2022年02月27日 [からだのこと]
(261)サンデーイルネス(仮)乳管内乳頭腫について
お疲れ様です。院長です。
2月27日のサンデーイルネスでございます。
あっという間に、2月も終りですねぇ。
明後日から、3月って事で、また一歩春が近付いてきましたね。
ま、まだ全然寒いんですけどね。
ですが、2月と3月では、気分が違いますよね。
3月は、春の前ですから、気持ち的にも上がりますよね。
やっぱり、「寒い」って感覚は、本能的に避けたいもんですからね。
今でこそ、暖房器具が当たり前ですが、一昔前だと、寒さをしのぐって大変な事だったでしょうしね。
火を起こすにしても、燃料が必要ですし、薪だの炭だの必要ですからね。
そして暖かくなると、ウイルスの活動も比較的穏やかになります。
去年も確か、こんな事言ってて、春から夏はそこまでコロナも増えなかったんじゃなかったっけ?
でも、また涼しくなると増えだす…
って、この繰り返し、いい加減何とかしないとね。
何とかしないとと言いながらも、何ともできないのが現状なんですけどね。
ですが、わたくし院長的には、オミクロンに置き換わってから、重症化もかなり少ないですし、このまま推移させていっても良いんじゃないかとも思います。
この新型コロナの怖いところは、何といっても肺炎に罹る事です。
で、肺炎になると、肺が石灰化して機能を果たせなくなり、死に至るわけです。
ですが、肺炎にならない、風邪症状なら、怖くても発熱程度のものです。
もちろん、高熱が続けば危険なのは当たり前ですが、それらの症状だけなら、まだ解熱剤なんかでも対応出来ますし、ある意味寝てれば治りますからね。
ですから、陽性=自宅療養ってのは、大事かもしれませんが、「無症状」なのは、ちょっと別枠で考えないといけないかもしれませんね。
無症状でも、陽性なら、当然、人にうつす可能性がありますから、自宅にいて貰うのは大事ですが、これを続けて感染者数が増え続ければ、経済が回らなくなると言うより、社会が回らなくなるんじゃないですかね。
もう少し、具体的に感染を抑える方法を考えないといけない気がしますね。
てことで、本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「乳管内乳頭腫」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと言う事ですが、乳管内に乳頭状の構造をもった良性疾患です。
乳管内に、正常より腫瘍に似た腺細胞が増殖するものを“異型乳管上皮増殖症(いけいにゅうかんじょうひぞうしょくしょう)”といいますが、乳頭腫はこの病変より異型がさらに強く、高分化型の「非浸潤性乳管(ひしんじゅんせいにゅうかん)がん」との中間に位置するものと考えられています。
実はこの3つの病変の区別は主観的なもので、非常に難しいのです。
では原因は何かって事ですが、明らかな原因は不明です。
乳頭腫はほとんどの症例でホルモン受容体が陽性なので、卵巣ホルモンが何らかの影響を与えているものと思われます。
また、本疾患は高率に乳腺症に合併するので、年齢的な要因も関係している可能性があります。
乳頭腫そのものががん化するとは考えられていませんが、将来乳がんを発症するリスクが高い病変として注意を要します。
症状としては、多くの例で乳頭分泌が自覚症状となります。
分泌物は茶褐色ないし赤い血性のものであり、分泌量は下着に付着する程度から大量に乳汁様に出るものまでさまざまです。
また、最近では乳がん検診の際に超音波で腫瘤(しゅりゅう)として発見されることも多くなってきました。
分泌物が乳腺内にたまると腫瘤として触れるものもあります。
乳頭腫の診断は難しいと言われていて、乳腺疾患の検査である乳房X線撮影や超音波検査では、乳頭腫に特徴的な所見はありません。
一部の症例では、超音波検査で拡張した乳管や一見すると良性の腫瘤像が認められることがあります。
乳頭分泌のある症例では分泌物の細胞診が有用ですが、必ずしも確実に診断できるわけではありません。
腫瘤がある症例では針生検を行うことが可能ですが、最終的には患部を切除して病理検査をしなければならないこともあります。
一部の施設では乳管内視鏡を使っていますが、まだ信頼できる段階に至っていません。
では、治療方法ですが、乳管内乳頭腫であると診断されたら、経過観察が原則です。
非浸潤性乳管がんとの区別が難しい疾患であること、将来乳がんを発症するリスクが高いことを考えると、定期的な乳がん検診が欠かせません。
予防的な乳房切断は必要ありません。
乳頭分泌で発症することが多いので、ただちに専門医の診察を受けます。
とくに閉経期あるいは閉経後では症状のよく似た乳がんとの区別が重要です。
診断には時間がかかることが多いですが、焦らず段階を踏んで検査を受けるべきです。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月27日のサンデーイルネスでございます。
あっという間に、2月も終りですねぇ。
明後日から、3月って事で、また一歩春が近付いてきましたね。
ま、まだ全然寒いんですけどね。
ですが、2月と3月では、気分が違いますよね。
3月は、春の前ですから、気持ち的にも上がりますよね。
やっぱり、「寒い」って感覚は、本能的に避けたいもんですからね。
今でこそ、暖房器具が当たり前ですが、一昔前だと、寒さをしのぐって大変な事だったでしょうしね。
火を起こすにしても、燃料が必要ですし、薪だの炭だの必要ですからね。
そして暖かくなると、ウイルスの活動も比較的穏やかになります。
去年も確か、こんな事言ってて、春から夏はそこまでコロナも増えなかったんじゃなかったっけ?
でも、また涼しくなると増えだす…
って、この繰り返し、いい加減何とかしないとね。
何とかしないとと言いながらも、何ともできないのが現状なんですけどね。
ですが、わたくし院長的には、オミクロンに置き換わってから、重症化もかなり少ないですし、このまま推移させていっても良いんじゃないかとも思います。
この新型コロナの怖いところは、何といっても肺炎に罹る事です。
で、肺炎になると、肺が石灰化して機能を果たせなくなり、死に至るわけです。
ですが、肺炎にならない、風邪症状なら、怖くても発熱程度のものです。
もちろん、高熱が続けば危険なのは当たり前ですが、それらの症状だけなら、まだ解熱剤なんかでも対応出来ますし、ある意味寝てれば治りますからね。
ですから、陽性=自宅療養ってのは、大事かもしれませんが、「無症状」なのは、ちょっと別枠で考えないといけないかもしれませんね。
無症状でも、陽性なら、当然、人にうつす可能性がありますから、自宅にいて貰うのは大事ですが、これを続けて感染者数が増え続ければ、経済が回らなくなると言うより、社会が回らなくなるんじゃないですかね。
もう少し、具体的に感染を抑える方法を考えないといけない気がしますね。
てことで、本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「乳管内乳頭腫」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと言う事ですが、乳管内に乳頭状の構造をもった良性疾患です。
乳管内に、正常より腫瘍に似た腺細胞が増殖するものを“異型乳管上皮増殖症(いけいにゅうかんじょうひぞうしょくしょう)”といいますが、乳頭腫はこの病変より異型がさらに強く、高分化型の「非浸潤性乳管(ひしんじゅんせいにゅうかん)がん」との中間に位置するものと考えられています。
実はこの3つの病変の区別は主観的なもので、非常に難しいのです。
では原因は何かって事ですが、明らかな原因は不明です。
乳頭腫はほとんどの症例でホルモン受容体が陽性なので、卵巣ホルモンが何らかの影響を与えているものと思われます。
また、本疾患は高率に乳腺症に合併するので、年齢的な要因も関係している可能性があります。
乳頭腫そのものががん化するとは考えられていませんが、将来乳がんを発症するリスクが高い病変として注意を要します。
症状としては、多くの例で乳頭分泌が自覚症状となります。
分泌物は茶褐色ないし赤い血性のものであり、分泌量は下着に付着する程度から大量に乳汁様に出るものまでさまざまです。
また、最近では乳がん検診の際に超音波で腫瘤(しゅりゅう)として発見されることも多くなってきました。
分泌物が乳腺内にたまると腫瘤として触れるものもあります。
乳頭腫の診断は難しいと言われていて、乳腺疾患の検査である乳房X線撮影や超音波検査では、乳頭腫に特徴的な所見はありません。
一部の症例では、超音波検査で拡張した乳管や一見すると良性の腫瘤像が認められることがあります。
乳頭分泌のある症例では分泌物の細胞診が有用ですが、必ずしも確実に診断できるわけではありません。
腫瘤がある症例では針生検を行うことが可能ですが、最終的には患部を切除して病理検査をしなければならないこともあります。
一部の施設では乳管内視鏡を使っていますが、まだ信頼できる段階に至っていません。
では、治療方法ですが、乳管内乳頭腫であると診断されたら、経過観察が原則です。
非浸潤性乳管がんとの区別が難しい疾患であること、将来乳がんを発症するリスクが高いことを考えると、定期的な乳がん検診が欠かせません。
予防的な乳房切断は必要ありません。
乳頭分泌で発症することが多いので、ただちに専門医の診察を受けます。
とくに閉経期あるいは閉経後では症状のよく似た乳がんとの区別が重要です。
診断には時間がかかることが多いですが、焦らず段階を踏んで検査を受けるべきです。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院