2022年11月07日 [動物のこと]
鳥のさえずりとストレスについて
お疲れ様です。院長です。
11月7日の月曜日でございます。
11月も1週間が過ぎたわけで、今年も残り少なくなってまいりましたね。
そしてついに寒くなってきました。
冬の始まりですわ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタの中でも、比較的爽やかなヤツ、いってみたいと思います。
何でも、鳥のさえずりは不安をやわらげ、ネガティブな妄想を緩和してくれるんだそうですよ。
今度、鳥のさえずりが聞こえてきたら、ちょっと立ち止まって耳を傾けてみましょう。
あるいはネット上の鳥のさえずりを収録した映像や音声を聞くだけでもいいんだそうです。
ドイツ、マックス・プランク人間発達研究所とハンブルク・エッペンドルフ大学医療センターの研究者たちは、「鳥のさえずりが不安や恐怖をやわらげ、ネガティブで不合理な妄想を緩和させてくれる」ことを明らかにしています。
鳥のさえずりが気分を良くすることは以前から知られていましたが、他人が常に自分を批判しているという妄想を抱いてしまう「パラノイア(偏執病)」まで緩和してくれることがわかったのは、今回が初めてなんだとか…。
ネット上で行われた今回の実験では、参加者(295人)に6分間、日常的な交通の騒音か、鳥がさえずる音声のどちらかを聴いてもらいました。
また参加者には、視聴の前後にメンタルヘルスに関するアンケートと認知テストも受けてもらっています。
人は誰にでも「気質」というものがあり、たとえ心が健全な人でも一時的に不安になったり、偏執的な妄想に囚われることがあるものです。
研究の主執筆者であるエミール・ストッベ氏(マックス・プランク人間発達研究所)によると、こうしたアンケートを通じて、「うつ病・不安神経症・パラノイアなどではない人々の心理的な傾向を特定し、鳥の声や交通音がそれに与える影響」を調べることができるのだそうです。
その結果、鳥のさえずりを聴くと、不安やパラノイア的な妄想が緩和されることが明らかとなったってことのようです。
ですがその一方で、鳥のさえずりによって抑うつ的な気分が和らぐようなことはなかったそうです。
ただし交通の騒音は一般に抑うつ的な気分を悪化させ、とりわけ音声に多種多様な交通騒音が含まれていた場合は、その傾向が顕著だったそうなんです。
まぁ、嫌な音ですもんね。
なお、さえずる鳥の種類の多さはこうした改善効果に関係がなく、鳥のさえずりと交通騒音のどちらも認知能力には影響しないこともわかったそうです。
では、なぜ鳥のさえずりは不安をやわらげてくれるのでしょうか?
研究グループの見解によると、それは手付かずの自然があることを示すちょっとしたサインだからであるそうです。
そのおかげで、差し迫った脅威を連想させるストレス源から意識をそらすことができるのだとか…。
今後の研究としては、さまざまな状況における背景音の積極的の活用方法についてや、不安障害やパラノイアと診断された患者への影響の検討などが考えられるそうです。
またストッベ氏は、「鳥のさえずりは、精神疾患の予防にも応用できるかもしれません」と話しています。
たとえば、CDに録音された鳥の歌声をを聴くのも、気分をリフレッシュさせる手軽な方法でしょう。
ですがネットの音声だけの実験ですら効果があるのですから、屋外の自然ならば、さらに効果があるだろうとのことです。
ちなみにマックス・プランク人間発達研究所のグループは、また別の研究で、自然の中を1時間歩くだけで、脳内のストレス関連活動が低下することを明らかにしています。
匂い・音・色などなど、自然のどの要素がこうしたストレス緩和効果を発揮するのか、今のところはっきりしていません。
それでも、自然が心の健康と幸福感を向上させることだけは確かであるようなんですね。
ということは、鳥のさえずりといっても、自然ではなく街中を連想してしまうようなカラスやハトなんかの鳴き声は効果はないってことなのでしょうか?
ま、カラスの鳴き声は「さえずり」ではないもんね(笑)
アレは完全に「鳴いてる」だけですから、逆にうるさいと思う事もありますからね。
ハトも同じく…。
やはり、人間は自然が一番ってことなんでしょう。
こんな季節ですから、少し自然と触れるのもいいかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月7日の月曜日でございます。
11月も1週間が過ぎたわけで、今年も残り少なくなってまいりましたね。
そしてついに寒くなってきました。
冬の始まりですわ。
てことで、今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタの中でも、比較的爽やかなヤツ、いってみたいと思います。
何でも、鳥のさえずりは不安をやわらげ、ネガティブな妄想を緩和してくれるんだそうですよ。
今度、鳥のさえずりが聞こえてきたら、ちょっと立ち止まって耳を傾けてみましょう。
あるいはネット上の鳥のさえずりを収録した映像や音声を聞くだけでもいいんだそうです。
ドイツ、マックス・プランク人間発達研究所とハンブルク・エッペンドルフ大学医療センターの研究者たちは、「鳥のさえずりが不安や恐怖をやわらげ、ネガティブで不合理な妄想を緩和させてくれる」ことを明らかにしています。
鳥のさえずりが気分を良くすることは以前から知られていましたが、他人が常に自分を批判しているという妄想を抱いてしまう「パラノイア(偏執病)」まで緩和してくれることがわかったのは、今回が初めてなんだとか…。
ネット上で行われた今回の実験では、参加者(295人)に6分間、日常的な交通の騒音か、鳥がさえずる音声のどちらかを聴いてもらいました。
また参加者には、視聴の前後にメンタルヘルスに関するアンケートと認知テストも受けてもらっています。
人は誰にでも「気質」というものがあり、たとえ心が健全な人でも一時的に不安になったり、偏執的な妄想に囚われることがあるものです。
研究の主執筆者であるエミール・ストッベ氏(マックス・プランク人間発達研究所)によると、こうしたアンケートを通じて、「うつ病・不安神経症・パラノイアなどではない人々の心理的な傾向を特定し、鳥の声や交通音がそれに与える影響」を調べることができるのだそうです。
その結果、鳥のさえずりを聴くと、不安やパラノイア的な妄想が緩和されることが明らかとなったってことのようです。
ですがその一方で、鳥のさえずりによって抑うつ的な気分が和らぐようなことはなかったそうです。
ただし交通の騒音は一般に抑うつ的な気分を悪化させ、とりわけ音声に多種多様な交通騒音が含まれていた場合は、その傾向が顕著だったそうなんです。
まぁ、嫌な音ですもんね。
なお、さえずる鳥の種類の多さはこうした改善効果に関係がなく、鳥のさえずりと交通騒音のどちらも認知能力には影響しないこともわかったそうです。
では、なぜ鳥のさえずりは不安をやわらげてくれるのでしょうか?
研究グループの見解によると、それは手付かずの自然があることを示すちょっとしたサインだからであるそうです。
そのおかげで、差し迫った脅威を連想させるストレス源から意識をそらすことができるのだとか…。
今後の研究としては、さまざまな状況における背景音の積極的の活用方法についてや、不安障害やパラノイアと診断された患者への影響の検討などが考えられるそうです。
またストッベ氏は、「鳥のさえずりは、精神疾患の予防にも応用できるかもしれません」と話しています。
たとえば、CDに録音された鳥の歌声をを聴くのも、気分をリフレッシュさせる手軽な方法でしょう。
ですがネットの音声だけの実験ですら効果があるのですから、屋外の自然ならば、さらに効果があるだろうとのことです。
ちなみにマックス・プランク人間発達研究所のグループは、また別の研究で、自然の中を1時間歩くだけで、脳内のストレス関連活動が低下することを明らかにしています。
匂い・音・色などなど、自然のどの要素がこうしたストレス緩和効果を発揮するのか、今のところはっきりしていません。
それでも、自然が心の健康と幸福感を向上させることだけは確かであるようなんですね。
ということは、鳥のさえずりといっても、自然ではなく街中を連想してしまうようなカラスやハトなんかの鳴き声は効果はないってことなのでしょうか?
ま、カラスの鳴き声は「さえずり」ではないもんね(笑)
アレは完全に「鳴いてる」だけですから、逆にうるさいと思う事もありますからね。
ハトも同じく…。
やはり、人間は自然が一番ってことなんでしょう。
こんな季節ですから、少し自然と触れるのもいいかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院