2022年08月24日 [色々なこと]
火葬詐欺
お疲れ様です。院長です。
8月24日の水曜日でございます。
いよいよ8月も残り1週間ですよ。
ついに夏がおわりますなぁ。
ま、夏が終わっても涼しくなるってわけじゃないですけど、気持ち的には秋ですよね。
9月だし(笑)
では今日のネタですが、アメリカで起きたとんでもない事件のお話しです。
最近までアメリカでは土葬が一般的だったそうなんですが、最近ではコストがかかる土葬から火葬に変える人が増え始めているそうなんです。
日本だと火葬が当たり前ですし、火葬場として都道府県知事の許可をうけた施設で行いと言う事が法律で定められています。
つまり、これ以外の選択肢は基本的にないと言う事ですね。
一部、離島など、遺体を本土に搬送しないと火葬できない場合は、搬送費用が高額になるので遺体のまま埋葬することもあるそうですが、それ以外では基本的に火葬されます。
ですから、ここで問題が起こるなんてことはほぼないんですが、アメリカの場合、火葬を民間業者が行ってるんですよね。
民間となると、問題が起こる可能性も上がるわけで、コロラド州の火葬を請け負う葬儀会社は、2010年から約8年にわたり、顧客から火葬費用を受け取っていたにもかかわらず、火葬せずに遺体の一部を遺族の同意なしで業者に販売し、偽の遺灰を渡していたことが判明し逮捕され、裁判となったそうなんです。
なんちゅうバチ当たりな事を…。
アメリカにはこの「バチ当たり」って感覚がないんでしょうかね。
コロラド州モントローズ郡サンセット・メサ葬儀社を運営していたメーガン・ヘス(45歳)と母親のシャーリー・コッホ(68歳)は、2010年から2018年にかけて、火葬を希望する遺族からその費用を受け取りながらも、遺体の一部を売りさばいていたとして、2020年に逮捕されました。
裁判所の記録によると、2009年にヘスは母親とサンセット・メサ葬儀財団と呼ばれる非営利のドナー寄付サービス組織を立ち上げ、ブローカーとして主に外科的トレーニングやその他の教育目的で、遺体もしくはその一部を第3者に販売していたようなんです。
アメリカでは、心臓や腎臓などの臓器や腱を移植用に販売することは違法ですが、研究者や教育に使用するための遺体やその一部の販売は、連邦法により規制されていないんです。
しかし、あくまでも遺族側の同意が必要なのは言うまでもありません。
ヘスは、遺族の同意を得ることなく、勝手に献体同意書を偽造し、故人の頭や脊椎、腕、脚を切り落として売却していたそうなんです。
しかも、発生しない火葬費用として遺族から1000ドル(約14万円)以上を騙し取っていたといいますから、これは地獄行きだな(笑)
更には、利益を最大化するため、貧しく脆弱な家族を標的にして「献体と引き換えに無料で火葬を提供する」と伝え、遺体を売った後偽の遺灰を遺族に渡していたことも明らかになったそうなんです。
タダで火葬してやるって言われれば、頼んじゃう人も多いでしょう。
で、そのご遺体が、バラバラにされて売られるって…。
遺族の気持ちを考えたら、普通の神経で出来る所業じゃないですな。
日本と違い、アメリカでは一般的に、火葬の際には遺族らは立ち会わないそうなんです。
葬儀社が粉砕機で遺骨の形が残らない「遺灰」の状態にした後、骨壺に入れて遺族に渡すのが通常なんだとか…。
しかしヘスと母親は、コンクリートを粉末にして「故人の遺灰」と偽り、何も知らされていない遺族に渡していたようなんです。
コンクリート!(笑)
これはひどすぎますな。
詐欺被害に遭ったのは遺族だけではありません。
ヘスと母親は、B型肝炎やC型肝炎、HIVなどの感染症が陽性だった遺体を「無病」と偽り、業者に販売していたそうなんです。
これまでの裁判では、葬儀社で働いていたある従業員の告白によって、ヘスが顧客から火葬を依頼されて預かった遺体の口から金歯を引き抜いて売り、4万ドル(約550万円)を稼いだことや、遺族の承諾なしに葬儀社内で機械を使用して遺体を切り刻んでいたことが明らかになった他、2014年に業者に宛てた手紙の一部も公開されました。
そこには、「4日にホスピスで遺体を回収する。4〜5体出るから準備して。完全防腐処理された脊椎を950ドル(約13万円)でどう?」などといった内容が記されてあったといいます。
検察側は、多くの遺族がこうした被害を受けていることから、ヘスに12〜15年の懲役刑を求刑中だそうです。
一方、弁護人は検察の求刑よりも2年ほど軽い刑罰を求めているそうです。
この2年間、アメリカのメディアでは被害に遭った遺族の声が伝えられてきたまし。
被害者となった女性の1人は、涙を浮かべながらこのように話しています。
火葬されたとばかり信じていただけに、大きなショックです。
25年間連れ添った夫の体がバラバラにされて、あちこちに売り飛ばされていたなんて…想像するのは辛すぎます。
これ以上、どんなふうにこの思いを言葉にすればいいか、わかりません。と…。
また、ある母親は火葬されたと思っていた息子の遺体が切断された挙句、各業者に売られていたことをFBIからの電話で知り、驚愕したといいます。
頭の中が真っ白になりました。
FBIの捜査員が、息子の脚はどこそこに、頭部はどこそこに売られていたようだ、などと説明したそうですが、私は「もうそれ以上聞きたくない」と言いました。
2020年に6件の詐欺と3件の危険物違法輸送の罪で起訴されて以来拘束されているヘスは、最初は無罪を主張していましたが、7月5日の裁判ではようやく罪を認めたそうです。
なお、この事件の判決は、来年1月に下される予定となっているそうです。
まぁ、日本では考えられない様な事件ですが、いくらなんでもこれはヒドイですな。
そんな事件でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月24日の水曜日でございます。
いよいよ8月も残り1週間ですよ。
ついに夏がおわりますなぁ。
ま、夏が終わっても涼しくなるってわけじゃないですけど、気持ち的には秋ですよね。
9月だし(笑)
では今日のネタですが、アメリカで起きたとんでもない事件のお話しです。
最近までアメリカでは土葬が一般的だったそうなんですが、最近ではコストがかかる土葬から火葬に変える人が増え始めているそうなんです。
日本だと火葬が当たり前ですし、火葬場として都道府県知事の許可をうけた施設で行いと言う事が法律で定められています。
つまり、これ以外の選択肢は基本的にないと言う事ですね。
一部、離島など、遺体を本土に搬送しないと火葬できない場合は、搬送費用が高額になるので遺体のまま埋葬することもあるそうですが、それ以外では基本的に火葬されます。
ですから、ここで問題が起こるなんてことはほぼないんですが、アメリカの場合、火葬を民間業者が行ってるんですよね。
民間となると、問題が起こる可能性も上がるわけで、コロラド州の火葬を請け負う葬儀会社は、2010年から約8年にわたり、顧客から火葬費用を受け取っていたにもかかわらず、火葬せずに遺体の一部を遺族の同意なしで業者に販売し、偽の遺灰を渡していたことが判明し逮捕され、裁判となったそうなんです。
なんちゅうバチ当たりな事を…。
アメリカにはこの「バチ当たり」って感覚がないんでしょうかね。
コロラド州モントローズ郡サンセット・メサ葬儀社を運営していたメーガン・ヘス(45歳)と母親のシャーリー・コッホ(68歳)は、2010年から2018年にかけて、火葬を希望する遺族からその費用を受け取りながらも、遺体の一部を売りさばいていたとして、2020年に逮捕されました。
裁判所の記録によると、2009年にヘスは母親とサンセット・メサ葬儀財団と呼ばれる非営利のドナー寄付サービス組織を立ち上げ、ブローカーとして主に外科的トレーニングやその他の教育目的で、遺体もしくはその一部を第3者に販売していたようなんです。
アメリカでは、心臓や腎臓などの臓器や腱を移植用に販売することは違法ですが、研究者や教育に使用するための遺体やその一部の販売は、連邦法により規制されていないんです。
しかし、あくまでも遺族側の同意が必要なのは言うまでもありません。
ヘスは、遺族の同意を得ることなく、勝手に献体同意書を偽造し、故人の頭や脊椎、腕、脚を切り落として売却していたそうなんです。
しかも、発生しない火葬費用として遺族から1000ドル(約14万円)以上を騙し取っていたといいますから、これは地獄行きだな(笑)
更には、利益を最大化するため、貧しく脆弱な家族を標的にして「献体と引き換えに無料で火葬を提供する」と伝え、遺体を売った後偽の遺灰を遺族に渡していたことも明らかになったそうなんです。
タダで火葬してやるって言われれば、頼んじゃう人も多いでしょう。
で、そのご遺体が、バラバラにされて売られるって…。
遺族の気持ちを考えたら、普通の神経で出来る所業じゃないですな。
日本と違い、アメリカでは一般的に、火葬の際には遺族らは立ち会わないそうなんです。
葬儀社が粉砕機で遺骨の形が残らない「遺灰」の状態にした後、骨壺に入れて遺族に渡すのが通常なんだとか…。
しかしヘスと母親は、コンクリートを粉末にして「故人の遺灰」と偽り、何も知らされていない遺族に渡していたようなんです。
コンクリート!(笑)
これはひどすぎますな。
詐欺被害に遭ったのは遺族だけではありません。
ヘスと母親は、B型肝炎やC型肝炎、HIVなどの感染症が陽性だった遺体を「無病」と偽り、業者に販売していたそうなんです。
これまでの裁判では、葬儀社で働いていたある従業員の告白によって、ヘスが顧客から火葬を依頼されて預かった遺体の口から金歯を引き抜いて売り、4万ドル(約550万円)を稼いだことや、遺族の承諾なしに葬儀社内で機械を使用して遺体を切り刻んでいたことが明らかになった他、2014年に業者に宛てた手紙の一部も公開されました。
そこには、「4日にホスピスで遺体を回収する。4〜5体出るから準備して。完全防腐処理された脊椎を950ドル(約13万円)でどう?」などといった内容が記されてあったといいます。
検察側は、多くの遺族がこうした被害を受けていることから、ヘスに12〜15年の懲役刑を求刑中だそうです。
一方、弁護人は検察の求刑よりも2年ほど軽い刑罰を求めているそうです。
この2年間、アメリカのメディアでは被害に遭った遺族の声が伝えられてきたまし。
被害者となった女性の1人は、涙を浮かべながらこのように話しています。
火葬されたとばかり信じていただけに、大きなショックです。
25年間連れ添った夫の体がバラバラにされて、あちこちに売り飛ばされていたなんて…想像するのは辛すぎます。
これ以上、どんなふうにこの思いを言葉にすればいいか、わかりません。と…。
また、ある母親は火葬されたと思っていた息子の遺体が切断された挙句、各業者に売られていたことをFBIからの電話で知り、驚愕したといいます。
頭の中が真っ白になりました。
FBIの捜査員が、息子の脚はどこそこに、頭部はどこそこに売られていたようだ、などと説明したそうですが、私は「もうそれ以上聞きたくない」と言いました。
2020年に6件の詐欺と3件の危険物違法輸送の罪で起訴されて以来拘束されているヘスは、最初は無罪を主張していましたが、7月5日の裁判ではようやく罪を認めたそうです。
なお、この事件の判決は、来年1月に下される予定となっているそうです。
まぁ、日本では考えられない様な事件ですが、いくらなんでもこれはヒドイですな。
そんな事件でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院