2022年09月14日 [からだのこと]
耳鳴りを聞いてみよう。
お疲れ様です。院長です。
9月14日の水曜日でございます。
だいぶ、陽が落ちるのが早くなってきましたねぇ。
では、今日のネタですがみなさん、耳鳴りって経験ありますか。
わたくし院長、歳のせいか比較的高頻度で起こります。
高頻度すぎて、気にならなくなってる部分もあり、ある時ふと、あ、鳴ってるなってな感じで気付いたりします。
で、今日はその耳鳴りについてのお話しなんですが、なんと、スマホアプリで脳の回路を再接続するってな新しい耳鳴りの治療法が開発されたそうなんです。
周りでは音がしていないのに、自分の耳の中だけで聞こえてくる「耳鳴り」は多くの人が経験してと思われますが、10秒程度の一過性のものならあまり心配はいりませんが、長期に渡って続くと何らかの病気を疑わなければならない場合もあります。
そして耳鳴りはなかなか治りにくく、決定的な治療法がないことから、さまざまな治療法が試みられているんですが、そんな中、スマホを使ったデジタル療法が開発されたわけです。
20年にわたって耳鳴り治療に取り組んできたニュージーランドの科学者が、新開発のアプリを試したところ、症状を大幅に改善するできることがわかったそうなんです。
有望な結果が得られたとして、学術誌にも掲載されたとか…。
治療計画は患者それぞれの症状に合わせたものですが、それと併せてヘッドホンでさまざまな音を聞いてもらい、そのフィードバックをアプリに与えるという仕組みなんだそうです。
このアプリは、決して耳鳴りそのものを消し去るわけではありません。
ですが脳の感じ方を変えて、耳鳴りを気にならないようにしてくれるそうなんです。
オークランド大学のグラント・サーチフィールド准教授は、「本質的に脳の配線を変えて、耳鳴りを全く意味のない背景音に感じられるようにします」と説明しています。
今回の研究では、耳鳴り患者61人を2グループに分け、新開発の治療アプリ(31人)か、ただホワイトノイズが流れるだけのアプリ(30人)のどちらかを使用してもらいました。
治療開始から12週間後、治療アプリを使ったグループでは65%が改善しており、臨床的に有意な結果が得られたそうです。
耳鳴りが生活に大きく影響していたという患者の中には、人生を変えるほどの効果が見られた人もいたそうですからスゴイ効果と言えるかもしれません。
もちろん個人差があるため、全員に効果があったわけではないようなんですが、有意義な結果が得られたようです。
サーチフィールド准教授は、「以前の結果より有意で、将来の耳鳴り治療に直接的なインパクトをもたらす可能性があります」と話しています。
基本的に、耳鳴りは幻聴であり、その原因は複雑多岐にわたっていると考えられています。
外耳炎や中耳炎、難聴、メニエール病など、耳に原因がある場合はもちろん、高血圧や脳腫瘍、脳梗塞などの病気が原因だったり、ストレスや老化が原因の場合もあります。
やっかいなのは今のところ、これを完全に治す方法がないことなんですね。
耳鳴りはほとんどの人が経験しているものですが、5%ほどの人はこれが苦痛なほどのレベルになるそうなんです。
そのせいで日常的な作業に支障をきたしたり、不眠症やうつになったりすることもあるんだとか…。
サーチフィールド准教授はそうした患者の苦しみを目にして、どうにか状況を変えたいと研究を始めたのだそうです。
次のステップは、試作したアプリを改善し、食品医薬品局の認可を視野に入れたより大規模な試験を行うことだそうで、6ヶ月以内にアプリを医療の現場で使えるようにしたいとのことです。
まぁ、苦痛なほどに耳鳴りを感じている人からするとかなり期待できそうですけどね。
わたくし院長の場合、治療しようとすら思ったことがありませんでしたし、これからも耳鳴りと共に生きていこうと思いますよ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月14日の水曜日でございます。
だいぶ、陽が落ちるのが早くなってきましたねぇ。
では、今日のネタですがみなさん、耳鳴りって経験ありますか。
わたくし院長、歳のせいか比較的高頻度で起こります。
高頻度すぎて、気にならなくなってる部分もあり、ある時ふと、あ、鳴ってるなってな感じで気付いたりします。
で、今日はその耳鳴りについてのお話しなんですが、なんと、スマホアプリで脳の回路を再接続するってな新しい耳鳴りの治療法が開発されたそうなんです。
周りでは音がしていないのに、自分の耳の中だけで聞こえてくる「耳鳴り」は多くの人が経験してと思われますが、10秒程度の一過性のものならあまり心配はいりませんが、長期に渡って続くと何らかの病気を疑わなければならない場合もあります。
そして耳鳴りはなかなか治りにくく、決定的な治療法がないことから、さまざまな治療法が試みられているんですが、そんな中、スマホを使ったデジタル療法が開発されたわけです。
20年にわたって耳鳴り治療に取り組んできたニュージーランドの科学者が、新開発のアプリを試したところ、症状を大幅に改善するできることがわかったそうなんです。
有望な結果が得られたとして、学術誌にも掲載されたとか…。
治療計画は患者それぞれの症状に合わせたものですが、それと併せてヘッドホンでさまざまな音を聞いてもらい、そのフィードバックをアプリに与えるという仕組みなんだそうです。
このアプリは、決して耳鳴りそのものを消し去るわけではありません。
ですが脳の感じ方を変えて、耳鳴りを気にならないようにしてくれるそうなんです。
オークランド大学のグラント・サーチフィールド准教授は、「本質的に脳の配線を変えて、耳鳴りを全く意味のない背景音に感じられるようにします」と説明しています。
今回の研究では、耳鳴り患者61人を2グループに分け、新開発の治療アプリ(31人)か、ただホワイトノイズが流れるだけのアプリ(30人)のどちらかを使用してもらいました。
治療開始から12週間後、治療アプリを使ったグループでは65%が改善しており、臨床的に有意な結果が得られたそうです。
耳鳴りが生活に大きく影響していたという患者の中には、人生を変えるほどの効果が見られた人もいたそうですからスゴイ効果と言えるかもしれません。
もちろん個人差があるため、全員に効果があったわけではないようなんですが、有意義な結果が得られたようです。
サーチフィールド准教授は、「以前の結果より有意で、将来の耳鳴り治療に直接的なインパクトをもたらす可能性があります」と話しています。
基本的に、耳鳴りは幻聴であり、その原因は複雑多岐にわたっていると考えられています。
外耳炎や中耳炎、難聴、メニエール病など、耳に原因がある場合はもちろん、高血圧や脳腫瘍、脳梗塞などの病気が原因だったり、ストレスや老化が原因の場合もあります。
やっかいなのは今のところ、これを完全に治す方法がないことなんですね。
耳鳴りはほとんどの人が経験しているものですが、5%ほどの人はこれが苦痛なほどのレベルになるそうなんです。
そのせいで日常的な作業に支障をきたしたり、不眠症やうつになったりすることもあるんだとか…。
サーチフィールド准教授はそうした患者の苦しみを目にして、どうにか状況を変えたいと研究を始めたのだそうです。
次のステップは、試作したアプリを改善し、食品医薬品局の認可を視野に入れたより大規模な試験を行うことだそうで、6ヶ月以内にアプリを医療の現場で使えるようにしたいとのことです。
まぁ、苦痛なほどに耳鳴りを感じている人からするとかなり期待できそうですけどね。
わたくし院長の場合、治療しようとすら思ったことがありませんでしたし、これからも耳鳴りと共に生きていこうと思いますよ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院