2022年04月01日 [からだのこと]
走馬灯の科学
お疲れ様です。院長です。
4月1日の金曜日でございます。
いよいよ4月、今日はエイプリルフールです。
まぁ、わざわざ嘘つくのもあれですし、そこは特にスルーですが、いよいよ春です。
今年は冬が寒かった分、暖かさが心地いいですな。
春は短いですから、今を楽しみましょう。
では今日のネタですが、今日は比較的よく知られた、脳に関するお話しでもしてみようかと思います。
人は死の間際に、過去の記憶がフラッシュバックして、自分の人生の走馬灯を見るってな話しは、みなさん聞いたことがあると思います。
実際に、臨死体験者もそれを証言していたりしますが、この話が、真実なのかもしれないぞって研究結果が発表されました。
カナダの研究チームが、男性患者の死の前後30秒間の脳の活動を、史上初めて記録することに成功したんだそうです。
その脳波には、記憶を呼び起こしたり、夢を見ている時と同じパターンの動きが確認されたとそうなんです。
この臨終間際の脳を観察できたのは、全くの偶然なんだそうです。
もともとはてんかん発作がある、87歳の患者の脳波を調べることが目的だったようなんです。
ところが不幸な事に、脳波の検査をしているまっ最中に、突然心臓発作を起こして亡くなってしまったんだそうです。
その結果、まさに脳が死を迎える15分間の活動を記録することができたってわけなんです。
心停止の前後30秒では「ガンマ波」という脳波のパターンが検出されたそうです。
これは知覚や意識に関連付けられている脳波で、夢を見たり、記憶を呼び起こしたりするといった高度な認識作業を行っている時に出るものだと言われています。
「死の直前の脳は、記憶の想起に関係する振動によって、人生の重要な出来事を最後に思い出しているのかもしれません。
臨死体験した人の話にも似ていますね」と、研究論文の主執筆者であり、ルイスヴィル大学の神経外科医のアジマル・ゼンマー博士は話しています。
「こうした発見は、生命の正確な最後の瞬間がいつなのかについての理解をくつがえす可能性があります。
これは臓器提供のタイミングなど、重要な問いを突きつけるものなのです。」
ま、確かに臓器提供なんかの場合、どの時点で「死」とするかは微妙な部分があったりしますよね。
そして、このガンマ波の脳波は、一般的に死亡が確認される心停止から30秒間続いたということです。
まぁ、30秒くらいならねぇ…。
ですが、この30秒間を待つことで、生き返るって可能性もないとは言えない以上、「死」の定義が変わる可能性まであるわけですな。
こうした結果は、血流が止まってしまった後も、脳は協調した活動が可能であることを示しています。
ラットによる過去の実験では、死の間際に「ガンマ波」に変化が生じることが観察されてきました。
しかし人間の脳でこれが検出されたのは初めてのことだそうで、新たな研究材料になるってわけです。
もちろん、この結果には注意が必要です。
これはたった1人の患者で観察されたことでしかありませんので、偶然かもしれませんからね。
しかも今回のケースの患者には、脳には損傷があり、てんかんに起因する異常な活動が生じていたわけですからね。
それゆえに研究グループは、ほかの事例も調査したいと考えているんだとか…。
ま、それはそうなるでしょう。
「もしあなたの大切な人が目を瞑り、この世を去ろうとしていたとしても、その脳は人生で一番幸せな場面を振り返っている、幸せな時間を過ごしているのかもしれません。
この研究からは、そんなことがうかがえます」とゼンマー博士は話しているそうです。
走馬灯の?よう…
まぁ、使い古された表現ですが、やはりあるにはあるんでしょうね。
わたくし院長、この走馬灯現象を、生きるための最後のあがきだと言う事を、何かの本で読んだことがあります。
それはどういうことかと言うと、人間は死に直面した時、諦めるのではなく、過去の自分の実体験をすべて思いだし、この状況(死の直面)を打破する方法を探るって事です。
この話を聞いた時、なんか妙に納得したんですが、これってやはり本能的な行動ですもんね。
死を遠ざけるために人は生きてると言っても過言ではない部分はありますし、まぁ、走馬灯を見るメカニズムは別としても、意外と人生を振り返るってな、のんきな感じじゃなく、生還する術を、文字通り必死で模索してるって方がシックリくるでしょ?
で、一通り、走馬灯を見て、足掻きまくって、もう打つ手がないとなったら、そこからは諦めるんじゃないでしょうかね。
ま、死んだことないし知らんけど(笑)
これから、これらのメカニズムも少しずつ解明されていくかもしれません。
ま、わたくし院長が死ぬときには間に合わないと思いますけど…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月1日の金曜日でございます。
いよいよ4月、今日はエイプリルフールです。
まぁ、わざわざ嘘つくのもあれですし、そこは特にスルーですが、いよいよ春です。
今年は冬が寒かった分、暖かさが心地いいですな。
春は短いですから、今を楽しみましょう。
では今日のネタですが、今日は比較的よく知られた、脳に関するお話しでもしてみようかと思います。
人は死の間際に、過去の記憶がフラッシュバックして、自分の人生の走馬灯を見るってな話しは、みなさん聞いたことがあると思います。
実際に、臨死体験者もそれを証言していたりしますが、この話が、真実なのかもしれないぞって研究結果が発表されました。
カナダの研究チームが、男性患者の死の前後30秒間の脳の活動を、史上初めて記録することに成功したんだそうです。
その脳波には、記憶を呼び起こしたり、夢を見ている時と同じパターンの動きが確認されたとそうなんです。
この臨終間際の脳を観察できたのは、全くの偶然なんだそうです。
もともとはてんかん発作がある、87歳の患者の脳波を調べることが目的だったようなんです。
ところが不幸な事に、脳波の検査をしているまっ最中に、突然心臓発作を起こして亡くなってしまったんだそうです。
その結果、まさに脳が死を迎える15分間の活動を記録することができたってわけなんです。
心停止の前後30秒では「ガンマ波」という脳波のパターンが検出されたそうです。
これは知覚や意識に関連付けられている脳波で、夢を見たり、記憶を呼び起こしたりするといった高度な認識作業を行っている時に出るものだと言われています。
「死の直前の脳は、記憶の想起に関係する振動によって、人生の重要な出来事を最後に思い出しているのかもしれません。
臨死体験した人の話にも似ていますね」と、研究論文の主執筆者であり、ルイスヴィル大学の神経外科医のアジマル・ゼンマー博士は話しています。
「こうした発見は、生命の正確な最後の瞬間がいつなのかについての理解をくつがえす可能性があります。
これは臓器提供のタイミングなど、重要な問いを突きつけるものなのです。」
ま、確かに臓器提供なんかの場合、どの時点で「死」とするかは微妙な部分があったりしますよね。
そして、このガンマ波の脳波は、一般的に死亡が確認される心停止から30秒間続いたということです。
まぁ、30秒くらいならねぇ…。
ですが、この30秒間を待つことで、生き返るって可能性もないとは言えない以上、「死」の定義が変わる可能性まであるわけですな。
こうした結果は、血流が止まってしまった後も、脳は協調した活動が可能であることを示しています。
ラットによる過去の実験では、死の間際に「ガンマ波」に変化が生じることが観察されてきました。
しかし人間の脳でこれが検出されたのは初めてのことだそうで、新たな研究材料になるってわけです。
もちろん、この結果には注意が必要です。
これはたった1人の患者で観察されたことでしかありませんので、偶然かもしれませんからね。
しかも今回のケースの患者には、脳には損傷があり、てんかんに起因する異常な活動が生じていたわけですからね。
それゆえに研究グループは、ほかの事例も調査したいと考えているんだとか…。
ま、それはそうなるでしょう。
「もしあなたの大切な人が目を瞑り、この世を去ろうとしていたとしても、その脳は人生で一番幸せな場面を振り返っている、幸せな時間を過ごしているのかもしれません。
この研究からは、そんなことがうかがえます」とゼンマー博士は話しているそうです。
走馬灯の?よう…
まぁ、使い古された表現ですが、やはりあるにはあるんでしょうね。
わたくし院長、この走馬灯現象を、生きるための最後のあがきだと言う事を、何かの本で読んだことがあります。
それはどういうことかと言うと、人間は死に直面した時、諦めるのではなく、過去の自分の実体験をすべて思いだし、この状況(死の直面)を打破する方法を探るって事です。
この話を聞いた時、なんか妙に納得したんですが、これってやはり本能的な行動ですもんね。
死を遠ざけるために人は生きてると言っても過言ではない部分はありますし、まぁ、走馬灯を見るメカニズムは別としても、意外と人生を振り返るってな、のんきな感じじゃなく、生還する術を、文字通り必死で模索してるって方がシックリくるでしょ?
で、一通り、走馬灯を見て、足掻きまくって、もう打つ手がないとなったら、そこからは諦めるんじゃないでしょうかね。
ま、死んだことないし知らんけど(笑)
これから、これらのメカニズムも少しずつ解明されていくかもしれません。
ま、わたくし院長が死ぬときには間に合わないと思いますけど…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院