2022年08月31日 [動物のこと]
タコの脳
お疲れ様です。院長です。
8月31日の水曜日でございます。
ついに8月も終りです。
我々が子供の頃は、夏休みと言えば8月31日までで、今日なんかみんあ必死で宿題を仕上げてたもんですよ。
なんなら、父ちゃん、母ちゃんもお手伝いしてってのが夏の風物詩的なもんでしたけどね。
そして何事も計画的にやろうってことを学んでいくんです(笑)
では今日のネタですが、久々の登場、タコに関するお話しです。
タコは、無脊椎動物であるにもかかわらず、極めて複雑な脳と認知能力を持つ生物として知られているんですが、その理由の一部が解明されたかもしれないそうなんです。
このブログでも過去何回か、タコの神秘性と賢さについては書いたことがあるんですが、今日はタコの脳と遺伝子について新しい発見があったそうなんですよ。
ちょうど去年の今頃に、タコの各腕には小さな「脳」が備わっていて、独立した動きをするってな話しを紹介しましたが、タコの脳には、人間の脳にある動く遺伝子「トランスポゾン」なるものが存在することがわかったんだとか…。
つまり、人間とタコの脳には共通の遺伝子があったようなんです。
最新の研究では、タコの神経・認知機能の複雑さは、人間との分子的な類似に由来するらしいことを明らかにしているそうです。
まぁ、分子的な類似とか言われてもよく分かりませんが…(笑)
分子とは、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位の事ですから、まぁ根っこが似てるってことなんでしょうか…。
人間のゲノムの45%は、「動く遺伝子」や「転移因子」とも呼ばれる「トランスポゾン」で占められています。
その名の通り、コピー&ペーストでゲノム上のある場所からある場所へと移動することができる特殊な遺伝子と言われています。
大抵の場合、遺伝子が転移してもはっきりそれとわかるような影響はなく、それによって移動能力も失われてしまいます。
また転移先で何世代もかけて突然変異を重ね、活動をやめてしまうものもあるそうなんです。
あるいは無傷のまま残っても、細胞の防衛機能によって活動しないものもあります。
こうした遺伝子の断片や壊れたコピーは活動しないかもしれませんが、進化の視点で見てみれば、それでも素材として役に立つことがあるそうなんです。
トランスポゾンのうち、もっとも影響があるものは、「長鎖散在反復配列」(英語の頭文字をとって”LINE"という)と呼ばれるものです。
ヒトゲノムには100ほど存在し、現在でも何か機能を果たしている可能性があるそうです。
これまでLINEの活動は過去の名残でしかないと考えられてきていました。
ところが近年では、脳内ではその活動がこまかく調整されていることが明らかになっています。
そのため、LINEは学習や記憶といった認知機能に関連していると考えられるようになってきたわけです。
特に活発なLINEは、学習や記憶を司る「海馬」にあるらしいんです。
じつはタコのゲノムにもこうした動く遺伝子「トランスポゾン」がたくさんあることが分かったそうなんです。
ですがタコの、「トランスポゾン」は、ほとんどは活動していないようなんですが…。
今回の国際的な研究グループは、まだコピー&ペースト機能が残っているトランスポゾンに着目し、タコ脳の認知機能の中枢にもLINEがあることを発見しました。
研究グループのレモ・サングス氏(SISSA)は、タコ2種の脳で活発なLINEが発見されたのは、「こうした遺伝子の機能がコピー&ペーストだけではないという仮説を裏付ける」ために重要であると説明しています。
ジョバンナ・ポンテ氏(アントン・ドールン動物学研究所)は、「顕微鏡で、垂直葉のLINEが活動している強いサインを見つけた時、文字通り椅子から飛び上がった」と語っているそうです。
垂直葉は、タコの学習・認知機能の中枢で、人間の海馬のような働きをしているところです。
遠く離れた種であっても、同じ問題を解決するために同じ機能を進化させることがあります。
これを「収斂進化(しゅうれんしんか)」というそうなんですが、認知機能の中枢でLINEが活発であるという人間とタコの類似もまた、その格好の例であるとのことなんです。
グラツィアーノ・フィオリート氏(アントン・ドールン動物学研究所)は、「タコの脳の機能はさまざまな点で哺乳類と似ている」と話しています。
脳内のLINEは、知能の進化を解明するうえで興味深い研究対象なのだそうですよ。
まぁ、難しすぎるな(笑)
細かいところはよく分かりませんが、まだまだタコには解明されてない部分が多いと言う事だけは間違いないでしょうね。
てか、タコはなんのためにこんな「脳」を持ってるんでしょう?
実は我々が知らないだけで、タコにはもっとスゴイ能力があるのかもしれませんね。
これも今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月31日の水曜日でございます。
ついに8月も終りです。
我々が子供の頃は、夏休みと言えば8月31日までで、今日なんかみんあ必死で宿題を仕上げてたもんですよ。
なんなら、父ちゃん、母ちゃんもお手伝いしてってのが夏の風物詩的なもんでしたけどね。
そして何事も計画的にやろうってことを学んでいくんです(笑)
では今日のネタですが、久々の登場、タコに関するお話しです。
タコは、無脊椎動物であるにもかかわらず、極めて複雑な脳と認知能力を持つ生物として知られているんですが、その理由の一部が解明されたかもしれないそうなんです。
このブログでも過去何回か、タコの神秘性と賢さについては書いたことがあるんですが、今日はタコの脳と遺伝子について新しい発見があったそうなんですよ。
ちょうど去年の今頃に、タコの各腕には小さな「脳」が備わっていて、独立した動きをするってな話しを紹介しましたが、タコの脳には、人間の脳にある動く遺伝子「トランスポゾン」なるものが存在することがわかったんだとか…。
つまり、人間とタコの脳には共通の遺伝子があったようなんです。
最新の研究では、タコの神経・認知機能の複雑さは、人間との分子的な類似に由来するらしいことを明らかにしているそうです。
まぁ、分子的な類似とか言われてもよく分かりませんが…(笑)
分子とは、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位の事ですから、まぁ根っこが似てるってことなんでしょうか…。
人間のゲノムの45%は、「動く遺伝子」や「転移因子」とも呼ばれる「トランスポゾン」で占められています。
その名の通り、コピー&ペーストでゲノム上のある場所からある場所へと移動することができる特殊な遺伝子と言われています。
大抵の場合、遺伝子が転移してもはっきりそれとわかるような影響はなく、それによって移動能力も失われてしまいます。
また転移先で何世代もかけて突然変異を重ね、活動をやめてしまうものもあるそうなんです。
あるいは無傷のまま残っても、細胞の防衛機能によって活動しないものもあります。
こうした遺伝子の断片や壊れたコピーは活動しないかもしれませんが、進化の視点で見てみれば、それでも素材として役に立つことがあるそうなんです。
トランスポゾンのうち、もっとも影響があるものは、「長鎖散在反復配列」(英語の頭文字をとって”LINE"という)と呼ばれるものです。
ヒトゲノムには100ほど存在し、現在でも何か機能を果たしている可能性があるそうです。
これまでLINEの活動は過去の名残でしかないと考えられてきていました。
ところが近年では、脳内ではその活動がこまかく調整されていることが明らかになっています。
そのため、LINEは学習や記憶といった認知機能に関連していると考えられるようになってきたわけです。
特に活発なLINEは、学習や記憶を司る「海馬」にあるらしいんです。
じつはタコのゲノムにもこうした動く遺伝子「トランスポゾン」がたくさんあることが分かったそうなんです。
ですがタコの、「トランスポゾン」は、ほとんどは活動していないようなんですが…。
今回の国際的な研究グループは、まだコピー&ペースト機能が残っているトランスポゾンに着目し、タコ脳の認知機能の中枢にもLINEがあることを発見しました。
研究グループのレモ・サングス氏(SISSA)は、タコ2種の脳で活発なLINEが発見されたのは、「こうした遺伝子の機能がコピー&ペーストだけではないという仮説を裏付ける」ために重要であると説明しています。
ジョバンナ・ポンテ氏(アントン・ドールン動物学研究所)は、「顕微鏡で、垂直葉のLINEが活動している強いサインを見つけた時、文字通り椅子から飛び上がった」と語っているそうです。
垂直葉は、タコの学習・認知機能の中枢で、人間の海馬のような働きをしているところです。
遠く離れた種であっても、同じ問題を解決するために同じ機能を進化させることがあります。
これを「収斂進化(しゅうれんしんか)」というそうなんですが、認知機能の中枢でLINEが活発であるという人間とタコの類似もまた、その格好の例であるとのことなんです。
グラツィアーノ・フィオリート氏(アントン・ドールン動物学研究所)は、「タコの脳の機能はさまざまな点で哺乳類と似ている」と話しています。
脳内のLINEは、知能の進化を解明するうえで興味深い研究対象なのだそうですよ。
まぁ、難しすぎるな(笑)
細かいところはよく分かりませんが、まだまだタコには解明されてない部分が多いと言う事だけは間違いないでしょうね。
てか、タコはなんのためにこんな「脳」を持ってるんでしょう?
実は我々が知らないだけで、タコにはもっとスゴイ能力があるのかもしれませんね。
これも今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院