2022年06月20日 [動物のこと]
モンスターハムスター
お疲れ様です。院長です。
6月20日の月曜日でございます。
6月も2/3が終了でございます。
梅雨入りしてんですよね?
なんかこの時期にしちゃ、全然雨が降ってない気もするんですが…。
後からまとめて降るとかやめてね(笑)
では今日のネタですが、近年めざましい進歩を遂げている遺伝子工学についてのお話しでもしてみようかと思います。
ジョージア州立大学の研究者が遺伝子編集技術で、可愛らしいハムスターの社会行動を制御するシグナル伝達経路を遮断する実験を行ったそうなんです。
その結果、同性に対してやたら攻撃的で狂暴なモンスターが誕生してしまったってお話しでございます。
なんでそんな事しちゃうかね?
この結果から、生物の社会的行動を司るメカニズムは、これまで考えられてきたよりずっと複雑である可能性を示唆しているといいますが、こういうのダメなヤツやんねぇ。
凶暴で攻撃的になるとか、誕生してしまったーとか軽く言う話じゃないですよね(笑)
こういうことが起こるから、遺伝子とかいじっちゃダメなんだってば。
このお話しは、ジョージア州立大学の研究グループが、遺伝子編集技術「CRISPR-Cas9」で、哺乳類の社会行動の制御に重要とされるシグナル伝達経路のスイッチを切ってみたことから始まりました。
「CRISPR-Cas9」はDNAの二本鎖切断を原理とする遺伝子改変ツールで、このツールが開発されたことで、遺伝子研究はこれまで以上に加速しているわけです。
研究グループは、ペプチドホルモンの一種「バソプレッシン」とそれが結合する「Avpr1a受容体」のシグナル伝達経路を遮断してみました。
このシグナル伝達経路は、つがいの形成、協力行動、社会的なコミュニケーション、さらには支配や攻撃性にいたるまで、幅広い社会行動をコントロールしていると言われています。
ですからこのスイッチを切ってしまえば、ハムスターの社会行動は消えてしまうだろうと予測されていました。
まぁ、気持ちは分からんでもないけどね。
これだけ幅広い社会行動をコントロールしている部分を遮断しちゃったらどうなるだろうと…。
ですが、ここで予想していた結果の逆のことが起きたんだそうです。
このハムスター、なんか前よりずっと社交的になってしまったんだとか…。
ですがこの社交性、異性に対してだけってオマケがついてたそうなんですよ。
さらに興味深いことに、オスもメスも同性に対しては、やたらと攻撃的なモンスターに変貌してしまったそうなんです。
研究グループは予想に反する今回の結果について、「このシグナル伝達経路について、思っていたほど理解していなかった」と語っています。
やってから反省(笑)
まぁ、研究ですからそうなんでしょうけど、もうちょっと考えろよと…。
確かにバソプレッシンは社会行動を促進させます。
ですがこのシグナル伝達経路の全体的な作用は、実は抑制するよう働いているかもしれないんですね。
また神経伝達物質受容体とそれが関与する行動のスイッチを個別に切り替えることはできないかもしれず、それをやるのは危険である可能性すらあるわけです。
なお今回実験に使われた「ゴールデンハムスター」は、社会活動や攻撃性、あるいはストレス反応などがより人間に近いことで知られています。
つまり今回の実験結果は、他の実験動物を使ったものよりも、より人間に当てはめて考えやすということなんだそうですが…。
とはいえ、「遺伝子編集ハムスターの作成は簡単ではなかった」と、研究グループは控えめな表現で語っています。
まぁ、実験には失敗はつきものでしょうし、それは仕方ないとしても、もうちょっと慎重にやるべきですわねぇ。
こう言う風に、予測に反する結果が出ることも当然あるでしょうし、このハムスターがなにかのはずみで逃げ出して、繁殖してモンスターハムスターが人間を襲いだして大騒ぎとか、映画に出てきそうじゃないですか。
この研究が人類にとって、何かの役には立つんでしょうけど、それでもなんかスッキリしないものがありますな。
わたくし院長、個人的にはこの遺伝子をいじる作業って、ホントにしちゃいけない気がするんですけどね。
簡単に別の「生物」を作りだす事が出来てしまいますし、そのたびにその実験動物を殺処分するってのもどうかと思いますしねぇ。
ですが、このハムスターも殺すしかなくないですか?
生かしておいて間違って繁殖とか逃げ出すとかしちゃったら、シャレにならないでしょうしね。
何となくですけど、遺伝子だけは神の領域って感じがするんですけどね。
わたくし院長だけでしょうか(笑)
そのうち、取り返しのつかない事をやらかしちゃう科学者が出ない事を祈りますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月20日の月曜日でございます。
6月も2/3が終了でございます。
梅雨入りしてんですよね?
なんかこの時期にしちゃ、全然雨が降ってない気もするんですが…。
後からまとめて降るとかやめてね(笑)
では今日のネタですが、近年めざましい進歩を遂げている遺伝子工学についてのお話しでもしてみようかと思います。
ジョージア州立大学の研究者が遺伝子編集技術で、可愛らしいハムスターの社会行動を制御するシグナル伝達経路を遮断する実験を行ったそうなんです。
その結果、同性に対してやたら攻撃的で狂暴なモンスターが誕生してしまったってお話しでございます。
なんでそんな事しちゃうかね?
この結果から、生物の社会的行動を司るメカニズムは、これまで考えられてきたよりずっと複雑である可能性を示唆しているといいますが、こういうのダメなヤツやんねぇ。
凶暴で攻撃的になるとか、誕生してしまったーとか軽く言う話じゃないですよね(笑)
こういうことが起こるから、遺伝子とかいじっちゃダメなんだってば。
このお話しは、ジョージア州立大学の研究グループが、遺伝子編集技術「CRISPR-Cas9」で、哺乳類の社会行動の制御に重要とされるシグナル伝達経路のスイッチを切ってみたことから始まりました。
「CRISPR-Cas9」はDNAの二本鎖切断を原理とする遺伝子改変ツールで、このツールが開発されたことで、遺伝子研究はこれまで以上に加速しているわけです。
研究グループは、ペプチドホルモンの一種「バソプレッシン」とそれが結合する「Avpr1a受容体」のシグナル伝達経路を遮断してみました。
このシグナル伝達経路は、つがいの形成、協力行動、社会的なコミュニケーション、さらには支配や攻撃性にいたるまで、幅広い社会行動をコントロールしていると言われています。
ですからこのスイッチを切ってしまえば、ハムスターの社会行動は消えてしまうだろうと予測されていました。
まぁ、気持ちは分からんでもないけどね。
これだけ幅広い社会行動をコントロールしている部分を遮断しちゃったらどうなるだろうと…。
ですが、ここで予想していた結果の逆のことが起きたんだそうです。
このハムスター、なんか前よりずっと社交的になってしまったんだとか…。
ですがこの社交性、異性に対してだけってオマケがついてたそうなんですよ。
さらに興味深いことに、オスもメスも同性に対しては、やたらと攻撃的なモンスターに変貌してしまったそうなんです。
研究グループは予想に反する今回の結果について、「このシグナル伝達経路について、思っていたほど理解していなかった」と語っています。
やってから反省(笑)
まぁ、研究ですからそうなんでしょうけど、もうちょっと考えろよと…。
確かにバソプレッシンは社会行動を促進させます。
ですがこのシグナル伝達経路の全体的な作用は、実は抑制するよう働いているかもしれないんですね。
また神経伝達物質受容体とそれが関与する行動のスイッチを個別に切り替えることはできないかもしれず、それをやるのは危険である可能性すらあるわけです。
なお今回実験に使われた「ゴールデンハムスター」は、社会活動や攻撃性、あるいはストレス反応などがより人間に近いことで知られています。
つまり今回の実験結果は、他の実験動物を使ったものよりも、より人間に当てはめて考えやすということなんだそうですが…。
とはいえ、「遺伝子編集ハムスターの作成は簡単ではなかった」と、研究グループは控えめな表現で語っています。
まぁ、実験には失敗はつきものでしょうし、それは仕方ないとしても、もうちょっと慎重にやるべきですわねぇ。
こう言う風に、予測に反する結果が出ることも当然あるでしょうし、このハムスターがなにかのはずみで逃げ出して、繁殖してモンスターハムスターが人間を襲いだして大騒ぎとか、映画に出てきそうじゃないですか。
この研究が人類にとって、何かの役には立つんでしょうけど、それでもなんかスッキリしないものがありますな。
わたくし院長、個人的にはこの遺伝子をいじる作業って、ホントにしちゃいけない気がするんですけどね。
簡単に別の「生物」を作りだす事が出来てしまいますし、そのたびにその実験動物を殺処分するってのもどうかと思いますしねぇ。
ですが、このハムスターも殺すしかなくないですか?
生かしておいて間違って繁殖とか逃げ出すとかしちゃったら、シャレにならないでしょうしね。
何となくですけど、遺伝子だけは神の領域って感じがするんですけどね。
わたくし院長だけでしょうか(笑)
そのうち、取り返しのつかない事をやらかしちゃう科学者が出ない事を祈りますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院