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2022年11月27日 [からだのこと]

(300)サンデーイルネス(仮)停留精巣について

停留精巣<子どもの病気>
お疲れ様です。院長です。

11月27日のサンデーイルネスでございます。

気付けば、11月最後のサンデーイルネスでございますなぁ。

このサンデーイルネス、その名の通り、日曜日に連載されてるもんですから、今年も後残り、4回ってことなんですよ。

そして2023年、令和5年の元日が、日曜日となっております。

今年、あと4回とか書くと、もう年末感漂いますなぁ。

今年最後が、12月25日ってことでクリスマスですな。

つまり、4週間後はもうクリスマスなわけですよ。

これはもう、完全に年末です(笑)

25日を過ぎると、もう色んなことが手遅れになってきますし、実質あと3週間が勝負ですな。

まぁ、何事も慌てるとロクな事はないですが、計画通りいかないのも、これまた年末です。

そして、ま、いっかってな気持ちの余裕も必要なんで、あまり無理しないようにね。

当院も昨日から、年末恒例のカーテンの洗濯が始まっております。

あと、4週間、毎週カーテン洗いながら、ボチボチ掃除もしていきましょう。

まとめて大掃除の日とか作るのヤなんですよねぇ。

大掃除って気合い入れれば入れるほど、終わらなくなりません?

で、途中で力尽きるってことが多いんで、小分けにするようにしています。

てことで、ボチボチいきます。

では今日も本題に入りましょう。

今日のイルネス辞典は、「停留精巣」について解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かってことですが、精巣(睾丸(こうがん))は女の子でいうと、卵巣に相当する器官です。

この精巣は赤ちゃんがまだ母親のおなかにいる時、腎臓に近いところから次第に下降し、鼠径管(そけいかん)という下腹部のきまった道を通って陰嚢(いんのう)のなかに下降します。

この精巣の下降が途中で止まったものが、停留精巣(停留睾丸)です。

新生児の3〜4%(未熟児で生まれた子では30%)にみられ、めずらしい病気ではありません。

では原因は何かということですが、精巣は胎児のうちに陰嚢のなかに降りてくるのが普通ですが、何らかの理由でその精巣が降りるのをサボってしまい、生まれた時にまだ陰嚢のなかに入っていないと、停留精巣ということになります。

症状の現れ方としては、陰嚢のなかに精巣を触れない時は停留精巣の可能性があります。

陰嚢のなかに精巣を触れない時は、鼠径部(そけいぶ)(ふとももの付け根の部分)にあるのかどうかをよく診察します。

精巣を触れない時には、精巣がない病気(無精巣症(むせいそうしょう))と区別する必要があるため、MRI検査や腹腔鏡を使っておなかのなかに精巣があることを確認することがあります。

同じ目的でホルモン検査(精巣を刺激するホルモンを注射して男性ホルモンの分泌能力をみる)を行う場合もあります。

では肝心の治療の方法ですが、普段、陰嚢が空のようでもお風呂に入っている時、リラックスして座っている時などに精巣が陰嚢内に触れるような場合には移動性精巣と呼び、必ずしも手術は必要ありません。

リラックスしている時でも陰嚢が空であれば停留精巣で、手術が必要になります。

おなかのなかにある停留精巣を放置しておくと、成人になってからのがん化や不妊の原因になることもあるからです。

手術の時期に関しては、遅くとも2歳までに手術をするのがよいとされています。

1歳までに75%の子ども(未熟児で生まれた子どもでは95%)で精巣が自然に下降するので、しばらくは経過を観察します。

1歳の誕生日を過ぎても陰嚢がからっぽであれば、小児外科医(あるいは小児科医、泌尿器科医)に相談する必要があります。

また移動性精巣と停留精巣の区別は難しいことも多く、正しい治療方針をたててもらいます。

いかがででしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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