2022年05月29日 [からだのこと]
(274)サンデーイルネス(仮)リンパ浮腫について
お疲れ様です。院長です。
5月29日のサンデーイルネスでございます。
5月最後のイルネス辞典ってことになりますが、いよいよ6月、梅雨がきますな。
今年は例年通り、6月の初旬に梅雨入りするだろうって予測ですから、ボチボチですなぁ。
まぁ、降るもんは仕方ないですし、雨が降れば傘をさせば良いんですが、それよりも湿度が嫌ですよね。
ジメジメ暑いのはホントにストレスです。
もうこの時期だとエアコンは稼働させてますが、湿気はなかな取れませんしね。
重だるい空気の中、仕事するのはホントに苦痛(笑)
約1ヶ月半ほどですが、耐えるしかないんですよね。
次は夏が来て、これはこれで暑すぎて辛いんですが、湿度がないぶん、まだマシかと…。
最近じゃ歳のせいか、寒さに耐えれなくなってきましたし、まだ暑い方が大丈夫な気がしてきましたよ。
まぁ、熱中症には注意ですが、基本的に室内にいますから、そうそう熱中症になることはありませんしね。
たまに外出した時はあまりの暑さに帰りたくなりますが、どこにいっても冷房はついてますし、まぁ、そこは大丈夫かな。
あと、夏場はジムが暑い。
これは空調の問題もなんですが、やはりコロナの影響から、換気に気を配られるわけで、窓が開いたら外気が入り、結局外じゃんって事になります。
ま、これも真冬よりはマシですけどね。
真冬の窓開放は地獄でしたしね。
やはり人間、暑いより寒い方が、耐えがたい気がします。
凍死とかキツそうやしねぇ。
まぁ、熱中症にさえ気を配れば、夏は何とかなりますから、水分、塩分忘れずに。
とりあえずはそういう感じの飲物をガバガバ飲みましょう。
喉が渇く前に飲むのが大事ですからね。
まぁ、当分の間、キツい季節が続きますが、とりあえず頑張るぞっと。
では、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「リンパ浮腫」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かって事ですが、リンパ管の圧迫や狭窄(きょうさく)のためにリンパ管の流れが悪くなると、リンパ管の内容物がリンパ管の外にしみ出し、むくみが現れます。
とくに重要なのが蛋白質で、蛋白質がリンパ管からもれて組織内に蓄積されると、組織細胞の変性と線維化が起こり、その部分の皮膚が次第に硬くなっていきます。
原因は何かというと、原因不明の一次性と、子宮がんや乳がんなどの術後に多くみられるリンパ管の圧迫や狭窄などが原因で起こる二次性があり、ほとんどが二次性です。
症状の現れ方としては、若い女性に多く、最初は夕方になると足、かかと、手の甲のはれで気がつきます。
まぁ、若い女性では夕方に浮腫みが出る方は非常に多いですしなかなか発見は難しいかもしれません。
浮腫みに痛みや色の変化はなく、翌朝になるとはれは消えます(可逆性リンパ浮腫)。
症状が進むとむくみが消えてなくなったあとに、皮膚が線維化して硬くなってきます(非可逆性リンパ浮腫)。
さらに進むと皮膚が硬く変形し、象皮症(ぞうひしょう)といわれる状態になります。
一般にリンパ節ははれず、静脈が怒張することもありません。
また、リンパ管炎や組織の炎症(蜂窩織炎(ほうかしきえん))を合併するとリンパ浮腫は悪化します。
まず、手足の浮腫を認めた場合には、その原因となる低栄養、静脈不全、心不全、肥満などと区別する必要があります。
次に、リンパ浮腫が疑われた場合には、アイソトープによるリンパ管造影が最も一般的で、リンパ管での取り込み不良、不均一性、リンパ節の活性低下などから診断します。
二次性の原因である手術後や悪性腫瘍の検査のためにはCTも有効です。
静脈性浮腫との区別には静脈造影が有効です。また、全身疾患(心不全、腎不全、低蛋白、降圧薬、ホルモン薬、消炎鎮痛薬などの薬剤性)のチェックも必要です。
治療の方法としては、患肢の挙上(高く上げておく)、マッサージ、軽い運動、温浴、日中のストッキング着用などで対処します。
これは一般的な浮腫み対策と同じです。
利尿薬は無効なことが多く、あまり使われません。
稀ですが、皮膚が線維化し、蜂窩織炎を繰り返す例では、リンパ誘導手術、リンパ管静脈吻合(ふんごう)手術などを行う場合があります。
皮膚の線維化前(可逆性リンパ浮腫)であれば治療効果は高いので、原因を見分けるためにも、浮腫がみられたら内科の受診をすすめます。
まぁ、浮腫み程度と軽視しがちですが、二次性の特徴である、子宮がんや乳がんなどの術後に多くみられるリンパ管の圧迫や狭窄などに心当たりがある場合は速やかに受診しましょうね。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月29日のサンデーイルネスでございます。
5月最後のイルネス辞典ってことになりますが、いよいよ6月、梅雨がきますな。
今年は例年通り、6月の初旬に梅雨入りするだろうって予測ですから、ボチボチですなぁ。
まぁ、降るもんは仕方ないですし、雨が降れば傘をさせば良いんですが、それよりも湿度が嫌ですよね。
ジメジメ暑いのはホントにストレスです。
もうこの時期だとエアコンは稼働させてますが、湿気はなかな取れませんしね。
重だるい空気の中、仕事するのはホントに苦痛(笑)
約1ヶ月半ほどですが、耐えるしかないんですよね。
次は夏が来て、これはこれで暑すぎて辛いんですが、湿度がないぶん、まだマシかと…。
最近じゃ歳のせいか、寒さに耐えれなくなってきましたし、まだ暑い方が大丈夫な気がしてきましたよ。
まぁ、熱中症には注意ですが、基本的に室内にいますから、そうそう熱中症になることはありませんしね。
たまに外出した時はあまりの暑さに帰りたくなりますが、どこにいっても冷房はついてますし、まぁ、そこは大丈夫かな。
あと、夏場はジムが暑い。
これは空調の問題もなんですが、やはりコロナの影響から、換気に気を配られるわけで、窓が開いたら外気が入り、結局外じゃんって事になります。
ま、これも真冬よりはマシですけどね。
真冬の窓開放は地獄でしたしね。
やはり人間、暑いより寒い方が、耐えがたい気がします。
凍死とかキツそうやしねぇ。
まぁ、熱中症にさえ気を配れば、夏は何とかなりますから、水分、塩分忘れずに。
とりあえずはそういう感じの飲物をガバガバ飲みましょう。
喉が渇く前に飲むのが大事ですからね。
まぁ、当分の間、キツい季節が続きますが、とりあえず頑張るぞっと。
では、今日も本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「リンパ浮腫」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かって事ですが、リンパ管の圧迫や狭窄(きょうさく)のためにリンパ管の流れが悪くなると、リンパ管の内容物がリンパ管の外にしみ出し、むくみが現れます。
とくに重要なのが蛋白質で、蛋白質がリンパ管からもれて組織内に蓄積されると、組織細胞の変性と線維化が起こり、その部分の皮膚が次第に硬くなっていきます。
原因は何かというと、原因不明の一次性と、子宮がんや乳がんなどの術後に多くみられるリンパ管の圧迫や狭窄などが原因で起こる二次性があり、ほとんどが二次性です。
症状の現れ方としては、若い女性に多く、最初は夕方になると足、かかと、手の甲のはれで気がつきます。
まぁ、若い女性では夕方に浮腫みが出る方は非常に多いですしなかなか発見は難しいかもしれません。
浮腫みに痛みや色の変化はなく、翌朝になるとはれは消えます(可逆性リンパ浮腫)。
症状が進むとむくみが消えてなくなったあとに、皮膚が線維化して硬くなってきます(非可逆性リンパ浮腫)。
さらに進むと皮膚が硬く変形し、象皮症(ぞうひしょう)といわれる状態になります。
一般にリンパ節ははれず、静脈が怒張することもありません。
また、リンパ管炎や組織の炎症(蜂窩織炎(ほうかしきえん))を合併するとリンパ浮腫は悪化します。
まず、手足の浮腫を認めた場合には、その原因となる低栄養、静脈不全、心不全、肥満などと区別する必要があります。
次に、リンパ浮腫が疑われた場合には、アイソトープによるリンパ管造影が最も一般的で、リンパ管での取り込み不良、不均一性、リンパ節の活性低下などから診断します。
二次性の原因である手術後や悪性腫瘍の検査のためにはCTも有効です。
静脈性浮腫との区別には静脈造影が有効です。また、全身疾患(心不全、腎不全、低蛋白、降圧薬、ホルモン薬、消炎鎮痛薬などの薬剤性)のチェックも必要です。
治療の方法としては、患肢の挙上(高く上げておく)、マッサージ、軽い運動、温浴、日中のストッキング着用などで対処します。
これは一般的な浮腫み対策と同じです。
利尿薬は無効なことが多く、あまり使われません。
稀ですが、皮膚が線維化し、蜂窩織炎を繰り返す例では、リンパ誘導手術、リンパ管静脈吻合(ふんごう)手術などを行う場合があります。
皮膚の線維化前(可逆性リンパ浮腫)であれば治療効果は高いので、原因を見分けるためにも、浮腫がみられたら内科の受診をすすめます。
まぁ、浮腫み程度と軽視しがちですが、二次性の特徴である、子宮がんや乳がんなどの術後に多くみられるリンパ管の圧迫や狭窄などに心当たりがある場合は速やかに受診しましょうね。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院