2022年03月02日 [色々なこと]
金星生命体
お疲れ様です。院長です。
3月2日の水曜日でございます。
3月2日でサニーの日。
なんじゃないの?
知らんけど(笑)
まぁ、知りませんけど、サニーと言えばお日様、お日様と言えば大空って事で、今日は、天体ネタでもぶっこんでみたいと思います。
硫酸の雨がふり、460度に達する灼熱の大地が広がるといわれる金星は、およそ生命など存在できようはずもない地獄のような惑星とみられています。
ですが、最新の研究では、硫酸でできた雲の中ならば、生命が存在していてもおかしくないという考えもあるそうなんです。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)や英カーディフ大学の研究グループによると、生命が「アンモニア」を作り出したと考えるのなら、硫酸の雲にまつわる数々の謎が解けるのだそうです。
金星の化学反応を考察した研究は、アンモニアは「生命が金星で独自の環境を作っている可能性」を示唆していると主張してるんですね。
金星は、硫酸の雲がただよい、硫酸の雨がふる(ただし地面に達する前に蒸発する)ことで知られています。
まぁ、硫酸なわけですから、普通に考えて生命体が生息できる環境とは、到底思えませんわね。
じつはこの硫酸雲、化学者にとっても不可解な、謎に満ちた存在なんです。
そこには「酸素」や「非球状の粒子」が存在することに加え、「水蒸気」や「二酸化硫黄」の量も意外なほどに多いそうなんです。
このような奇妙な雲が形成された理由としては、地表から塵が舞い上がり、それが雲に作用した可能性が考えられます。
しかし、そのためには、大量の塵が雲に流れ込む必要があり、物理的には考えにくいと…。
そこで今回、研究グループのサラ・シーガー教授らが目をつけたのは、もう1つの可能性です。
金星探査機「ベネラ8号」や「パイオニア・ビーナス」による1970年代の調査では、暫定的ではありますが、金星で「アンモニア」が検出されました。
そこで、もしも十分なアンモニアがあれば、金星の雲に、一連の化学反応を引き起こすと考えられるそうなんです。
アンモニアが硫酸に溶けて、その酸を中和すると…。
すると本来は丸い球状の雫だったものが、塩のような非球状のどろっとした液になります。
また、これによって二酸化硫黄に分解されます。
こう考えると、雲の謎がほぼ解決されるのだそうですが、問題が1つあります。
それはアンモニアが金星に存在する理由がわからないことなんですね。
アンモニアには水素が結び付いています。
ですが金星に水素はほとんどありません。
ですから金星にアンモニアもあるはずがないというのが、研究グループの見解なんですな。
となると、ある別の可能性が自然に導き出されます。
それは、アンモニアが生命活動に由来するという可能性なんです。
地獄のように過酷な金星に生命が存在するとすれば、それがアンモニアを作り出し、先ほど説明したような化学反応が起きるわけです。
この化学反応は、雲の酸を中和するので、生命が生存しやすい環境も作り出すでしょうしね。
現実に地球では、人間の胃の中でアンモニアを生産し、胃酸を中和しながら生きる細菌が存在すると、研究グループは指摘しています。
ま、当然ながら我々地球人が知る「生命体」は、金星の水滴の中では生きられないでしょう。
ですが重要なことは、おそらく何らかの生命がいて、生存しやすいよう環境を変えているということだと、シーガー教授は声明で語っています。
じつはシーガー教授らは、昨年金星で「ホスフィン(リン化水素)」の検出に成功し、界隈を大いに賑わせたんですね。
ホスフィンもまた生物学的なプロセスによって作り出される気体で、金星に生命がいる痕跡(バイオシグネチャー)と考えられるそうなんです。
これについては当然ながら、反論も多くあるようですが、少なくとも金星が研究者から注目されるきっかけにはなったわけです。
「金星には、不可解な大気の異常があります」とシーガー教授。
「それは生命の可能性を残す余地でもあります。」
今、米マサチューセッツ工科大学では金星の生命を発見するべく、2023年より金星に探査機を送りこむ「ビーナス・ライフ・ファインダー・ミッション(Venus Life Finder Missions)」を進めているそうなんです。
ミッションの主任研究員は、他ならぬシーガー教授です。
もしかしたら今後数年のうちに、初の地球外生命体が発見されることもあるかもしれないなんて言う、夢のあるお話しでした。
まぁ、ここでの一つのポイントは、この場合の生命が、我々の想像を超えたものだった場合、可能性はありますよね。
つまり、地球内の生命体だから硫酸の雲がただよい、硫酸の雨がふるような場所では生きれないだけで、硫酸を飲んでも大丈夫な身体の生命があるかもしれないもんね。
逆に、金星で生きれる生命体だったら、地球では生きられないって場合もあるでしょうしね。
地球外生命体…。
生きてるうちに見てみたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月2日の水曜日でございます。
3月2日でサニーの日。
なんじゃないの?
知らんけど(笑)
まぁ、知りませんけど、サニーと言えばお日様、お日様と言えば大空って事で、今日は、天体ネタでもぶっこんでみたいと思います。
硫酸の雨がふり、460度に達する灼熱の大地が広がるといわれる金星は、およそ生命など存在できようはずもない地獄のような惑星とみられています。
ですが、最新の研究では、硫酸でできた雲の中ならば、生命が存在していてもおかしくないという考えもあるそうなんです。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)や英カーディフ大学の研究グループによると、生命が「アンモニア」を作り出したと考えるのなら、硫酸の雲にまつわる数々の謎が解けるのだそうです。
金星の化学反応を考察した研究は、アンモニアは「生命が金星で独自の環境を作っている可能性」を示唆していると主張してるんですね。
金星は、硫酸の雲がただよい、硫酸の雨がふる(ただし地面に達する前に蒸発する)ことで知られています。
まぁ、硫酸なわけですから、普通に考えて生命体が生息できる環境とは、到底思えませんわね。
じつはこの硫酸雲、化学者にとっても不可解な、謎に満ちた存在なんです。
そこには「酸素」や「非球状の粒子」が存在することに加え、「水蒸気」や「二酸化硫黄」の量も意外なほどに多いそうなんです。
このような奇妙な雲が形成された理由としては、地表から塵が舞い上がり、それが雲に作用した可能性が考えられます。
しかし、そのためには、大量の塵が雲に流れ込む必要があり、物理的には考えにくいと…。
そこで今回、研究グループのサラ・シーガー教授らが目をつけたのは、もう1つの可能性です。
金星探査機「ベネラ8号」や「パイオニア・ビーナス」による1970年代の調査では、暫定的ではありますが、金星で「アンモニア」が検出されました。
そこで、もしも十分なアンモニアがあれば、金星の雲に、一連の化学反応を引き起こすと考えられるそうなんです。
アンモニアが硫酸に溶けて、その酸を中和すると…。
すると本来は丸い球状の雫だったものが、塩のような非球状のどろっとした液になります。
また、これによって二酸化硫黄に分解されます。
こう考えると、雲の謎がほぼ解決されるのだそうですが、問題が1つあります。
それはアンモニアが金星に存在する理由がわからないことなんですね。
アンモニアには水素が結び付いています。
ですが金星に水素はほとんどありません。
ですから金星にアンモニアもあるはずがないというのが、研究グループの見解なんですな。
となると、ある別の可能性が自然に導き出されます。
それは、アンモニアが生命活動に由来するという可能性なんです。
地獄のように過酷な金星に生命が存在するとすれば、それがアンモニアを作り出し、先ほど説明したような化学反応が起きるわけです。
この化学反応は、雲の酸を中和するので、生命が生存しやすい環境も作り出すでしょうしね。
現実に地球では、人間の胃の中でアンモニアを生産し、胃酸を中和しながら生きる細菌が存在すると、研究グループは指摘しています。
ま、当然ながら我々地球人が知る「生命体」は、金星の水滴の中では生きられないでしょう。
ですが重要なことは、おそらく何らかの生命がいて、生存しやすいよう環境を変えているということだと、シーガー教授は声明で語っています。
じつはシーガー教授らは、昨年金星で「ホスフィン(リン化水素)」の検出に成功し、界隈を大いに賑わせたんですね。
ホスフィンもまた生物学的なプロセスによって作り出される気体で、金星に生命がいる痕跡(バイオシグネチャー)と考えられるそうなんです。
これについては当然ながら、反論も多くあるようですが、少なくとも金星が研究者から注目されるきっかけにはなったわけです。
「金星には、不可解な大気の異常があります」とシーガー教授。
「それは生命の可能性を残す余地でもあります。」
今、米マサチューセッツ工科大学では金星の生命を発見するべく、2023年より金星に探査機を送りこむ「ビーナス・ライフ・ファインダー・ミッション(Venus Life Finder Missions)」を進めているそうなんです。
ミッションの主任研究員は、他ならぬシーガー教授です。
もしかしたら今後数年のうちに、初の地球外生命体が発見されることもあるかもしれないなんて言う、夢のあるお話しでした。
まぁ、ここでの一つのポイントは、この場合の生命が、我々の想像を超えたものだった場合、可能性はありますよね。
つまり、地球内の生命体だから硫酸の雲がただよい、硫酸の雨がふるような場所では生きれないだけで、硫酸を飲んでも大丈夫な身体の生命があるかもしれないもんね。
逆に、金星で生きれる生命体だったら、地球では生きられないって場合もあるでしょうしね。
地球外生命体…。
生きてるうちに見てみたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院