2022年10月16日 [からだのこと]
(294)サンデーイルネス(仮)新生児高ビリルビン血症について
お疲れ様です。院長です。
10月16日のサンデーイルネスでございます。
10月も折り返しましたねぇ。
後半戦に突入って事で、さすがに秋感出てきましたよね。
秋感って言うか、もうそろそろ寒くなりだしますし、秋はやっぱり短いですね。
11月になればさすがに寒くなりますし、もう少しで冬がきます。
まぁ、毎年のことですが、寒くなったらなったで、暖かかった夏が懐かしいんですよね(笑)
そして永遠の論争、寒い方が良いか暑い方がいいかってな話しになるわけです。
わたくし院長、ずっと暑い方が苦手でしたが、最近では寒さが堪えるようにもなってきましたね。
寒いとホントに身体が動きませんし、ケガもしやすいんで、どちらかと言うと夏の方がマシかなぁと…。
ですが、夏の暑さが増してる問題も、喉元すぎれば忘れちゃいますけど、今年も異常でしたよね。
30℃くらいなら涼しいとまではいいませんが、過ごしやすかったですから…。
体温を超える暑さなんて、耐えられるわけないんですから、そんなのが続くようじゃ、夏は活動停止ですよ。
と考えると、寒い方がマシかな(笑)
動けば暖かくなりますしね。
てな感じで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「新生児高ビリルビン血症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、生後24時間以内に現れる早発黄疸(おうだん)、血液中のビリルビンが正常域を超えて高くなる重症黄疸、生後2週間以上にわたって持続する遷延性(せんえんせい)黄疸は、病的な黄疸です。
血液中のビリルビン値が異常に高い状態が続くと神経学的後遺症を残すとされており、早期診断・早期治療が必要になります。
原因は何かと言いますと、閉鎖性(へいさせい)出血(頭蓋内出血や大きな頭血腫(とうけっしゅ)など)、多血症、感染症、消化管通過障害、早産の低出生体重児、糖尿病母体児があげられます。
症状の現れ方としては、生理的黄疸の項で述べたように、新生児の黄疸は顔面(がんめん)から体幹さらに四肢へと強くなるので、手のひらや足底まで黄染(おうせん)を認めるときは要注意です。
病院では、出生後の赤ちゃんに対して皮膚でビリルビンを測定する器械(ミノルタ黄疸計)を使っていて、ある一定の基準を超えたら血液中のビリルビン値を測定します。
血液中のビリルビン値を測定して計ります。
出生体重や日齢をもとに治療基準が決まっています。
治療の方法としては、光線療法を行います。
歴史的に「太陽光線の当たる窓際の新生児は黄疸が軽い」という観察から始まり、現在では新生児の黄疸に対する治療法として広く普及しています。
青白色光や緑色光の蛍光灯(けいこうとう)が使われます。
これによりビリルビンが水に溶けやすくなり、容易に肝臓、腎臓から排泄され、血液中のビリルビン値が低下します。
光線療法で改善しない重症の場合には、原因をさがしつつ交換輸血が行われます。
通常は、出生後入院中に皮膚の黄染(おうせん)やミノルタ黄疸計の数値の上昇により判明します。
また、退院後に多くなるのが、母乳栄養児にみられるいわゆる「母乳性黄疸」です。
これは肝臓でのビリルビン除去の減少、および腸肝循環(腸から再吸収されて肝臓にもどること)でのビリルビン再吸収の増加が関係しているといわれています。
子どもの状態は良好で、母乳を中断することにより黄疸が改善するなどの特徴があります。
一般的には後遺症のない予後良好な黄疸とされていますが、血液中のビリルビン値が高い場合には聴力検査で軽度の異常を認める場合もあるとされており、ビリルビンが基準値を超えて高い場合は、他の疾患がないかどうかを調べながら光線療法を行います。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月16日のサンデーイルネスでございます。
10月も折り返しましたねぇ。
後半戦に突入って事で、さすがに秋感出てきましたよね。
秋感って言うか、もうそろそろ寒くなりだしますし、秋はやっぱり短いですね。
11月になればさすがに寒くなりますし、もう少しで冬がきます。
まぁ、毎年のことですが、寒くなったらなったで、暖かかった夏が懐かしいんですよね(笑)
そして永遠の論争、寒い方が良いか暑い方がいいかってな話しになるわけです。
わたくし院長、ずっと暑い方が苦手でしたが、最近では寒さが堪えるようにもなってきましたね。
寒いとホントに身体が動きませんし、ケガもしやすいんで、どちらかと言うと夏の方がマシかなぁと…。
ですが、夏の暑さが増してる問題も、喉元すぎれば忘れちゃいますけど、今年も異常でしたよね。
30℃くらいなら涼しいとまではいいませんが、過ごしやすかったですから…。
体温を超える暑さなんて、耐えられるわけないんですから、そんなのが続くようじゃ、夏は活動停止ですよ。
と考えると、寒い方がマシかな(笑)
動けば暖かくなりますしね。
てな感じで、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「新生児高ビリルビン血症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、生後24時間以内に現れる早発黄疸(おうだん)、血液中のビリルビンが正常域を超えて高くなる重症黄疸、生後2週間以上にわたって持続する遷延性(せんえんせい)黄疸は、病的な黄疸です。
血液中のビリルビン値が異常に高い状態が続くと神経学的後遺症を残すとされており、早期診断・早期治療が必要になります。
原因は何かと言いますと、閉鎖性(へいさせい)出血(頭蓋内出血や大きな頭血腫(とうけっしゅ)など)、多血症、感染症、消化管通過障害、早産の低出生体重児、糖尿病母体児があげられます。
症状の現れ方としては、生理的黄疸の項で述べたように、新生児の黄疸は顔面(がんめん)から体幹さらに四肢へと強くなるので、手のひらや足底まで黄染(おうせん)を認めるときは要注意です。
病院では、出生後の赤ちゃんに対して皮膚でビリルビンを測定する器械(ミノルタ黄疸計)を使っていて、ある一定の基準を超えたら血液中のビリルビン値を測定します。
血液中のビリルビン値を測定して計ります。
出生体重や日齢をもとに治療基準が決まっています。
治療の方法としては、光線療法を行います。
歴史的に「太陽光線の当たる窓際の新生児は黄疸が軽い」という観察から始まり、現在では新生児の黄疸に対する治療法として広く普及しています。
青白色光や緑色光の蛍光灯(けいこうとう)が使われます。
これによりビリルビンが水に溶けやすくなり、容易に肝臓、腎臓から排泄され、血液中のビリルビン値が低下します。
光線療法で改善しない重症の場合には、原因をさがしつつ交換輸血が行われます。
通常は、出生後入院中に皮膚の黄染(おうせん)やミノルタ黄疸計の数値の上昇により判明します。
また、退院後に多くなるのが、母乳栄養児にみられるいわゆる「母乳性黄疸」です。
これは肝臓でのビリルビン除去の減少、および腸肝循環(腸から再吸収されて肝臓にもどること)でのビリルビン再吸収の増加が関係しているといわれています。
子どもの状態は良好で、母乳を中断することにより黄疸が改善するなどの特徴があります。
一般的には後遺症のない予後良好な黄疸とされていますが、血液中のビリルビン値が高い場合には聴力検査で軽度の異常を認める場合もあるとされており、ビリルビンが基準値を超えて高い場合は、他の疾患がないかどうかを調べながら光線療法を行います。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院