2022年10月07日 [からだのこと]
腸内細菌の引っ越し。
お疲れ様です。院長です。
10月7日の金曜日でございます。
10月もはや1週間が過ぎましたねぇ。
今年も残り2ヶ月と3週間です。
では今日のネタですが、このブログにも登場頻度の高い、腸内細菌の最新研究のお話しです。
なんと、腸内細菌は進化し、腸以外の臓器に生存する可能性があるんだとか…。
でももしそうなったらもう「腸内」細菌とは呼べないんじゃないの?とか思いますが、イェール大学のグループによると、腸内細菌は腸から脱出する力を進化させ、他の内臓に潜伏する可能性があるんだとか…。
腸内細菌の多様性は、我々の健康に大切な役割をはたしているわけですが、腸から漏れ出してしまうと危険かもしれません。
最新の研究によると、腸から流出した細菌は、ほかの内臓に滞在し、やがて慢性的な炎症やこれに起因する病気を引き起こす可能性があるんだとか。
じゃ、何のために出ていくんだいって話ですが、腸内細菌は健康状態と密接に関係していることが知られており、その多様性が良い影響をもたらすこともある一方、病原性のあるものが、悪影響を及ぼすこともあるんだとか…。
そのメカニズムは完全には解明されていないそうなんですが、腸内細菌が、腸から漏れ出し、慢性疾患を引き起こす「リーキーガット(腸管壁侵漏)仮説」というものがあるそうなんです。
ですが1つ謎なのは、潜在的に病原性がある細菌が、宿主を病気にすることなく数十年も存在しているということですわな。
そこでイェール大学の免疫生物学者、ノア・パーム氏率いる研究チームは、腸内細菌が時間の経過と共にどう変化していくのかを調査する研究を行ないました。
パーム氏らは、腸内細菌を持たない無菌マウスに、「エンテロコッカス・ガリナラム(Enterococcus gallinarum」という細菌を感染させる実験を行ないました。
この細菌は、バンコマイシン耐性腸球菌で、人間の腸内細菌叢の6%を占めており、病原性があることで知られています。
3ヶ月間観察したところ、その細菌は2つのタイプに分岐したそうなんです。
まず1つは元の細菌株と同じようなタイプです。
ですがもう1つのタイプには、DNAにわずかな突然変異が起きていたそうです。
腸内に住み着けるだけでなく、そこから脱出して、リンパ節や肝臓にとどまるようになったんだとか…。
変異したタイプは臓器に半ば隠れるように潜伏しており、少なくとも一時的には免疫に見つからないんだそうです。
ですが、これが長期間存在すると、やがて自己免疫疾患などの炎症性の病気を引き起こしてしまうんです。
パーム氏は、病原性があるだろう細菌がいても病気にならない人がいる理由や、年齢によって病気になりやすくなる理由は、こうした現象によって部分的に説明できるのではないかと説明しています。
こうした腸内細菌の変化を「宿主内進化」といいます。
パーム氏によると細菌が個体から個体へと移るとき、まず非病原性の細菌が優先されることから、この進化は新しい宿主に移るたびにやり直されていると考えられるそうです。
そしてこのことは、腸内細菌によって病気になるかどうかは、私たちの暮らしもまた大きな要因であることを示しています。
たとえば、健康的な食生活を送っている人の腸内では、さまざまな細菌群が形成されやすいと考えられます。
ですが細菌にしてみれば、場所や資源をめぐってそれだけ多くの細菌と競争しなければならないことになるわけです。
その結果、個々の細菌グループは小さく抑えられてしまいます。
その分、病原性の細菌が出現して、腸から脱出するリスクも抑えられると…。
逆に言えば、細菌の多様性が乏しくなる生活を送っていると、それだけ危険な突然変異株が増殖しやすくなるということですな。
こうした宿主内進化が腸内細菌に与える影響を理解すれば、危険な病原菌の進化を予防したり、それが漏れ出て発症してしまった病気の治療もできるようになるかもしれないとのことです。
まだまだ謎多き、腸内細菌。
比較的、良いものとして捉えられていますが、細菌ですもんねぇ。
病原性があっても不思議はないですわな。
これも今後の研究に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月7日の金曜日でございます。
10月もはや1週間が過ぎましたねぇ。
今年も残り2ヶ月と3週間です。
では今日のネタですが、このブログにも登場頻度の高い、腸内細菌の最新研究のお話しです。
なんと、腸内細菌は進化し、腸以外の臓器に生存する可能性があるんだとか…。
でももしそうなったらもう「腸内」細菌とは呼べないんじゃないの?とか思いますが、イェール大学のグループによると、腸内細菌は腸から脱出する力を進化させ、他の内臓に潜伏する可能性があるんだとか…。
腸内細菌の多様性は、我々の健康に大切な役割をはたしているわけですが、腸から漏れ出してしまうと危険かもしれません。
最新の研究によると、腸から流出した細菌は、ほかの内臓に滞在し、やがて慢性的な炎症やこれに起因する病気を引き起こす可能性があるんだとか。
じゃ、何のために出ていくんだいって話ですが、腸内細菌は健康状態と密接に関係していることが知られており、その多様性が良い影響をもたらすこともある一方、病原性のあるものが、悪影響を及ぼすこともあるんだとか…。
そのメカニズムは完全には解明されていないそうなんですが、腸内細菌が、腸から漏れ出し、慢性疾患を引き起こす「リーキーガット(腸管壁侵漏)仮説」というものがあるそうなんです。
ですが1つ謎なのは、潜在的に病原性がある細菌が、宿主を病気にすることなく数十年も存在しているということですわな。
そこでイェール大学の免疫生物学者、ノア・パーム氏率いる研究チームは、腸内細菌が時間の経過と共にどう変化していくのかを調査する研究を行ないました。
パーム氏らは、腸内細菌を持たない無菌マウスに、「エンテロコッカス・ガリナラム(Enterococcus gallinarum」という細菌を感染させる実験を行ないました。
この細菌は、バンコマイシン耐性腸球菌で、人間の腸内細菌叢の6%を占めており、病原性があることで知られています。
3ヶ月間観察したところ、その細菌は2つのタイプに分岐したそうなんです。
まず1つは元の細菌株と同じようなタイプです。
ですがもう1つのタイプには、DNAにわずかな突然変異が起きていたそうです。
腸内に住み着けるだけでなく、そこから脱出して、リンパ節や肝臓にとどまるようになったんだとか…。
変異したタイプは臓器に半ば隠れるように潜伏しており、少なくとも一時的には免疫に見つからないんだそうです。
ですが、これが長期間存在すると、やがて自己免疫疾患などの炎症性の病気を引き起こしてしまうんです。
パーム氏は、病原性があるだろう細菌がいても病気にならない人がいる理由や、年齢によって病気になりやすくなる理由は、こうした現象によって部分的に説明できるのではないかと説明しています。
こうした腸内細菌の変化を「宿主内進化」といいます。
パーム氏によると細菌が個体から個体へと移るとき、まず非病原性の細菌が優先されることから、この進化は新しい宿主に移るたびにやり直されていると考えられるそうです。
そしてこのことは、腸内細菌によって病気になるかどうかは、私たちの暮らしもまた大きな要因であることを示しています。
たとえば、健康的な食生活を送っている人の腸内では、さまざまな細菌群が形成されやすいと考えられます。
ですが細菌にしてみれば、場所や資源をめぐってそれだけ多くの細菌と競争しなければならないことになるわけです。
その結果、個々の細菌グループは小さく抑えられてしまいます。
その分、病原性の細菌が出現して、腸から脱出するリスクも抑えられると…。
逆に言えば、細菌の多様性が乏しくなる生活を送っていると、それだけ危険な突然変異株が増殖しやすくなるということですな。
こうした宿主内進化が腸内細菌に与える影響を理解すれば、危険な病原菌の進化を予防したり、それが漏れ出て発症してしまった病気の治療もできるようになるかもしれないとのことです。
まだまだ謎多き、腸内細菌。
比較的、良いものとして捉えられていますが、細菌ですもんねぇ。
病原性があっても不思議はないですわな。
これも今後の研究に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院