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2022年10月12日 [からだのこと]

超音波(エコー)パッチ

お疲れ様です。院長です。

10月12日の水曜日でございます。

これを書いてて、なんか覚えのある日付だなぁと…。

あ、今日は当院の開院日でした(笑)

基本、特にアニバーサリー的な事はやらないので忘れてましたが、7周年でございます。

いつまで続けられるか分かりませんが、明日からさらに頑張りますっと(笑)

では今日のネタですが、医学といいますか最先端のサイエンステクノロジーのお話でもしてみたいと思います。

なんと肌に貼るだけで体内のことが何でも分かる、切手サイズの超音波シールが開発されたそうなんです。

妊婦さんなんかきっとお馴染みであろう、「超音波(エコー)検査」は、体に傷つけることなく、リアルタイムで内臓の様子を観察できる便利な代物です。

ですが、設備や機材が必要である上に、いちいちゼリーを塗る必要があるうえ、画面を見るのに多少経験と知識が入りますから、そこそこの病院でないとなかなか使えません。

そこでマサチューセッツ工科大学(MIT)のグループは、切手サイズのステッカーを貼り付けるだけで、心臓、肺、その他の内臓がスキャンできる技術を考案したんだそうです。

エコー検査が、ドラッグストアで絆創膏を買うのと同じくらい、手軽で身近なものになるかもしれないそうなんで、これには期待大ですなぁ。。

超音波(エコー)検査では、超音波が伝わりやすいように、体の表面にまず検査用のゼリーを塗り、超音波の出る器械(プローブ)をそこにあてます。

するとプローブから放たれた超音波がゼリーを介して臓器や組織に伝わり、そこで反射してまた戻ってくるわけです。

これをもとに体内の構造を映像化するのが、超音波検査の基本的な仕組みとなってます。

この映像を元に、体内の病変を調べることができるわけですな。

ですが、こうした検査はかさばる設備をおける病院でなければできないし、検査中は技術者がずっとプローブを押し当て続けねばなりません。

またゼリーは流れやすく乾燥にも弱いので、長時間の検査に向かないという弱点もあります。

そこでMITの研究グループが考案したのが、シールタイプの超音波プロープなんですね。

ペタッとお肌に貼るだけで、48時間連続で体内をスキャンすることができるんだとか…。

その秘密は、プローブアレイの下に貼り付けられた柔軟なエラストマー層なんだとか…。

2枚の薄いエラストマーの間には、超音波を伝える液体ゲルがサンドイッチされており、そのおかげで乾燥しないそうなんです。

ですから長時間体内をスキャンし続けることができるわけなんです。

大きさは2 x 2センチ、厚さ3ミリといいますから、ちょちょうど切手くらいのサイズ感でしょうかね。

そんなもん、貼るだけで検査が出来るなんて、こりゃ楽だわ(笑)

実験では、被験者の体の各部位にこの超音波ステッカーを貼りつけ、いろいろな運動をしてもらいました。

その結果、座ったり立ち上がったりする時の血管の変化や、運動で心臓が変化する様子、飲みものを飲んだ時に胃が膨張・収縮する様子などを観察できたそうです。

またウェイトリフティングで筋肉に小さく傷がつく兆候なども観察できたとのことですから、使い道も豊富にありそうですねぇ。

ですが超音波ステッカーは今のところ、ほかの器具につながなければ体内を観察することはできません。

そこで研究グループは現在、ステッカーのワイヤレス化に取り組んでいるそうなんです。

それが実現すれば、かさばる機器もプローブを操作する技術者もいらなくなるわけで、エコー検査がドラッグストアで絆創膏を買うように身近なものになるとのことです。

普通の人たちが、胎児の発育やがんの進行など、大切な体の内部の様子を自宅で手軽に検査できるようになるかもしれないわけですよ。

いや、スゴイなこれ。

これくらい手頃なら、運動選手とかも違う目的で使えそうですよね。

ウェイトリフティングで筋肉に小さく傷がつく兆候が分かるって事は、筋トレの「効き具合」も分かるでしょうし、運動時の限界値なんかも分かるかもしれません。

筋肉に損傷が出てるから、これ以上は無理、とか、まだいけるとか…。

10年後、ジム内はこれを貼りつけた人ばっかとか、面白い風景ですなぁ(笑)

にしてもこの技術は、是非商品化して、実際にドラッグストアで販売して欲しいもんですな。

今後の研究に期待大です。

ではまた〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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