2022年09月18日 [からだのこと]
(290)サンデーイルネス(仮)群発頭痛について
お疲れ様です。院長です。
9月18日のサンデーイルネスでございます。
9月も気付けば後半に入ってきましたね。
まぁ、さすがに夏の暑さはなくなりましたが、まだまだ涼しいとは感じませんね。
もう少しすれば、急に寒くなったりしますから注意はしておかないとね。
ホント、ここ数年、地球環境がかなりおかしくなってきてますし、冬はすんごく寒くなるんじゃないでしょうかね。
まぁ、暑いより寒い方が楽な気もしますが、寒けりゃ寒いで動きたくなくなりますし、ケガも多くなるんですよね。
やはり物理的に筋肉も冷えますし、筋トレマニアには冬は注意が必要です。
それでなくても、年々、ケガの治りが悪くなってますしケガはしたくないですな。
高齢者なんかは、ケガがきっかけで寝たきりになるなんてことも多いですし、これから寒くなると特に注意しましょうねと。
高齢者の転倒からの骨折ってのは、ある意味一番注意しなきゃいけないことかもしれませんよ。
高齢者になると、大腿骨の頸部といって太ももの骨の根元が折れてしまう事が非常に多いです。
こうなるとしばらくは入院も必要ですし、立ちあがれるようになるには結構キツイリハビリが必要だったりしますんで、それに耐えられずってパターンが多いんです。
わたくし院長、まだ高齢者とまではいきませんが、ボチボチ身体のそこら中にガタがきてますんで注意しておりますよ。
足なんか普通にあがりませんしね(笑)
何もないトコでも躓きますし…。
やだやだ。
では本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「群発頭痛」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、片側の眼窩(がんか)部、眼窩上部、または側頭部の激しい疼痛と同時に、同じ側の眼球の結膜充血、涙、鼻閉・鼻汁などがみられ、同じ側の瞳孔の縮瞳(しゅくどう)や眼瞼下垂(がんけんかすい)などを伴う頭痛を群発頭痛と呼びます。
有病率は0.1%以下とされていて、まれな病気です。
原因は何かと言いますと、まだわかっていません。
従来ヒスタミンとの関連が注目されましたが、最近は頭蓋内血管のセロトニンの受容体(厳密には5HT 1B/1D受容体)に結合し、血管を収縮させる作用があるスマトリプタンの皮下注射が有効であることにより、セロトニンとの関係も注目されています。
また、睡眠時に多くみられることなどから、視床下部や松果体(しょうかたい)など体内時計との関係も注目されています。
最近、群発頭痛の発作時にPET検査を行い、後視床下部灰白質(かいはくしつ)の活性化が生じること、および健常者に比して後視床下部灰白質の細胞密度が高いことが示され、視床下部が群発頭痛の起源となっている可能性が示唆され注目されています。
症状の現れ方として、ある一定の期間(多くの場合1〜2カ月間)に、連日しかも夜間、明け方のほぼ一定の時間に起こる激しい頭痛で、その起こり方は群発性(1回起こると連日のように起こる)です。
激しい頭痛は1〜2時間続き、その後自然に軽快しますが、主に睡眠中に発症するために、眠ること自体を恐怖に感じている患者さんも多くみられます。
群発頭痛は機能性の頭痛で、群発頭痛の診断は、主に頭痛の性質や随伴症状などについての患者さんからの情報によってなされます。
しかし、脳の器質的疾患を除外して、初めて診断が可能となるため、CTやMRIなどの脳の画像診断も行う必要があります。
治療の方法としましては、強い頭痛を感じたら、早めに神経内科あるいは脳外科の専門医を受診し、診断を確実にして、適切な治療を受けてください。
治療としては、スマトリプタン(イミグラン)のほかに、100%酸素の吸入も有効だそうです。
非常に強い頭痛ですが2時間程度で回復するので、内服薬では間に合わないため、最近スマトリプタンの自己注射が認可されました。
予防的治療としてカルシウム拮抗薬であるベラパミル(ワソラン)や、ステロイド薬なども用いられています。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月18日のサンデーイルネスでございます。
9月も気付けば後半に入ってきましたね。
まぁ、さすがに夏の暑さはなくなりましたが、まだまだ涼しいとは感じませんね。
もう少しすれば、急に寒くなったりしますから注意はしておかないとね。
ホント、ここ数年、地球環境がかなりおかしくなってきてますし、冬はすんごく寒くなるんじゃないでしょうかね。
まぁ、暑いより寒い方が楽な気もしますが、寒けりゃ寒いで動きたくなくなりますし、ケガも多くなるんですよね。
やはり物理的に筋肉も冷えますし、筋トレマニアには冬は注意が必要です。
それでなくても、年々、ケガの治りが悪くなってますしケガはしたくないですな。
高齢者なんかは、ケガがきっかけで寝たきりになるなんてことも多いですし、これから寒くなると特に注意しましょうねと。
高齢者の転倒からの骨折ってのは、ある意味一番注意しなきゃいけないことかもしれませんよ。
高齢者になると、大腿骨の頸部といって太ももの骨の根元が折れてしまう事が非常に多いです。
こうなるとしばらくは入院も必要ですし、立ちあがれるようになるには結構キツイリハビリが必要だったりしますんで、それに耐えられずってパターンが多いんです。
わたくし院長、まだ高齢者とまではいきませんが、ボチボチ身体のそこら中にガタがきてますんで注意しておりますよ。
足なんか普通にあがりませんしね(笑)
何もないトコでも躓きますし…。
やだやだ。
では本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「群発頭痛」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、片側の眼窩(がんか)部、眼窩上部、または側頭部の激しい疼痛と同時に、同じ側の眼球の結膜充血、涙、鼻閉・鼻汁などがみられ、同じ側の瞳孔の縮瞳(しゅくどう)や眼瞼下垂(がんけんかすい)などを伴う頭痛を群発頭痛と呼びます。
有病率は0.1%以下とされていて、まれな病気です。
原因は何かと言いますと、まだわかっていません。
従来ヒスタミンとの関連が注目されましたが、最近は頭蓋内血管のセロトニンの受容体(厳密には5HT 1B/1D受容体)に結合し、血管を収縮させる作用があるスマトリプタンの皮下注射が有効であることにより、セロトニンとの関係も注目されています。
また、睡眠時に多くみられることなどから、視床下部や松果体(しょうかたい)など体内時計との関係も注目されています。
最近、群発頭痛の発作時にPET検査を行い、後視床下部灰白質(かいはくしつ)の活性化が生じること、および健常者に比して後視床下部灰白質の細胞密度が高いことが示され、視床下部が群発頭痛の起源となっている可能性が示唆され注目されています。
症状の現れ方として、ある一定の期間(多くの場合1〜2カ月間)に、連日しかも夜間、明け方のほぼ一定の時間に起こる激しい頭痛で、その起こり方は群発性(1回起こると連日のように起こる)です。
激しい頭痛は1〜2時間続き、その後自然に軽快しますが、主に睡眠中に発症するために、眠ること自体を恐怖に感じている患者さんも多くみられます。
群発頭痛は機能性の頭痛で、群発頭痛の診断は、主に頭痛の性質や随伴症状などについての患者さんからの情報によってなされます。
しかし、脳の器質的疾患を除外して、初めて診断が可能となるため、CTやMRIなどの脳の画像診断も行う必要があります。
治療の方法としましては、強い頭痛を感じたら、早めに神経内科あるいは脳外科の専門医を受診し、診断を確実にして、適切な治療を受けてください。
治療としては、スマトリプタン(イミグラン)のほかに、100%酸素の吸入も有効だそうです。
非常に強い頭痛ですが2時間程度で回復するので、内服薬では間に合わないため、最近スマトリプタンの自己注射が認可されました。
予防的治療としてカルシウム拮抗薬であるベラパミル(ワソラン)や、ステロイド薬なども用いられています。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院