
2023年01月10日 [動物のこと]
10年進化
お疲れ様です。院長です。
1月10日の火曜日でございます。
1月も気付けば1/3が過ぎました。
まだ正月気分を引きづってる人も多いかと思いますが、ボチボチ本気出しましょうね。
日々寒いだけですが、この寒い日々を乗り越えないと、うららかな春はやってきませんからね。
で、うららかな春なんて、一瞬で過ぎ去り、また猛暑がやってくるわけですわ。
てな、一年ですが、この四季にあわせて樹木は成長し、花を咲かせ実をつけるんですね。
今日のネタは、この樹木に関する新しい研究技術のお話しです。
アメリカの研究チームが、ポプラの樹木の遺伝子を編集して、通常なら10年近くかかる開花を、ほんの数ヶ月に短縮することに成功したんだそうです。
樹木の品種改良は非常に時間がかかる作業で、変化が確認されるまでに何年、何十年とかかることがあります。
しかしジョージア大学が開発した方法ならば、それを大幅に短縮でき、寒さに強い木や乾燥に強い木などの育種を一気にスピードアップさせられるかもしれないそうなんです。
樹木には動物と同じように雄(オス)と雌(メス)があり、その多くが、「雌雄異株(しゆういしゅ)」か「雌雄同株(しゆうどうしゅ)」に分かれます。
「雌雄異株」は、オスとメスが完全に株ごとに分かれている植物で、それぞれが雄花と雌花を咲かし、一緒に植えることで実が付きます。
今回の実験の対象となったポプラも「雌雄異株」です。
一方「雌雄同株」は同じ木に雄花と雌花を咲かせるため、一本の木で結実させることが出来るタイプの木です。
研究者らは、過去の研究で明らかにされた「ヤナギやポプラの性決定」の知識を応用し、遺伝子編集ツール「CRISPR」で、ポプラの「”メス”の性転換遺伝子」を編集し、この木の長い生殖サイクルを無視するよう仕向けたんだとか…。
ポプラの木は花が咲くまでに通常7〜10年かかります。
ですが遺伝子編集したポプラは、たった数ヶ月後で”オス花”を咲かせ、性転換に成功したことが確認されたそうなんです。
この方法は、木の研究者にとって素晴らしい時間短縮が行える可能性があるわけです。
作物と違い、樹木の研究は何十年もの長い時間がかかります。
ですが木の開花をスピードアップさせれば、交配を通じて木の特徴を迅速に評価できるようになるわけです。
つまり、乾燥や寒さなどに強い木をずっと早く作れるかもしれないということなんですね。
今回の研究では、ほかにもいくつか新たな発見があったそうなんです。
たとえば、ポプラは「三性同株(雄性雌性両全性同株)」になれるかもしれないそうなんです。
1本のポプラから雄花と雌花を両方咲かせられるかもしれないんだとか…。
普通のポプラは雌雄異株なので、メスなら雌花、オスなら雄花しか咲かないわけですが、今回の方法で開花が早められたポプラのメス木に、雄花と雌花の両方が観察されたそうなんです。
もう1つの驚くべき発見は、遺伝子編集によって、ポプラの綿毛を減らせるかもしれないということです。
ポプラがタネを広めるために使う綿毛は、雪のような幻想的な風景を演出してくれますが、人によってはアレルギーを引き起こす悩みのタネとなります。
これについてはまだ研究が必要とのことですが、いずれは歩いていてもくしゃみが出ないポプラの並木道が登場するかもしれないということです。
まぁ、こういった技術も必要なんでしょうけどねぇ…。
何となくですが、遺伝子をいじくるのって、アカン気がするのはわたくし院長だけでしょうかね。
本当に必要なんかなぁ〜とか思っちゃうんですけどね。
そしてなにより、その植物や樹木の本当の姿が失われていく気がしてねぇ。
ま、ええけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月10日の火曜日でございます。
1月も気付けば1/3が過ぎました。
まだ正月気分を引きづってる人も多いかと思いますが、ボチボチ本気出しましょうね。
日々寒いだけですが、この寒い日々を乗り越えないと、うららかな春はやってきませんからね。
で、うららかな春なんて、一瞬で過ぎ去り、また猛暑がやってくるわけですわ。
てな、一年ですが、この四季にあわせて樹木は成長し、花を咲かせ実をつけるんですね。
今日のネタは、この樹木に関する新しい研究技術のお話しです。
アメリカの研究チームが、ポプラの樹木の遺伝子を編集して、通常なら10年近くかかる開花を、ほんの数ヶ月に短縮することに成功したんだそうです。
樹木の品種改良は非常に時間がかかる作業で、変化が確認されるまでに何年、何十年とかかることがあります。
しかしジョージア大学が開発した方法ならば、それを大幅に短縮でき、寒さに強い木や乾燥に強い木などの育種を一気にスピードアップさせられるかもしれないそうなんです。
樹木には動物と同じように雄(オス)と雌(メス)があり、その多くが、「雌雄異株(しゆういしゅ)」か「雌雄同株(しゆうどうしゅ)」に分かれます。
「雌雄異株」は、オスとメスが完全に株ごとに分かれている植物で、それぞれが雄花と雌花を咲かし、一緒に植えることで実が付きます。
今回の実験の対象となったポプラも「雌雄異株」です。
一方「雌雄同株」は同じ木に雄花と雌花を咲かせるため、一本の木で結実させることが出来るタイプの木です。
研究者らは、過去の研究で明らかにされた「ヤナギやポプラの性決定」の知識を応用し、遺伝子編集ツール「CRISPR」で、ポプラの「”メス”の性転換遺伝子」を編集し、この木の長い生殖サイクルを無視するよう仕向けたんだとか…。
ポプラの木は花が咲くまでに通常7〜10年かかります。
ですが遺伝子編集したポプラは、たった数ヶ月後で”オス花”を咲かせ、性転換に成功したことが確認されたそうなんです。
この方法は、木の研究者にとって素晴らしい時間短縮が行える可能性があるわけです。
作物と違い、樹木の研究は何十年もの長い時間がかかります。
ですが木の開花をスピードアップさせれば、交配を通じて木の特徴を迅速に評価できるようになるわけです。
つまり、乾燥や寒さなどに強い木をずっと早く作れるかもしれないということなんですね。
今回の研究では、ほかにもいくつか新たな発見があったそうなんです。
たとえば、ポプラは「三性同株(雄性雌性両全性同株)」になれるかもしれないそうなんです。
1本のポプラから雄花と雌花を両方咲かせられるかもしれないんだとか…。
普通のポプラは雌雄異株なので、メスなら雌花、オスなら雄花しか咲かないわけですが、今回の方法で開花が早められたポプラのメス木に、雄花と雌花の両方が観察されたそうなんです。
もう1つの驚くべき発見は、遺伝子編集によって、ポプラの綿毛を減らせるかもしれないということです。
ポプラがタネを広めるために使う綿毛は、雪のような幻想的な風景を演出してくれますが、人によってはアレルギーを引き起こす悩みのタネとなります。
これについてはまだ研究が必要とのことですが、いずれは歩いていてもくしゃみが出ないポプラの並木道が登場するかもしれないということです。
まぁ、こういった技術も必要なんでしょうけどねぇ…。
何となくですが、遺伝子をいじくるのって、アカン気がするのはわたくし院長だけでしょうかね。
本当に必要なんかなぁ〜とか思っちゃうんですけどね。
そしてなにより、その植物や樹木の本当の姿が失われていく気がしてねぇ。
ま、ええけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院