2022年08月08日 [色々なこと]
温暖化とワイン
お疲れ様です。院長です。
8月8日の月曜日でございます。
毎日暑い日が続きますが、やはり温暖化はイカンねぇ。
今日のネタは、そんな温暖化の別角度の被害についてお話ししたいと思います。
なんでも、地球温暖化の影響で、ワインの味が化学的に変わりつつあるんだとか…。
ワインの原料となるブドウの品質は、気候などの栽培条件によって大きく左右されます。
地球温暖化はその土地ならではのワインの味を台無しにしてしまう可能性があると、生産者たちは懸念しています。
今ワイン生産者たちは、温暖化が進む中で、これまで通りの高品質かつ個性豊かなワイン作りを続ける方法を模索しているそうです。
ま、確かにその地方独特の気候ってありますし、それが損なわれたら味も変わるかもね。
異常気象で、ブドウの木が枯れてしまうってのももちろん問題ですが、見えない変化が出てきてるそうなんです。
それはブドウの実の化学的な変化なんだとか…。
ワインの味わいは、ブドウに含まれる「糖」「酸」「第二化合物」のバランスによって生み出されます。
糖は光合成によって蓄積され、ブドウが熟れることで酸が分解されていきます。
第二化合物はブドウの代謝に必要な化学物質以外のもので、例えばブドウに赤みを与え、紫外線から守る「アントシアニン」や、ワインに苦味や渋みを与える「タンニン」があります。
これら3つの成分は、土壌や降水量など、いくつもの環境要因によって左右されますが、中でも最大の影響を与えるのが気温なんだそうです。
気温が大きく変化すると、3つのバランスが崩れることになるわけです。
例えば、暑くなりすぎるとブドウの熟成がうながされすぎ、酸が分解され、糖が蓄積されてしまうので、甘く干しブドウのような味わいになるんだとか…。
糖は、酵母によって発酵され、アルコールに変わります。
ですから甘いブドウからはアルコール度数が高いワインができます。
実際、南仏のような温暖な地域のワインはアルコール度数が高いです。
ですが、これは酸味によるフルーティな味わいを損なうので、好ましいことではないと…。
またアルコール度数が高まることで、味が辛くなったり、香りが隠されてしまうこともあります。
これが糖と酸だけの問題なら、ブドウを早めに収穫すればいいだけのことで問題ないんですが、それではブドウに第二化合物が溜まらないことになります。
これはワインに幾重もの香りをもたらす大切な成分なんですな。
結果として、暑くなるとワインの味わいは、より熟したブドウのそれ(干しブドウのように加工された果物)に近くなります。
干しブドウはどれも同じような味なので、ワインから産地ならではの個性が消えてしまうというわけです。
こればっかりは、どうしようもないですなぁ。
フランスのワインと言えば、使用される品種も当局が管理するくらい、厳格なものですしそう簡単に品種改良だの、産地を変えるなんてこともできないようなんですよ。
温暖化に直面するワイン生産者が抱える最大の疑問は、今後も人々はワインを求めるだろうか? ということのようです。
つまり、今までのような味わいが保てなくなった場合、消費者はワインを飲まなくなるんじゃないかという事ですな。
ですがこれについて、消費者調査から意外な事実が明らかになっているそうなんです。
味が強く、雑味の多いワインを人々が受け入れており、温暖化にも関わらず、ナパやボルドーといった地域では過去60年の間にワインの品質への評価が高まっているんだとか…。
これはブドウの成長シーズンの気温が17.3度を超えるとワインの質は落ちるだろうという以前の予測をくつがえすものなんだそうです。
一方で、気温の上昇に生産者の適応が追いつかず、ワインの豊かな風味には欠かせない第二化合物は減るだろうとの予測もあります。
ですが、専門家ですら本当のところはわかっていないようなんです。
まぁ、ワインっつってもたかが「酒」ですから、好みもあるし、なにより…
わたくし院長もそうですが、そこまで厳格に「味」が分かる人がどれほどいるんだろうかと(笑)
ワインの味とか、わたくし院長、まったく分かりませんし、なんで高い安いがあるのかもよく分からないもんねぇ。
熟成度とか?
で、これは舌がダメなだけかもしれませんが、高いから美味しいかと言うと、それも違うような気が…。
ですが、農作物にここまで影響が出てるわけですから、ホントに本気で温暖化対策は行わないと…。
なんか今年の夏とか、米とかもヤバいんじゃないの?って思っちゃいますよね。
今のうちに手を打たないと、手遅れになりますぜ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月8日の月曜日でございます。
毎日暑い日が続きますが、やはり温暖化はイカンねぇ。
今日のネタは、そんな温暖化の別角度の被害についてお話ししたいと思います。
なんでも、地球温暖化の影響で、ワインの味が化学的に変わりつつあるんだとか…。
ワインの原料となるブドウの品質は、気候などの栽培条件によって大きく左右されます。
地球温暖化はその土地ならではのワインの味を台無しにしてしまう可能性があると、生産者たちは懸念しています。
今ワイン生産者たちは、温暖化が進む中で、これまで通りの高品質かつ個性豊かなワイン作りを続ける方法を模索しているそうです。
ま、確かにその地方独特の気候ってありますし、それが損なわれたら味も変わるかもね。
異常気象で、ブドウの木が枯れてしまうってのももちろん問題ですが、見えない変化が出てきてるそうなんです。
それはブドウの実の化学的な変化なんだとか…。
ワインの味わいは、ブドウに含まれる「糖」「酸」「第二化合物」のバランスによって生み出されます。
糖は光合成によって蓄積され、ブドウが熟れることで酸が分解されていきます。
第二化合物はブドウの代謝に必要な化学物質以外のもので、例えばブドウに赤みを与え、紫外線から守る「アントシアニン」や、ワインに苦味や渋みを与える「タンニン」があります。
これら3つの成分は、土壌や降水量など、いくつもの環境要因によって左右されますが、中でも最大の影響を与えるのが気温なんだそうです。
気温が大きく変化すると、3つのバランスが崩れることになるわけです。
例えば、暑くなりすぎるとブドウの熟成がうながされすぎ、酸が分解され、糖が蓄積されてしまうので、甘く干しブドウのような味わいになるんだとか…。
糖は、酵母によって発酵され、アルコールに変わります。
ですから甘いブドウからはアルコール度数が高いワインができます。
実際、南仏のような温暖な地域のワインはアルコール度数が高いです。
ですが、これは酸味によるフルーティな味わいを損なうので、好ましいことではないと…。
またアルコール度数が高まることで、味が辛くなったり、香りが隠されてしまうこともあります。
これが糖と酸だけの問題なら、ブドウを早めに収穫すればいいだけのことで問題ないんですが、それではブドウに第二化合物が溜まらないことになります。
これはワインに幾重もの香りをもたらす大切な成分なんですな。
結果として、暑くなるとワインの味わいは、より熟したブドウのそれ(干しブドウのように加工された果物)に近くなります。
干しブドウはどれも同じような味なので、ワインから産地ならではの個性が消えてしまうというわけです。
こればっかりは、どうしようもないですなぁ。
フランスのワインと言えば、使用される品種も当局が管理するくらい、厳格なものですしそう簡単に品種改良だの、産地を変えるなんてこともできないようなんですよ。
温暖化に直面するワイン生産者が抱える最大の疑問は、今後も人々はワインを求めるだろうか? ということのようです。
つまり、今までのような味わいが保てなくなった場合、消費者はワインを飲まなくなるんじゃないかという事ですな。
ですがこれについて、消費者調査から意外な事実が明らかになっているそうなんです。
味が強く、雑味の多いワインを人々が受け入れており、温暖化にも関わらず、ナパやボルドーといった地域では過去60年の間にワインの品質への評価が高まっているんだとか…。
これはブドウの成長シーズンの気温が17.3度を超えるとワインの質は落ちるだろうという以前の予測をくつがえすものなんだそうです。
一方で、気温の上昇に生産者の適応が追いつかず、ワインの豊かな風味には欠かせない第二化合物は減るだろうとの予測もあります。
ですが、専門家ですら本当のところはわかっていないようなんです。
まぁ、ワインっつってもたかが「酒」ですから、好みもあるし、なにより…
わたくし院長もそうですが、そこまで厳格に「味」が分かる人がどれほどいるんだろうかと(笑)
ワインの味とか、わたくし院長、まったく分かりませんし、なんで高い安いがあるのかもよく分からないもんねぇ。
熟成度とか?
で、これは舌がダメなだけかもしれませんが、高いから美味しいかと言うと、それも違うような気が…。
ですが、農作物にここまで影響が出てるわけですから、ホントに本気で温暖化対策は行わないと…。
なんか今年の夏とか、米とかもヤバいんじゃないの?って思っちゃいますよね。
今のうちに手を打たないと、手遅れになりますぜ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院