏と寒い冬じゃエライ差が出るお話しです。
それは、土葬した人間の遺体が分解するのにどれくらい時間がかかるのか?って話です。
ま、日本じゃ基本、火葬しますから関係ないんですけど、死体の腐乱って観点から、夏と冬じゃ全然違いそうでしょ?
人間が死ぬと、そのまま放置していればすぐに分解がはじまり、細胞がしぼみ、細菌が侵入し始めて、体が壊れ始めます。
適切な防腐処理を施せば腐敗を遅らせることができるんですが、土葬した人体が完全に分解するのに、どれくらいの時間がかかるのでしょう?
人体分解のプロセスは、死後数分で始まりますが、周辺の温度、土壌の酸性度、棺の素材の違いによって、遺体が骨だけになるのにかかる時間はさまざまに変わってくるそうです。
テキサス州立大学、法医人類学センター長のダニエル・ウェスコットによると、ごく平均的な棺で埋葬された遺体だと、1年以内に分解が始まっても、完全に骨になるのには10年はかかるんだとか…。
棺に入れずに遺体を直接土に埋めると、昆虫やその他の要因の影響を直接受けるため、だいたい5年以内で骨になると、西カロライナ大学、法医骨学研究所のニコラス・パサラクア准教授は言ってます。
結構、時間かかるんですねぇ。
分解の原理としては単純なもので、死亡し酸素を運ぶ血液の流れが止まると、細胞も死にます。
自己分解と呼ばれるプロセスで、細胞は酵素(とくに消化酵素を含む細胞小器官リソソームからの酵素)を放出し、炭水化物やタンパク質だけでなく、細胞そのものも分解していきます。
腐敗、つまり微生物や真菌、その他の生物による酸素なしの有機物の分解は、死後18時間で皮膚の一部を緑色に変えるそうです。
同時に、腹部の微生物が急激に増殖してガスが発生し、体が膨張、臭気が漂いはじめます。
遺体周辺の温度が高い場合は、腐敗が早く進むため、埋葬までは冷蔵庫で遺体を保存することが多いそうです。
体が膨張すると、皮膚が剥がれ落ち、水ぶくれできだし、死後24〜48時間たつと、そうした崩れた皮膚を通して、緑がかった黒い血管が見えることがあるそうです。
やがて膨張が終わると黒色腐敗と言われるプロセスに移行し、内臓や組織が柔らかくなり、昆虫や微生物が残った柔らかい組織を食べつくして、骨だけになると…。
骨の段階になると、分解はかなり遅くなり、完全に骨になった後、骨自体が崩壊するのには、さらに数年から数十年かかると言われています。
因みに腐敗を遅らせるための防腐処理てのは、遺体の血管から血液を抜いて、代わりにエンバーミング液を注入します。
防腐剤であるこの化学薬品は、体を分解する微生物の活動を止める機能があります。
防腐処理をされて、棺で埋葬された場合、10年前後が典型的な腐敗のタイムラインだそうで、そのころになると、組織はすべて消滅して、骨だけが残ります。
防腐処理作業の質も大きく影響します。
埋葬場所も影響を及ぼすこともあります。
酸性の土壌に棺を埋めた場合、分解は早くなり、昆虫などによって、腐敗が促進されるそうです。
ほかにも、思いがけない要因があります。
屋外では、肥満体の遺体は最初は早く分解されるそうですが、ウジは脂肪よりも筋肉組織を好むため、分解過程の後半ではその速度は遅くなるんだとか…。
生前使用された化学療法や抗生物質も、分解過程に関係する細菌の一部を殺すことがあるため、腐敗にかなりの影響を与えることがあるそうです。
棺の内側に使われている繊維の材質も、分解のペースに影響を与えることがあるそうで、一部の素材は、遺体からしみ出した体液を吸って乾燥させ、ミイラ化を早めることがあるそうです。
水分をためこむような素材だと、遺体は自分の体液に浸された状態になり、腐敗が早くなるそうです。
って、こんな話し、知っててもねぇ(笑)
ま、覚えといて損はないかもしれませんが、得もないと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月30日の月曜日でございます。
ついに1月も明日で終わりですなぁ。
はやく春が来ないかなぁ〜っと。
暑い夏が懐かしいですな。
てことで、今日もネタにいきますが、今日のお話しは、暑い夏と寒い冬じゃエライ差が出るお話しです。
それは、土葬した人間の遺体が分解するのにどれくらい時間がかかるのか?って話です。
ま、日本じゃ基本、火葬しますから関係ないんですけど、死体の腐乱って観点から、夏と冬じゃ全然違いそうでしょ?
人間が死ぬと、そのまま放置していればすぐに分解がはじまり、細胞がしぼみ、細菌が侵入し始めて、体が壊れ始めます。
適切な防腐処理を施せば腐敗を遅らせることができるんですが、土葬した人体が完全に分解するのに、どれくらいの時間がかかるのでしょう?
人体分解のプロセスは、死後数分で始まりますが、周辺の温度、土壌の酸性度、棺の素材の違いによって、遺体が骨だけになるのにかかる時間はさまざまに変わってくるそうです。
テキサス州立大学、法医人類学センター長のダニエル・ウェスコットによると、ごく平均的な棺で埋葬された遺体だと、1年以内に分解が始まっても、完全に骨になるのには10年はかかるんだとか…。
棺に入れずに遺体を直接土に埋めると、昆虫やその他の要因の影響を直接受けるため、だいたい5年以内で骨になると、西カロライナ大学、法医骨学研究所のニコラス・パサラクア准教授は言ってます。
結構、時間かかるんですねぇ。
分解の原理としては単純なもので、死亡し酸素を運ぶ血液の流れが止まると、細胞も死にます。
自己分解と呼ばれるプロセスで、細胞は酵素(とくに消化酵素を含む細胞小器官リソソームからの酵素)を放出し、炭水化物やタンパク質だけでなく、細胞そのものも分解していきます。
腐敗、つまり微生物や真菌、その他の生物による酸素なしの有機物の分解は、死後18時間で皮膚の一部を緑色に変えるそうです。
同時に、腹部の微生物が急激に増殖してガスが発生し、体が膨張、臭気が漂いはじめます。
遺体周辺の温度が高い場合は、腐敗が早く進むため、埋葬までは冷蔵庫で遺体を保存することが多いそうです。
体が膨張すると、皮膚が剥がれ落ち、水ぶくれできだし、死後24〜48時間たつと、そうした崩れた皮膚を通して、緑がかった黒い血管が見えることがあるそうです。
やがて膨張が終わると黒色腐敗と言われるプロセスに移行し、内臓や組織が柔らかくなり、昆虫や微生物が残った柔らかい組織を食べつくして、骨だけになると…。
骨の段階になると、分解はかなり遅くなり、完全に骨になった後、骨自体が崩壊するのには、さらに数年から数十年かかると言われています。
因みに腐敗を遅らせるための防腐処理てのは、遺体の血管から血液を抜いて、代わりにエンバーミング液を注入します。
防腐剤であるこの化学薬品は、体を分解する微生物の活動を止める機能があります。
防腐処理をされて、棺で埋葬された場合、10年前後が典型的な腐敗のタイムラインだそうで、そのころになると、組織はすべて消滅して、骨だけが残ります。
防腐処理作業の質も大きく影響します。
埋葬場所も影響を及ぼすこともあります。
酸性の土壌に棺を埋めた場合、分解は早くなり、昆虫などによって、腐敗が促進されるそうです。
ほかにも、思いがけない要因があります。
屋外では、肥満体の遺体は最初は早く分解されるそうですが、ウジは脂肪よりも筋肉組織を好むため、分解過程の後半ではその速度は遅くなるんだとか…。
生前使用された化学療法や抗生物質も、分解過程に関係する細菌の一部を殺すことがあるため、腐敗にかなりの影響を与えることがあるそうです。
棺の内側に使われている繊維の材質も、分解のペースに影響を与えることがあるそうで、一部の素材は、遺体からしみ出した体液を吸って乾燥させ、ミイラ化を早めることがあるそうです。
水分をためこむような素材だと、遺体は自分の体液に浸された状態になり、腐敗が早くなるそうです。
って、こんな話し、知っててもねぇ(笑)
ま、覚えといて損はないかもしれませんが、得もないと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院