2022年08月29日 [からだのこと]
適切な運動時間
お疲れ様です。院長です。
8月29日の月曜日でございます。
8月ももうすぐ終りで、朝晩は少しマシになりましたが、日中はまだまだ暑いですなぁ。
やはり暑いと外に出るのが億劫になりますし、動きたくなくなります。
夏って何となく、活動的なイメージでしたけど、近年はそうでもなくなってきてますよね。
できるだけ室内にいるほうが安全ですってな感じです。
こうなると運動不足になりがちなんですが、じゃ、実際どれくらい運動すればいいの?
って疑問を持つ方もおられるでしょう。
多くの研究が、適度な運動に健康効果があることを裏付けているんですが、もちろんやりすぎは身体に負担がかかります。
では運動時間はどれくらいが適度で、運動量はどの程度がよろしいのでしょう。
最近発表された10万人以上を30年間追跡した大規模な研究によると、激しい運動なら、週に150〜300分(1日21分〜42分)、穏やかな運動なら、週に300〜600分(1日42分〜85分)で死亡リスクが最も下がるということのようです。
日頃からの適度な運動が、健康で長生きの秘訣であることは周知の事実です。
どれほどの運動が適度なのかについては個人差もありますからねぇ。
あくまで参考値として数字ですけどね。
ちなみに、アメリカ保健社会福祉省が2018年に定めたガイドラインでは、「週に150〜300分(日に21〜42分)の穏やかな運動」、あるいは「週75〜150分(日に11〜21分)の激しい運動」を推奨していました。
ので、これよりかなり動いてもいい計算になりますかね。
激しい運動で、週に150〜300分(1日21分〜42分)、穏やかな運動で、週に300〜600分(1日42分〜85分)
まぁ、こんなもんかなとも思いますけどね。
運動嫌いな人ならこれだけでも大変に思うかもしれませんが、逆にもっと体を動かしたいと思う人もいるでしょうし、実際にそれを行っている人もいるでしょう。
わたくし院長の場合、筋トレが激しい運動に位置づけられるなら、かなりオーバーしています(笑)
そこでハーバード大学のドン・フーン・リー氏は、これまで推奨レベルを超える運動が体にいいかどうかははっきりしていなかったため、過去30年分のデータにあたって本当のところを調べてみることにしたそうなんです。
今回の研究では、1988年から2018年にかけて実施された2つの大規模な追跡調査で集められた、成人10万人分(96%以上が白人)のデータが分析されました。
調査の参加者は、2年ごとに運動時間について報告し、くわえて自分や家族の健康状態、喫煙・飲酒の習慣などについても報告しました。
なおウォーキング・軽い運動・ウェイトリフティング・ストレッチは穏やかな運動、ジョギング・ランニング・水泳・自転車・エアロビは激しい運動とされました。
筋トレは穏やかな運動にランクされるのね(笑)
分析の結果、現在ガイドラインで推奨されている運動量の2〜4倍体を動かせば、さらに死亡リスクが下がることが判明したそうです。
具体的に次のようなことが確かめられました。
・推奨される激しい運動量を行う人は、心臓血管疾患による死亡リスクが31%、それ以外の原因による死亡リスクが15%低下、全体的な死亡リスクは19%低かった。
・推奨される穏やかな運動量を行う人は、心臓血管疾患による死亡リスクが22〜25%、それ以外の原因による死亡リスクが19〜20%低下、全体的な死亡リスクは20〜21%低かった。
・激しい運動の推奨量を2〜4倍(週150〜300分)超える人は、心臓血管疾患による死亡リスクが27〜33%、それ以外の原因による死亡リスクが19%低下、全体的な死亡リスクは21〜23%低かった。
・穏やかな運動の推奨量を2〜4倍(300〜600分/週)超える人は、心臓血管疾患による死亡リスクが28〜38%、それ以外の原因による死亡リスクが25〜27%低下、全体的な死亡リスクは26〜31%低かった。
そうです。
わたくし院長、いい感じで超えておりますので、かなり死亡リスクは下がってると思われます。
なお過去の研究には、マラソン・トライアスロン・長距離自転車レースなど、激しい持久的運動を長期間続けると、心筋繊維化・冠動脈石灰化・心房細動・心臓性突然死のリスクが高まるとしたものありました。
しかし今回調査された推奨運動量の4倍程度では、そのような悪影響は確認されなかったそうです。
リー氏は、この研究は「健康を保つために、適切な量と強度の運動の指針づくりの根拠を提供する」と語っています。
このデータが日本人にマッチするかどうかは微妙な部分もありますが、おそらくはみなさん、運動不足気味ではないかと思います。
こんな季節ですから動きたくないのはよく分かりますけど、やはり身体を動かさないのは健康リスクが高まりますので、シッカリ動きましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月29日の月曜日でございます。
8月ももうすぐ終りで、朝晩は少しマシになりましたが、日中はまだまだ暑いですなぁ。
やはり暑いと外に出るのが億劫になりますし、動きたくなくなります。
夏って何となく、活動的なイメージでしたけど、近年はそうでもなくなってきてますよね。
できるだけ室内にいるほうが安全ですってな感じです。
こうなると運動不足になりがちなんですが、じゃ、実際どれくらい運動すればいいの?
って疑問を持つ方もおられるでしょう。
多くの研究が、適度な運動に健康効果があることを裏付けているんですが、もちろんやりすぎは身体に負担がかかります。
では運動時間はどれくらいが適度で、運動量はどの程度がよろしいのでしょう。
最近発表された10万人以上を30年間追跡した大規模な研究によると、激しい運動なら、週に150〜300分(1日21分〜42分)、穏やかな運動なら、週に300〜600分(1日42分〜85分)で死亡リスクが最も下がるということのようです。
日頃からの適度な運動が、健康で長生きの秘訣であることは周知の事実です。
どれほどの運動が適度なのかについては個人差もありますからねぇ。
あくまで参考値として数字ですけどね。
ちなみに、アメリカ保健社会福祉省が2018年に定めたガイドラインでは、「週に150〜300分(日に21〜42分)の穏やかな運動」、あるいは「週75〜150分(日に11〜21分)の激しい運動」を推奨していました。
ので、これよりかなり動いてもいい計算になりますかね。
激しい運動で、週に150〜300分(1日21分〜42分)、穏やかな運動で、週に300〜600分(1日42分〜85分)
まぁ、こんなもんかなとも思いますけどね。
運動嫌いな人ならこれだけでも大変に思うかもしれませんが、逆にもっと体を動かしたいと思う人もいるでしょうし、実際にそれを行っている人もいるでしょう。
わたくし院長の場合、筋トレが激しい運動に位置づけられるなら、かなりオーバーしています(笑)
そこでハーバード大学のドン・フーン・リー氏は、これまで推奨レベルを超える運動が体にいいかどうかははっきりしていなかったため、過去30年分のデータにあたって本当のところを調べてみることにしたそうなんです。
今回の研究では、1988年から2018年にかけて実施された2つの大規模な追跡調査で集められた、成人10万人分(96%以上が白人)のデータが分析されました。
調査の参加者は、2年ごとに運動時間について報告し、くわえて自分や家族の健康状態、喫煙・飲酒の習慣などについても報告しました。
なおウォーキング・軽い運動・ウェイトリフティング・ストレッチは穏やかな運動、ジョギング・ランニング・水泳・自転車・エアロビは激しい運動とされました。
筋トレは穏やかな運動にランクされるのね(笑)
分析の結果、現在ガイドラインで推奨されている運動量の2〜4倍体を動かせば、さらに死亡リスクが下がることが判明したそうです。
具体的に次のようなことが確かめられました。
・推奨される激しい運動量を行う人は、心臓血管疾患による死亡リスクが31%、それ以外の原因による死亡リスクが15%低下、全体的な死亡リスクは19%低かった。
・推奨される穏やかな運動量を行う人は、心臓血管疾患による死亡リスクが22〜25%、それ以外の原因による死亡リスクが19〜20%低下、全体的な死亡リスクは20〜21%低かった。
・激しい運動の推奨量を2〜4倍(週150〜300分)超える人は、心臓血管疾患による死亡リスクが27〜33%、それ以外の原因による死亡リスクが19%低下、全体的な死亡リスクは21〜23%低かった。
・穏やかな運動の推奨量を2〜4倍(300〜600分/週)超える人は、心臓血管疾患による死亡リスクが28〜38%、それ以外の原因による死亡リスクが25〜27%低下、全体的な死亡リスクは26〜31%低かった。
そうです。
わたくし院長、いい感じで超えておりますので、かなり死亡リスクは下がってると思われます。
なお過去の研究には、マラソン・トライアスロン・長距離自転車レースなど、激しい持久的運動を長期間続けると、心筋繊維化・冠動脈石灰化・心房細動・心臓性突然死のリスクが高まるとしたものありました。
しかし今回調査された推奨運動量の4倍程度では、そのような悪影響は確認されなかったそうです。
リー氏は、この研究は「健康を保つために、適切な量と強度の運動の指針づくりの根拠を提供する」と語っています。
このデータが日本人にマッチするかどうかは微妙な部分もありますが、おそらくはみなさん、運動不足気味ではないかと思います。
こんな季節ですから動きたくないのはよく分かりますけど、やはり身体を動かさないのは健康リスクが高まりますので、シッカリ動きましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院