2022年11月20日 [からだのこと]
(299)サンデーイルネス(仮)腸炎ビブリオ食中毒について
お疲れ様です。院長です。
11月20日のサンデーイルネスでございます。
気付けば11月も残り10日じゃないですか…。
つまり、今年も2ヶ月と10日って事で、70日ちょいとなったわけです。
さぁ、ボチボチ年末感が出てきますねぇ…。
そして冬感も満載になってきました。
もう、完全に冬服で大丈夫ですし、いよいよな感じになってきました。
ま、何がいよいよなんだかって気もしますが…。
やはり、一年の終わりと新年のはじまりってことで、特別感はありますよね。
「終わりよければすべてよし」って言葉もありますし、「始めよければ終わりよし」って言葉もありますし、とにかくどっちもシッカリやれよって事なんでしょう。
当院でも、来週からついにカーテンの洗濯が始まります。
11月の最終週って決まってまして、毎週1枚づつ、カーテンを洗濯します。
これが1枚、1枚と減るたびに、年末が近づいてくるわけで、ここからはもう加速度付けて早く感じます。
さらには大掃除も、少しづつやっていきますし、何だかんだとやる事だけは多い、月に入っていきますねぇ。
毎年やってると、ああ、きたな〜って去年の事を思いだされるわけですが、去年の事って意外と覚えてなかったり…。
年々記憶があやふやになってきてる事が、この時期でいつも思い知らされますな。
てことで、もうすぐ年末、ボチボチ計画立てて、片づけていきましょう。
では、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「腸炎ビブリオ食中毒」について解説していきたいと思います。
何となく聞いたことはあるかもしれませんが、どんな食中毒かと言いますと、日本の食中毒の原因のなかで、サルモネラとともに最も発生頻度の高い食中毒のひとつです。
この菌は、1950年、大阪府下で発生したシラス食中毒事件の時、日本で発見されました。
腸炎ビブリオは汽水(きすい)域(淡水が混ざる海水域)を中心に沿岸海水中に生息しています。
これは、この菌のもつ好塩性(こうえんせい)という性質によります。
自然界に生息する腸炎ビブリオの多くはヒトに病気を起こしません。
ごく一部の菌が、TDH/TRHと呼ばれる病原因子産生能をもち、この菌に汚染された海産魚介類を食べることで食中毒になります。
では症状の現れ方ですが、さまざまなタイプの下痢と腹痛が必ず起こります。
嘔吐や発熱を伴うこともあります。
ほかの食中毒に比べ、発病初期は重症になる傾向があります。
検査と診断としましては、夏季の大人の食中毒患者で、海産魚介類(とくに生)をおおよそ10〜30時間(潜伏期)前に食べていれば、この食中毒の疑いが濃いといえます。
症状から、ほかの食中毒と区別するのは難しく、確定診断にはTCBS寒天培地など、この菌を分離しやすい培地で菌を検出します。
分離された菌がTDH/TRHの産生能をもっているかどうかを調べることで、病原性を有する菌か否かを判定します。
では肝心の治療方法ですが、対症療法が中心となりますが、下痢止め薬は用いないほうが無難だと言われています。
抗生物質は病期を短縮するといわれていますが、十分な根拠はありません。
多くの患者さんは数日で快方に向かいます。
しかし、まれに死亡することもあるので、十分な注意が必要です。
腸炎ビブリオに限らず、食中毒が怪しいなと思ったら、医療機関を受診するのが原則です。
下痢、発熱、嘔吐はいずれも体の水分を失うことになるので、市販のスポーツ飲料などで水分の補給を心がけ、脱水症に陥るのを防ぎましょう。
体力のない高齢者や幼児では、嘔吐物の誤嚥(ごえん)(間違って嘔吐物を気管に吸い込むこと)にも注意してください。
疑わしい食事をいっしょに食べた人に連絡し、同じような症状がないかを確かめることが、食中毒か否かの診断に役立ちます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月20日のサンデーイルネスでございます。
気付けば11月も残り10日じゃないですか…。
つまり、今年も2ヶ月と10日って事で、70日ちょいとなったわけです。
さぁ、ボチボチ年末感が出てきますねぇ…。
そして冬感も満載になってきました。
もう、完全に冬服で大丈夫ですし、いよいよな感じになってきました。
ま、何がいよいよなんだかって気もしますが…。
やはり、一年の終わりと新年のはじまりってことで、特別感はありますよね。
「終わりよければすべてよし」って言葉もありますし、「始めよければ終わりよし」って言葉もありますし、とにかくどっちもシッカリやれよって事なんでしょう。
当院でも、来週からついにカーテンの洗濯が始まります。
11月の最終週って決まってまして、毎週1枚づつ、カーテンを洗濯します。
これが1枚、1枚と減るたびに、年末が近づいてくるわけで、ここからはもう加速度付けて早く感じます。
さらには大掃除も、少しづつやっていきますし、何だかんだとやる事だけは多い、月に入っていきますねぇ。
毎年やってると、ああ、きたな〜って去年の事を思いだされるわけですが、去年の事って意外と覚えてなかったり…。
年々記憶があやふやになってきてる事が、この時期でいつも思い知らされますな。
てことで、もうすぐ年末、ボチボチ計画立てて、片づけていきましょう。
では、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「腸炎ビブリオ食中毒」について解説していきたいと思います。
何となく聞いたことはあるかもしれませんが、どんな食中毒かと言いますと、日本の食中毒の原因のなかで、サルモネラとともに最も発生頻度の高い食中毒のひとつです。
この菌は、1950年、大阪府下で発生したシラス食中毒事件の時、日本で発見されました。
腸炎ビブリオは汽水(きすい)域(淡水が混ざる海水域)を中心に沿岸海水中に生息しています。
これは、この菌のもつ好塩性(こうえんせい)という性質によります。
自然界に生息する腸炎ビブリオの多くはヒトに病気を起こしません。
ごく一部の菌が、TDH/TRHと呼ばれる病原因子産生能をもち、この菌に汚染された海産魚介類を食べることで食中毒になります。
では症状の現れ方ですが、さまざまなタイプの下痢と腹痛が必ず起こります。
嘔吐や発熱を伴うこともあります。
ほかの食中毒に比べ、発病初期は重症になる傾向があります。
検査と診断としましては、夏季の大人の食中毒患者で、海産魚介類(とくに生)をおおよそ10〜30時間(潜伏期)前に食べていれば、この食中毒の疑いが濃いといえます。
症状から、ほかの食中毒と区別するのは難しく、確定診断にはTCBS寒天培地など、この菌を分離しやすい培地で菌を検出します。
分離された菌がTDH/TRHの産生能をもっているかどうかを調べることで、病原性を有する菌か否かを判定します。
では肝心の治療方法ですが、対症療法が中心となりますが、下痢止め薬は用いないほうが無難だと言われています。
抗生物質は病期を短縮するといわれていますが、十分な根拠はありません。
多くの患者さんは数日で快方に向かいます。
しかし、まれに死亡することもあるので、十分な注意が必要です。
腸炎ビブリオに限らず、食中毒が怪しいなと思ったら、医療機関を受診するのが原則です。
下痢、発熱、嘔吐はいずれも体の水分を失うことになるので、市販のスポーツ飲料などで水分の補給を心がけ、脱水症に陥るのを防ぎましょう。
体力のない高齢者や幼児では、嘔吐物の誤嚥(ごえん)(間違って嘔吐物を気管に吸い込むこと)にも注意してください。
疑わしい食事をいっしょに食べた人に連絡し、同じような症状がないかを確かめることが、食中毒か否かの診断に役立ちます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院