2022年06月14日 [色々なこと]
エア・ミート
お疲れ様です。院長です。
6月14日の火曜日でございます。
6月も2週間が過ぎ、今日辺りから梅雨ですかな。
当分、鬱陶しい毎日です。
まぁ、その後も暑い夏ですから、もうしばらくは頑張らないとね。
では今日のネタですが、この分野の進歩もめざましいものがありますねぇ。
このブログでも何回か取り上げたことがあるんですが、「人工肉」についてのお話しでございます。
ついにここまできましたよ。
なんと、空気をタンパク質に変えて作る肉「エア・ミート」なるものが完成したんだとか…
従来の食肉に代わる代替肉は、森林伐採や工場畜産、炭素排出のない食料源として環境に多くの利益をもたらすとして、近年複数の企業がその開発を進めているのが現状です。
サンフランシスコのベリエリアを拠点とするスタートアップ企業『エア・プロテイン(Air Protein)』は、リサイクルされた二酸化炭素をタンパク質に変える微生物を利用して、ステーキなど本物の肉の味と食感を再現する代替肉「エア・ミート(Air Meat)」を開発しました。
これはスゴイですな。
二酸化炭素から肉が作れる時代が来たんですねぇ…。
農林業は、世界の温室効果ガス排出量の約24%を占めており、肉や乳製品の需要が増加するにつれて、2050年までにその割合は80%も増加すると予測されています。
家畜動物の中で、特に牛はメタンガスの最大の発生源であり、排出量の約4分の1を占めているということは、よく知られています。
大量の畜産と、地球への影響に対する環境問題の高まりにより、より多くの企業が代替肉の開発を競っているわけですね。
そんな中、カリフォルニア州の企業『エア・プロテイン』は、文字通り空気をタンパク質に変換し、メタンガスの放出や農業に有害な影響のない代替肉「エア・ミート」を開発したわけです。
同社の革新的なアプローチは、1960年代にNASAが実施した、二酸化炭素を宇宙旅行用の食品に変換するという研究にインスパイアされたそうなんです。
研究者らは、ハイドロゲノトロフ(hydrogenotrophs)という微生物が水とエネルギーとに組み合わされた時、二酸化炭素をタンパク質に変換する可能性があることを発見しました。
同社はこれと同じプロセスを利用し、エア・ミートを製造しようと試みたわけです。
微生物は、太陽エネルギーと風力エネルギー、水素と酸素および補足された産業排出物を動力源とするバイオリアクターで増殖させます。
バイオリアクターとは、生体触媒を用いて生化学反応を行う装置なんだそうです。
その後、たんぱく質を精製、乾燥すると、「エア・プロテイン」と呼ばれる小麦粉のような物質になるそうなんです。
これが、肉の食感と風味を作り出すレシピの材料として使用されるというわけなんですね。
同社創設者でCEO(最高経営責任者)のリサ・ダイソンさんは、次のように述べています。
空気の要素は、培養物と一緒に泡立てられて、たんぱく質を生成します。
これは、ビールやパンの発酵プロセスや、ヨーグルトやチーズの製造方法と同じです。
この方法は、他の植物由来の代替肉または従来の肉生産よりも速いスピードで製造することができ、食糧不安の解決策になる可能性もあります。
また、植物由来の代替肉は原料に大豆やえんどう豆などのたんぱく質を用いますが、その豆を育てるのに必要な土地と水の1000分の1で済むため、自然環境への悪影響を抑えられます。
それでいて、エア・ミートはどの肉よりもキログラムあたりのたんぱく質量が多いのが特徴です。
本物の肉と比較して、大豆やホルモン、農薬や除草剤、遺伝子組み換え生物は含まれておらず、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富です。と…。
どの肉よりもたんぱく質量が多い…。
これはスゴイな。
たんぱく質を取らんとするために、プロテインパウダーなんかをせっせと摂取しているアスリートなんかには朗報かもしれませんね。
同社では、従来の肉を口にする人でも好きになる代替肉を作ることが、今後の大量生産を促進する主な課題になると述べています。
まぁ、もちろんそこですわね。
どれだけ美味しい「肉」に仕上がるかが最大のポイントでしょう。
現在、スーパーの棚にある本物の肉と同様のオプションを作成する方法を改良中なんだそうです。
当社は、気候と熱帯雨林にやさしい肉の世界への移行を加速するという使命を持っています。
同社のたんぱく質生産は、はるかに少ない炭素を排出し、土地や動物を必要としません。
肉を食べる人にも愛してもらえるよう、環境にやさしい選択ができる味や食感、栄養の結果を提供し、世界初のカーボンネガティブな食肉会社となることを目指しています。とダイソン氏は語っておられます。
美味しく、栄養的に進歩し、地球上で最も持続可能な肉を作り出すことこそが肉の未来だという同社は、将来的には空気回収装置を使用して、空気から直接二酸化炭素を除去する方法を取り入れることを計画しているということです。
なんかもう軽くSFの世界に近付いてる気がしますが、このエア・プロテイン、早いとこ食べてみたいですねぇ。
是非、わたくし院長が生きてるうちに、完成させてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月14日の火曜日でございます。
6月も2週間が過ぎ、今日辺りから梅雨ですかな。
当分、鬱陶しい毎日です。
まぁ、その後も暑い夏ですから、もうしばらくは頑張らないとね。
では今日のネタですが、この分野の進歩もめざましいものがありますねぇ。
このブログでも何回か取り上げたことがあるんですが、「人工肉」についてのお話しでございます。
ついにここまできましたよ。
なんと、空気をタンパク質に変えて作る肉「エア・ミート」なるものが完成したんだとか…
従来の食肉に代わる代替肉は、森林伐採や工場畜産、炭素排出のない食料源として環境に多くの利益をもたらすとして、近年複数の企業がその開発を進めているのが現状です。
サンフランシスコのベリエリアを拠点とするスタートアップ企業『エア・プロテイン(Air Protein)』は、リサイクルされた二酸化炭素をタンパク質に変える微生物を利用して、ステーキなど本物の肉の味と食感を再現する代替肉「エア・ミート(Air Meat)」を開発しました。
これはスゴイですな。
二酸化炭素から肉が作れる時代が来たんですねぇ…。
農林業は、世界の温室効果ガス排出量の約24%を占めており、肉や乳製品の需要が増加するにつれて、2050年までにその割合は80%も増加すると予測されています。
家畜動物の中で、特に牛はメタンガスの最大の発生源であり、排出量の約4分の1を占めているということは、よく知られています。
大量の畜産と、地球への影響に対する環境問題の高まりにより、より多くの企業が代替肉の開発を競っているわけですね。
そんな中、カリフォルニア州の企業『エア・プロテイン』は、文字通り空気をタンパク質に変換し、メタンガスの放出や農業に有害な影響のない代替肉「エア・ミート」を開発したわけです。
同社の革新的なアプローチは、1960年代にNASAが実施した、二酸化炭素を宇宙旅行用の食品に変換するという研究にインスパイアされたそうなんです。
研究者らは、ハイドロゲノトロフ(hydrogenotrophs)という微生物が水とエネルギーとに組み合わされた時、二酸化炭素をタンパク質に変換する可能性があることを発見しました。
同社はこれと同じプロセスを利用し、エア・ミートを製造しようと試みたわけです。
微生物は、太陽エネルギーと風力エネルギー、水素と酸素および補足された産業排出物を動力源とするバイオリアクターで増殖させます。
バイオリアクターとは、生体触媒を用いて生化学反応を行う装置なんだそうです。
その後、たんぱく質を精製、乾燥すると、「エア・プロテイン」と呼ばれる小麦粉のような物質になるそうなんです。
これが、肉の食感と風味を作り出すレシピの材料として使用されるというわけなんですね。
同社創設者でCEO(最高経営責任者)のリサ・ダイソンさんは、次のように述べています。
空気の要素は、培養物と一緒に泡立てられて、たんぱく質を生成します。
これは、ビールやパンの発酵プロセスや、ヨーグルトやチーズの製造方法と同じです。
この方法は、他の植物由来の代替肉または従来の肉生産よりも速いスピードで製造することができ、食糧不安の解決策になる可能性もあります。
また、植物由来の代替肉は原料に大豆やえんどう豆などのたんぱく質を用いますが、その豆を育てるのに必要な土地と水の1000分の1で済むため、自然環境への悪影響を抑えられます。
それでいて、エア・ミートはどの肉よりもキログラムあたりのたんぱく質量が多いのが特徴です。
本物の肉と比較して、大豆やホルモン、農薬や除草剤、遺伝子組み換え生物は含まれておらず、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富です。と…。
どの肉よりもたんぱく質量が多い…。
これはスゴイな。
たんぱく質を取らんとするために、プロテインパウダーなんかをせっせと摂取しているアスリートなんかには朗報かもしれませんね。
同社では、従来の肉を口にする人でも好きになる代替肉を作ることが、今後の大量生産を促進する主な課題になると述べています。
まぁ、もちろんそこですわね。
どれだけ美味しい「肉」に仕上がるかが最大のポイントでしょう。
現在、スーパーの棚にある本物の肉と同様のオプションを作成する方法を改良中なんだそうです。
当社は、気候と熱帯雨林にやさしい肉の世界への移行を加速するという使命を持っています。
同社のたんぱく質生産は、はるかに少ない炭素を排出し、土地や動物を必要としません。
肉を食べる人にも愛してもらえるよう、環境にやさしい選択ができる味や食感、栄養の結果を提供し、世界初のカーボンネガティブな食肉会社となることを目指しています。とダイソン氏は語っておられます。
美味しく、栄養的に進歩し、地球上で最も持続可能な肉を作り出すことこそが肉の未来だという同社は、将来的には空気回収装置を使用して、空気から直接二酸化炭素を除去する方法を取り入れることを計画しているということです。
なんかもう軽くSFの世界に近付いてる気がしますが、このエア・プロテイン、早いとこ食べてみたいですねぇ。
是非、わたくし院長が生きてるうちに、完成させてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院