2022年05月23日 [色々なこと]
ピラミッドと方位
お疲れ様です。院長です。
5月23日の月曜日でございます。
5月も後半に入り、ボチボチ梅雨ですなぁ。
もう南の方から梅雨入りしていってますし、もうすぐです。
嫌ですなぁ。
では今日のネタですが、ピラミッドの神秘が、また一つ解き明かされるのか…。
そんなミステリーなネタでございます。
何世紀もの間、ギザのピラミッドは研究者たちを悩ませてきました。
謎の空間や隠し部屋だけでなく、近代的な技術もない古代エジプト人たちが、いったいどのようにしてこのようなとてつもない建築物を作ったのかと言う事は、永遠のターマの様に謎ばかりでした。
もっとも謎めいている疑問のひとつは、これらピラミッドの配置がほぼ完璧にまっすぐ並んでいることなんですな。
ギザの3基の大ピラミッドは、わずかな誤差があるとはいえ、ほぼ一直線、ほとんど完璧に方位点に沿って並んでいて、一番大きなクフ王の大ピラミッドの高さは138.8メートルもあります。
その謎に迫る説が提唱されたんですね。
古代エジプト人は「秋分点」を使用していたというお話しです。
「クフ王の大ピラミッドの建設者は、この大モニュメントを4分角以上、つまり1度の15分の1の精度で、方位点に合わせて整列させている」考古学者で技術者でもある、グレン・ダッシュは、2017年に発表された研究の中でこう説明しています。
実際、エジプト最大の三大ピラミッド(2基はギザ、1基はダハシュールにある)はすべて、驚くほどきれいに一直線に整列しています。
ドローンも設計図もコンピューターもない時代に、とても考えられないことなんですね。
また、この3基のピラミッドはすべて同じように、方位点から反時計回りにわずかにずれています。
なぜ、このようになっているのでしょう?
ピラミッドを整列させるのに、北極星を使った、太陽の影を利用したといった、さまざまな説がありますが、完全には解明されていないのが現状です。
一方、グレン・ダッシュは、別のシンプルな考えを思いつきました。
およそ4500年前のエジプト人は、この完璧な並びのために、秋分点を使ったのではないかと考えたんですね。
秋分点とは、 黄道と天の赤道の交点のうち、太陽が赤道の北から南へ向かって通過する点のことで、地球の赤道が太陽の中心を通り、1年に2度、昼と夜の長さがほぼ同じになる時を指します。
これまでの春分、秋分の測定では、十分な精度が得られないとされて、整列方法の候補としては見過ごされてきたものなんです。
しかし、グレン・ダッシュの研究は、日時計の指針(グノモン)を使うことで、これがうまくいく可能性があることを示しました。
これを解明するのに、グレン・ダッシュは実際に独自の実験を行ないました。
2016年9月22日の秋分の日からスタートして、グノモンを使ってポールの影を投じたんです。
一定の間隔でポールの影の先端点を追跡して、その点をつなげた滑らかなカーブを形成します。
そして、その日の終わりに、ポールのまわりに巻きつけた紐をピンと張り、カーブの2点を遮ると、東西に走るほぼ完璧な直線ができました。
これは、インドの円法として知られる手法で、この図のように行います。
春分、秋分の日に、測量者は影の先端がまっすぐな線を描き、それがほぼ完璧な東西の線になることがわかる。
さらに、わずかに反時計まわりにずれることもわかり、これはギザのクフ王とカフラーのピラミッド、ダハシュールの赤いピラミッドの並びに見られる、わずかな誤差とよく似ています。
実験は、アメリカのコネチカット州で行われましたが、グレン・ダッシュはエジプトでも同じだったはずだと言っています。
実際、古代エジプト人にとってピラミッドをまっすぐに並べるのに必要だったのは、くっきり晴れた日だったのでしょう。
エジプト人は、夏至から91日数えて、秋分の日を割り出すことができたのでしょうか。
グレン・ダッシュの論文は、この技術がピラミッドをきれいに整列させるために使われた可能性があることを示しているとはいえ、実際にそうだったという確かな証拠はまだ得られていません。
残念ながら、古代エジプト人たちはほとんど手がかりを残していません。
彼らが神殿やピラミッドをどのように配列したかを、技術的に説明した文書や建築計画書などは、まったく見つかっていないからなんですね。
となると、真相は永久にわからないかもしれません。
ですが、秋分の日に影を投じて線を描くという単純な方法が、人類がもっともよく知る古代建造物の配置を決めるのに、十分高度な方法だった可能性はあるわけです。
まぁ、可能性としてはあるでしょうけどね。
わたくし院長的には、結構アリなんじゃないかという気はします。
ある程度の知識があれば、比較的簡単に測れますし、道具らしい道具もいりませんしね。
今はまだ、謎のままですが、ピラミッド自体がすべて解明されてるわけではありませんし、まだ発見されてない部屋とかあるかもしれません。
そこに設計図とか、あるかもしれないですしねぇ…。
まだまだピラミッドは、人類を楽しませてくれることでしょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月23日の月曜日でございます。
5月も後半に入り、ボチボチ梅雨ですなぁ。
もう南の方から梅雨入りしていってますし、もうすぐです。
嫌ですなぁ。
では今日のネタですが、ピラミッドの神秘が、また一つ解き明かされるのか…。
そんなミステリーなネタでございます。
何世紀もの間、ギザのピラミッドは研究者たちを悩ませてきました。
謎の空間や隠し部屋だけでなく、近代的な技術もない古代エジプト人たちが、いったいどのようにしてこのようなとてつもない建築物を作ったのかと言う事は、永遠のターマの様に謎ばかりでした。
もっとも謎めいている疑問のひとつは、これらピラミッドの配置がほぼ完璧にまっすぐ並んでいることなんですな。
ギザの3基の大ピラミッドは、わずかな誤差があるとはいえ、ほぼ一直線、ほとんど完璧に方位点に沿って並んでいて、一番大きなクフ王の大ピラミッドの高さは138.8メートルもあります。
その謎に迫る説が提唱されたんですね。
古代エジプト人は「秋分点」を使用していたというお話しです。
「クフ王の大ピラミッドの建設者は、この大モニュメントを4分角以上、つまり1度の15分の1の精度で、方位点に合わせて整列させている」考古学者で技術者でもある、グレン・ダッシュは、2017年に発表された研究の中でこう説明しています。
実際、エジプト最大の三大ピラミッド(2基はギザ、1基はダハシュールにある)はすべて、驚くほどきれいに一直線に整列しています。
ドローンも設計図もコンピューターもない時代に、とても考えられないことなんですね。
また、この3基のピラミッドはすべて同じように、方位点から反時計回りにわずかにずれています。
なぜ、このようになっているのでしょう?
ピラミッドを整列させるのに、北極星を使った、太陽の影を利用したといった、さまざまな説がありますが、完全には解明されていないのが現状です。
一方、グレン・ダッシュは、別のシンプルな考えを思いつきました。
およそ4500年前のエジプト人は、この完璧な並びのために、秋分点を使ったのではないかと考えたんですね。
秋分点とは、 黄道と天の赤道の交点のうち、太陽が赤道の北から南へ向かって通過する点のことで、地球の赤道が太陽の中心を通り、1年に2度、昼と夜の長さがほぼ同じになる時を指します。
これまでの春分、秋分の測定では、十分な精度が得られないとされて、整列方法の候補としては見過ごされてきたものなんです。
しかし、グレン・ダッシュの研究は、日時計の指針(グノモン)を使うことで、これがうまくいく可能性があることを示しました。
これを解明するのに、グレン・ダッシュは実際に独自の実験を行ないました。
2016年9月22日の秋分の日からスタートして、グノモンを使ってポールの影を投じたんです。
一定の間隔でポールの影の先端点を追跡して、その点をつなげた滑らかなカーブを形成します。
そして、その日の終わりに、ポールのまわりに巻きつけた紐をピンと張り、カーブの2点を遮ると、東西に走るほぼ完璧な直線ができました。
これは、インドの円法として知られる手法で、この図のように行います。
春分、秋分の日に、測量者は影の先端がまっすぐな線を描き、それがほぼ完璧な東西の線になることがわかる。
さらに、わずかに反時計まわりにずれることもわかり、これはギザのクフ王とカフラーのピラミッド、ダハシュールの赤いピラミッドの並びに見られる、わずかな誤差とよく似ています。
実験は、アメリカのコネチカット州で行われましたが、グレン・ダッシュはエジプトでも同じだったはずだと言っています。
実際、古代エジプト人にとってピラミッドをまっすぐに並べるのに必要だったのは、くっきり晴れた日だったのでしょう。
エジプト人は、夏至から91日数えて、秋分の日を割り出すことができたのでしょうか。
グレン・ダッシュの論文は、この技術がピラミッドをきれいに整列させるために使われた可能性があることを示しているとはいえ、実際にそうだったという確かな証拠はまだ得られていません。
残念ながら、古代エジプト人たちはほとんど手がかりを残していません。
彼らが神殿やピラミッドをどのように配列したかを、技術的に説明した文書や建築計画書などは、まったく見つかっていないからなんですね。
となると、真相は永久にわからないかもしれません。
ですが、秋分の日に影を投じて線を描くという単純な方法が、人類がもっともよく知る古代建造物の配置を決めるのに、十分高度な方法だった可能性はあるわけです。
まぁ、可能性としてはあるでしょうけどね。
わたくし院長的には、結構アリなんじゃないかという気はします。
ある程度の知識があれば、比較的簡単に測れますし、道具らしい道具もいりませんしね。
今はまだ、謎のままですが、ピラミッド自体がすべて解明されてるわけではありませんし、まだ発見されてない部屋とかあるかもしれません。
そこに設計図とか、あるかもしれないですしねぇ…。
まだまだピラミッドは、人類を楽しませてくれることでしょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院