2022年04月15日 [からだのこと]
脳とストレス
お疲れ様です。院長です。
4月15日の金曜日でございます。
4月も折り返しまできましたねぇ〜。
今年は桜が咲くのも早かったですし、だんだん春も終わりに近づいてる感じですな。
次は梅雨〜夏ですよ…。
今年も暑くなりそうですなぁ。
コロナもいつまでもくすぶり続けてますし、世界情勢も何となく不安な中、色々とストレスを感じることは多いと思います。
まぁ、ストレスと言うのはこれまた人それぞれで、ある人にはストレスでも、同じ事をまったくそうは感じない場合もあります。
強い弱いもありますし、一概にはこれがストレスと言えない事があるだけに、デリケートな部分でもありますよね。
そしてストレスだけに慣れるって事もありますが、慣れる前にストレスにやられることも当然あります。
わたくし院長、比較的ストレスには強い方だと自己分析はしているんですが、いつどんな形でストレスに負けちゃうかもしれませんしね。
では今日はそんなストレスが、脳に対してとんでもない影響を与えるという研究についてのお話しです。
強いストレスを受けると脳に動的変化が起きることが判明したそうなんです。
強い精神的ストレスは、急性ストレス障害(ASD)を引き起こすことがあります。
その症状は、怖い体験がフラッシュバックしたり、不安や緊張が続き、めまいや頭痛、睡眠不足などがあげられます。
今回の研究は、急性ストレスを感じる状況で、脳がどのように変化するのか、その一部始終を観察した初のものなんだそうです。
それによると、脳の異なる領域間のコミュニケーションに変化が生じるだけでなく、動的変化も確認されたそうなんです。
つまり、急性ストレスを受けている間、脳内では異なるネットワークが異なる振る舞いをするようになるんだそうです。
このことは、人がネガティブな気分にいかに弱く、それが精神を病むリスクをどれほど引き上げるのか示唆しているそうなんです。
急性ストレスを受けた脳で起きる動的プロセスについては、ほとんど知られていません。
と言うのも、脳研究のほとんどは、ある一時点における活発な領域にのみ焦点を当てたものでしかないからです。
そこでマックス・プランク精神医学研究所とテュービンゲン大学のグループは、難しい数学問題を解いているときなど、ストレスを受けている間の脳の状態を最初から最後まで観察してみることにしました。
「この研究では、変化が起きている場所だけでなく、ストレスが続いている間中にさまざまな領域が相互作用する様子や、それらのコミュニケーションが変化する様子を明らかにしています」と、マックス・プランク精神医学研究所のアンネ・キューネル氏は話しています。
この研究では、MRIに入った参加者に、限られた時間内で数学の問題を解くよう指示しています。
そして参加者は実際の成績とは関係なしに、必ず悪い結果を受け取りました。
この状況なら誰でもストレスを感じるはずですが、この間の脳の働きをMRIで観察してみると、脳内ネットワークの動的反応は人によって違ったそうなんです。
こうした反応の違いは、どれだけ不安や落ち込みを感じていたかと関係があるようで、性格がネガティブな人は、それだけ心を病むリスクが高いことが知られています。
こうした脳領域間コミュニケーションの変化は、精神疾患がネットワークの病気であるという仮説を裏付けているとも言えます。
心を病んだ人は、神経単位での相互作用が乱れていると考えられるわけですな。
マックス・プランク精神医学研究所のエリザベス・バインダー氏は「この新しい発見は、個人に合わせた診断や治療を行う上で重要です」と付け加えています。
まぁ、そもそも持っている性格などは、直接影響するでしょうね。
テュービンゲン大学のニルス・グローマー氏は、患者一人一人に合わせた治療が可能になるかもしれないと、この発見に大きな可能性を感じているそうです。
脳のストレス反応には、人それぞれに重要なパターンがあることを初めて明らかにできたわけで、PTSDや好ましくないストレスの後遺症など、ストレスに起因する体験の理解が深まると考えられます。
将来的にこの脳反応動的モデルを利用すれば、たとえば薬の標的効果を研究して、リスクの高い人のストレス反応を改善するなんてことができるかもしれませんね。
個々に違いがありすぎる分、この様に脳から直接データが取れれば、本当の意味での治療も可能かとは思いますね。
まだまだ研究の余地はあるでしょうけど、現代病とも言える「うつ病」や「不安障害」はこれからも罹患者は増加するでしょうし、確実な治療法があると救われる人は多いんじゃないでしょうかね。
是非とも研究者のみなさんには、頑張っていただきたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月15日の金曜日でございます。
4月も折り返しまできましたねぇ〜。
今年は桜が咲くのも早かったですし、だんだん春も終わりに近づいてる感じですな。
次は梅雨〜夏ですよ…。
今年も暑くなりそうですなぁ。
コロナもいつまでもくすぶり続けてますし、世界情勢も何となく不安な中、色々とストレスを感じることは多いと思います。
まぁ、ストレスと言うのはこれまた人それぞれで、ある人にはストレスでも、同じ事をまったくそうは感じない場合もあります。
強い弱いもありますし、一概にはこれがストレスと言えない事があるだけに、デリケートな部分でもありますよね。
そしてストレスだけに慣れるって事もありますが、慣れる前にストレスにやられることも当然あります。
わたくし院長、比較的ストレスには強い方だと自己分析はしているんですが、いつどんな形でストレスに負けちゃうかもしれませんしね。
では今日はそんなストレスが、脳に対してとんでもない影響を与えるという研究についてのお話しです。
強いストレスを受けると脳に動的変化が起きることが判明したそうなんです。
強い精神的ストレスは、急性ストレス障害(ASD)を引き起こすことがあります。
その症状は、怖い体験がフラッシュバックしたり、不安や緊張が続き、めまいや頭痛、睡眠不足などがあげられます。
今回の研究は、急性ストレスを感じる状況で、脳がどのように変化するのか、その一部始終を観察した初のものなんだそうです。
それによると、脳の異なる領域間のコミュニケーションに変化が生じるだけでなく、動的変化も確認されたそうなんです。
つまり、急性ストレスを受けている間、脳内では異なるネットワークが異なる振る舞いをするようになるんだそうです。
このことは、人がネガティブな気分にいかに弱く、それが精神を病むリスクをどれほど引き上げるのか示唆しているそうなんです。
急性ストレスを受けた脳で起きる動的プロセスについては、ほとんど知られていません。
と言うのも、脳研究のほとんどは、ある一時点における活発な領域にのみ焦点を当てたものでしかないからです。
そこでマックス・プランク精神医学研究所とテュービンゲン大学のグループは、難しい数学問題を解いているときなど、ストレスを受けている間の脳の状態を最初から最後まで観察してみることにしました。
「この研究では、変化が起きている場所だけでなく、ストレスが続いている間中にさまざまな領域が相互作用する様子や、それらのコミュニケーションが変化する様子を明らかにしています」と、マックス・プランク精神医学研究所のアンネ・キューネル氏は話しています。
この研究では、MRIに入った参加者に、限られた時間内で数学の問題を解くよう指示しています。
そして参加者は実際の成績とは関係なしに、必ず悪い結果を受け取りました。
この状況なら誰でもストレスを感じるはずですが、この間の脳の働きをMRIで観察してみると、脳内ネットワークの動的反応は人によって違ったそうなんです。
こうした反応の違いは、どれだけ不安や落ち込みを感じていたかと関係があるようで、性格がネガティブな人は、それだけ心を病むリスクが高いことが知られています。
こうした脳領域間コミュニケーションの変化は、精神疾患がネットワークの病気であるという仮説を裏付けているとも言えます。
心を病んだ人は、神経単位での相互作用が乱れていると考えられるわけですな。
マックス・プランク精神医学研究所のエリザベス・バインダー氏は「この新しい発見は、個人に合わせた診断や治療を行う上で重要です」と付け加えています。
まぁ、そもそも持っている性格などは、直接影響するでしょうね。
テュービンゲン大学のニルス・グローマー氏は、患者一人一人に合わせた治療が可能になるかもしれないと、この発見に大きな可能性を感じているそうです。
脳のストレス反応には、人それぞれに重要なパターンがあることを初めて明らかにできたわけで、PTSDや好ましくないストレスの後遺症など、ストレスに起因する体験の理解が深まると考えられます。
将来的にこの脳反応動的モデルを利用すれば、たとえば薬の標的効果を研究して、リスクの高い人のストレス反応を改善するなんてことができるかもしれませんね。
個々に違いがありすぎる分、この様に脳から直接データが取れれば、本当の意味での治療も可能かとは思いますね。
まだまだ研究の余地はあるでしょうけど、現代病とも言える「うつ病」や「不安障害」はこれからも罹患者は増加するでしょうし、確実な治療法があると救われる人は多いんじゃないでしょうかね。
是非とも研究者のみなさんには、頑張っていただきたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院