2022年12月05日 [動物のこと]
ポトスの空気清浄機
お疲れ様です。院長です。
12月5日の月曜日でございます。
12月最初の月曜日って事で、月曜日、今年は残り後3回です。
で?
って感じですが、徐々に年末が近づいてるよって話です。
では今日もネタにいきましょう。
今日は遺伝子工学による植物のお話しです。
観葉植物には空気洗浄効果があると言われています。
室内を漂う有機汚染物質を吸収し、空気の質を向上させてくれるんですね。
ですが少しばかりの植物を置いても大きな効果は得られません。
フランスの企業は、植物とその根に潜む微生物の遺伝子を操作して、天然の空気清浄機能を大幅アップさせることを目指しているそうなんです。
その結果、ポトス1本で30本分の効果が得られるハイテク観葉植物を開発したんだそうです。
しかも植物ですから電気代もかかりませんしね。
環境に配慮された天然の空気清浄機ってことですよ。
「ポトス」というお馴染みの観葉植物から開発されたハイテク観葉植物「Neo P1」は、普通の植物30本分の空気清浄効果があるそうなんです。
フランス、パリのスタートアップ企業「ネオプランツ(Neoplants)」社のそもそもの狙いは、電気を使わずに空気をキレイにする方法を開発することでした。
電気を使わなければ、環境にもやさしく、いつまでも空気から汚染物質を取り除くことができます。
ネオプランツ社の技術責任者パトリック・トーベイ氏によると、コロナ禍の影響で、このところ空気の質に対する関心が高まっていると…。
パンデミックの影響で、自分たちが呼吸している空気に何が含まれているか意識する人が増えたわけですね。
ネオプランツ社のNeo P1なら、電気を使わないエコな空気清浄効果で、そうした人々を空気中の汚染物質とストレスから守ってくれるわけなんです。
Neo P1は空気から「揮発性有機化合物(VOC)」という反応性の高い化学物質を取り除いてくれます。
これは塗料・清掃用品・建築材・殺虫剤などに含まれており、「シックハウス症候群」の原因として知れるものです。
ほとんどのVOCはとても小さな分子なので、空気に漂うものを一般的なフィルターで取り除くのは難しいとされています。
またフィルターで除去できるくらい大きな分子だったとしても、完全に中和されるとはなく、結局はまた空気中に放出されてしまいます。
ですが植物なら比較的簡単にVOCを吸収し、それを代謝することができるわけなんです。
そのことはNASAが1989年にはすでに報告していますが、より最近の研究では、その効果はそれほど大きなものではないことも明らかにされていました。
そこでネオプランツ社は、その能力をどうにかアップさせることはできないかと考えたわけなんです。
そのための植物としてポトスが選ばれたのは、人から喜んでもらえるものを開発したかったからであるそうです。
日本でもお馴染みの観葉植物ですが、北米では一番人気なんだとか…。
ですがそれは苦労のタネでもあったそうです。
一般にこうした研究は、すでにゲノムがマッピングされ、詳しく調査が進んでいる「シロイヌナズナ」や「ベンサミアナタバコ」のようなモデル植物で始めるものだ。
しかしポトスを選んだ研究チームは、まずその全ゲノムをマッピングし、どの遺伝子を操作すればVOCの除去性能を最大化させられるのか調べねばならなかったわけです。
ですが苦労の甲斐あって、完成したNeo P1は「ホルムアルデヒド」や「トルエン」など、室内の4大汚染物質を効果的に吸収することができるようになりますた。
さらに発がん性物質ベンゼンなどにも効果があるそうです。
ですが本当に画期的なのは、ポトスの根に生息する共生菌を改造できたことなんだとか…。
研究チームはそのために、有害な化学物質ですら食べてしまう極限微生物から遺伝子を集め、それを共生微生物に組み込みました。
Neo P1の空気清浄能力が飛躍的にアップしたのは、そのおかげなのだそうです。
また、米国食品医薬品局(FDA)の基準に準拠するために、ゲノム改変のせいでポトスが野生で強い繁殖力を持ったり、農薬に耐性を持ったりしないよう気をつけたとのことです。
これは良いかもしれませんねぇ。
置いておくだけで空気がキレイになるってんですから、素晴らしいと思いますよ。
是非、日本でも販売して欲しいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月5日の月曜日でございます。
12月最初の月曜日って事で、月曜日、今年は残り後3回です。
で?
って感じですが、徐々に年末が近づいてるよって話です。
では今日もネタにいきましょう。
今日は遺伝子工学による植物のお話しです。
観葉植物には空気洗浄効果があると言われています。
室内を漂う有機汚染物質を吸収し、空気の質を向上させてくれるんですね。
ですが少しばかりの植物を置いても大きな効果は得られません。
フランスの企業は、植物とその根に潜む微生物の遺伝子を操作して、天然の空気清浄機能を大幅アップさせることを目指しているそうなんです。
その結果、ポトス1本で30本分の効果が得られるハイテク観葉植物を開発したんだそうです。
しかも植物ですから電気代もかかりませんしね。
環境に配慮された天然の空気清浄機ってことですよ。
「ポトス」というお馴染みの観葉植物から開発されたハイテク観葉植物「Neo P1」は、普通の植物30本分の空気清浄効果があるそうなんです。
フランス、パリのスタートアップ企業「ネオプランツ(Neoplants)」社のそもそもの狙いは、電気を使わずに空気をキレイにする方法を開発することでした。
電気を使わなければ、環境にもやさしく、いつまでも空気から汚染物質を取り除くことができます。
ネオプランツ社の技術責任者パトリック・トーベイ氏によると、コロナ禍の影響で、このところ空気の質に対する関心が高まっていると…。
パンデミックの影響で、自分たちが呼吸している空気に何が含まれているか意識する人が増えたわけですね。
ネオプランツ社のNeo P1なら、電気を使わないエコな空気清浄効果で、そうした人々を空気中の汚染物質とストレスから守ってくれるわけなんです。
Neo P1は空気から「揮発性有機化合物(VOC)」という反応性の高い化学物質を取り除いてくれます。
これは塗料・清掃用品・建築材・殺虫剤などに含まれており、「シックハウス症候群」の原因として知れるものです。
ほとんどのVOCはとても小さな分子なので、空気に漂うものを一般的なフィルターで取り除くのは難しいとされています。
またフィルターで除去できるくらい大きな分子だったとしても、完全に中和されるとはなく、結局はまた空気中に放出されてしまいます。
ですが植物なら比較的簡単にVOCを吸収し、それを代謝することができるわけなんです。
そのことはNASAが1989年にはすでに報告していますが、より最近の研究では、その効果はそれほど大きなものではないことも明らかにされていました。
そこでネオプランツ社は、その能力をどうにかアップさせることはできないかと考えたわけなんです。
そのための植物としてポトスが選ばれたのは、人から喜んでもらえるものを開発したかったからであるそうです。
日本でもお馴染みの観葉植物ですが、北米では一番人気なんだとか…。
ですがそれは苦労のタネでもあったそうです。
一般にこうした研究は、すでにゲノムがマッピングされ、詳しく調査が進んでいる「シロイヌナズナ」や「ベンサミアナタバコ」のようなモデル植物で始めるものだ。
しかしポトスを選んだ研究チームは、まずその全ゲノムをマッピングし、どの遺伝子を操作すればVOCの除去性能を最大化させられるのか調べねばならなかったわけです。
ですが苦労の甲斐あって、完成したNeo P1は「ホルムアルデヒド」や「トルエン」など、室内の4大汚染物質を効果的に吸収することができるようになりますた。
さらに発がん性物質ベンゼンなどにも効果があるそうです。
ですが本当に画期的なのは、ポトスの根に生息する共生菌を改造できたことなんだとか…。
研究チームはそのために、有害な化学物質ですら食べてしまう極限微生物から遺伝子を集め、それを共生微生物に組み込みました。
Neo P1の空気清浄能力が飛躍的にアップしたのは、そのおかげなのだそうです。
また、米国食品医薬品局(FDA)の基準に準拠するために、ゲノム改変のせいでポトスが野生で強い繁殖力を持ったり、農薬に耐性を持ったりしないよう気をつけたとのことです。
これは良いかもしれませんねぇ。
置いておくだけで空気がキレイになるってんですから、素晴らしいと思いますよ。
是非、日本でも販売して欲しいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院