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2023年01月12日 [動物のこと]

イルカにのった中年

お疲れ様です。院長です。

1月12日の木曜日でございます。

1月も中盤に差し掛かり、さすがに正月気分も抜けてきましたね。

寒さも本格的になってきますし、実はここからが冬本番なんですよねぇ…。

これは歳のせいなのか、年々寒さが堪えるようになってきましたよ。

以前は、暑さはともかく寒さには強かった気がするんですが、今では手足が冷えて冷たいやん。

冷え性ってヤツ?

まさかこうなるとは思ってもみませんでしたぜ。

歳には勝てないねぇ(笑)

ってことで、今日もネタにいきますが、今日は動物ネタでもシリアスなヤツいきましょう。

なんでも、海岸に打ち上げられたイルカの脳に、アルツハイマー病の特徴を発見したんだとか…。

これにより、集団漂着の謎が解けるかもしれないそうです。

海岸に打ち上げられた複数の種のイルカの脳を調べたところ、人間のアルツハイマー病と同じような病理学的特徴が確認されました。

ですが今のところ、そうしたイルカが人間のアルツハイマー病患者のように認知機能が低下ししていたかどうかは、ハッキリしていません。

ですがこの研究は、ときおりイギリスの海岸に集団漂着するイルカの群れの謎を解き明かす、有力な手がかりとなるでしょう。

グラスゴー大学をはじめとするチームによる今回の研究は、スコットランドの沿岸で座礁した22頭のハクジラ類(ハナゴウンドウ・ヒレナガゴンドウ・ハナジロカマイルカ・ネズミイルカ・ハンドウイルカの5種)の脳を調べたものです。

そのうち18頭は高齢だったそうです。

人間のアルツハイマー病の患者の脳には、「アミロイド斑」「リン酸化タウの蓄積」「神経膠症(しんけいこうしょう/神経の損傷への反応として、星状膠細胞が増えること)」といった病変が現れます。

今回の研究では、イルカの脳にそうした病変がないかどうかが検査されました。

その結果、3頭(それぞれ違う種)から、アミロイド斑をはじめとするアルツハイマー病の病変が見つかりました。

また別の1頭は、アミロイド班こそありませんでしたが、リン酸化タウの蓄積などが認められたそうです。

こうした結果から、ハクジラ類の一部は、アルツハイマー病に似た病気にかかることが初めて示されたわけです。

イギリスの海岸では、時折クジラやイルカが座礁するそうなんです。

しかもしばしば群れで浅瀬や砂浜に打ち上げられるんですね。

無事救助されることもありますが、中には死んでしまう個体ももちろんいます。

一体、なぜこのような不可解なことが起きるのか?

その原因ははっきりしていませんが、有力な仮説として「病気のリーダーが原因説」というものがあるそうです。

それによれば、イルカの群れのリーダーが混乱したり迷ったりしたおかげで、それについてきた群れの仲間まで危険な浅瀬に入り込んでしまうのだとか…。

今回の結果は、この「病気のリーダーが原因説」と整合性がとれる結果となったわけですな。

研究の筆頭著者であるグラスゴー大学のマーク・ダグリーシュ博士は、この結果について「座礁したハクジラ類の脳が、人間のアルツハイマー病患者の脳と似ていることを初めて示した重要なもの」と述べています。

ただし、そうしたイルカが人間と同じように、認知機能が低下していたかどうかまではまだ分かっていません。

こうした結果から、人間のアルツハイマー病患者と同じようにイルカも認知症になると考えたくなりますが、そう結論づけるためにはさらなる研究が必要であるとのことです。

ですけど、これはありそうですね。

しかも、リーダーについて行って集団座礁ってのが、またありそうですもんね。

群れがみんなアルツハイマーになるってことも無いでしょうし、たまたまリーダー格のが認知機能の低下から、群れをひきつれ座礁すると…。

こういったイルカたちを救うためにも、この研究も今後に期待ですな。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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