2022年02月24日 [動物のこと]
犬と外国語。
お疲れ様です。院長です。
2月24日の木曜日でございます。
2月も残すところあと5日ですな。
やっぱり3月と2月では、気持ち的に違いますよね。
今年の冬は寒かった気がするねぇ。
ここまでくれば、後は早く暖かくなって欲しいもんです。
では、今日もネタにいきますが、今日は人間とは一番縁の深い、犬に関するお話しでございます。
例えばあなたが犬を連れて散歩に行き、突然、外国人に外国語で声をかけられたとしましょう。
するとあなたは、すぐに外国語であることがわかるわけですが、果たして犬はどうなんでしょう?
この疑問、実は犬もわかるんだそうです。
犬は、普段聞きなれていない言語は「外国語」として認識することができるのだそうです。
犬は、初めて聞いた外国の言葉であっても、それが「言葉」として認識できるようなんですね。
犬の中でも特に賢いことで知られるボーダーコリーに協力してもらった実験では、彼らの脳が国によって異なる言葉の違いを認識していることが明らかになっています。
ハンガリーの首都ブダペストにあるエトヴェシュ・ロラーンド大学の動物行動学者ラウラ・V・クアジャ博士は、数年前に愛犬のボーダーコリー「クンクン」を連れて、メキシコからハンガリーに引っ越してきました。
メキシコの母国語はスペイン語ですから、もちろん犬に話しかける時もスペイン語なので、クンクンにとってハンガリー語は耳慣れぬ言葉ということになりますね。
その時クアジャ博士は、ふと思ったんだそうです。
「クンクンは言語の違いに気づいているのかな?」と…。
人間の場合、言葉を話す前の幼児でさえ、国による言葉の違いを認識できると言われています。
では犬はどうなんでしょうか?
てな疑問がわくとこまで、誰しもあるかもしれませんが、この人は、動物行動学の博士です。
疑問がわいたら、解消しなくては気が済まないわけですね。
では、この疑問に答えるため、クアジャ博士らはクンクンをはじめとする18頭の犬たちに協力してもらうことにしました。
まずは、MRIの中でじっとするよう犬を訓練し、「スペイン語」か「ハンガリー語」どちらかの『星の王子さま』を聴かせて、そのときの脳の活動を観察したんだそうです。
ふとわいた疑問を解消するために、犬をMRIにかけちゃうんですよねぇ(笑)
賢い人の頭って、どんなんなんでしょうね。
知識欲ってものも強すぎると恐ろしいですな(笑)
で、話を戻すと、これにくわえて、「言語」と「非言語」の区別がつくのか調べるために、2種の言語を混ぜ合わせたまったく不自然なスクランブル音声も流したんだそうです。
はたして聞き慣れた言葉と聞き慣れない言葉、あるいは言語と非言語で、脳の活動に何か変化はあるのでしょうか?
その結果、言語と非言語の違いを認識できるだけでなく、スペイン語とハンガリー語の違いも認識できることが明らかになったそうなんです。
クアジャ博士の説明によると、犬は「階層的処理」と呼ばれる2段階プロセスで言語を処理していると考えられるという話しです。
まず脳の「一次聴覚皮質」で、聞こえてきた音が言語なのかそうでないのか認識するんだそうです。
それから「二次聴覚皮質」で、その言語が普段から聞き慣れたものかそうでないか認識すると…。
ですが、国による言葉の違いを区別する犬の能力は、人間のそれとは少々違うものかもしれません。
人間の脳の場合、話し言葉に自然にチューニングされるようにできているんだそうです。
「犬の脳の場合、単純に音の自然さを感知しているだけかもしれません」と、研究グループのラウル・エルナンデス=ぺレス氏は説明しています。
今回の実験では、面白いことに、年齢が高い犬の方が言語の区別が得意という結果が得られているそうです。
どうやら犬は、生活の中で「言語の規則性」を学習しているようなんですね。
言語は聴覚的な規則性によって特徴づけられています。
今回の研究では、犬は人間と暮らす中で、普段耳にする言語の規則性をキャッチしているらしいことが示唆されているわけですね。
この研究結果は、言語の規則性を学ぶ能力は人間だけのものではないことを明らかにしています。
ですが、それが人間と1万1000年以上共に暮らしてきた犬ならではの能力なのか、それとも他の動物にも備わっている能力なのかは、まだわからないそうです。
この謎は、今後の研究課題であるとのことです(笑)
ちなみに見知らぬ土地に引っ越してきたクンクンですが、今ではドナウ川で泳ぐのが大好きだったり、初めて雪を見ることができたりと、ハンガリーの暮らしをエンジョイしているそうですよ。
まぁ、人間の知識欲ほどスゴイものは無いってことは、よく分かりましたね。
てのもそうですが、「動物行動学」なる学問があることもはじめて知りましたしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月24日の木曜日でございます。
2月も残すところあと5日ですな。
やっぱり3月と2月では、気持ち的に違いますよね。
今年の冬は寒かった気がするねぇ。
ここまでくれば、後は早く暖かくなって欲しいもんです。
では、今日もネタにいきますが、今日は人間とは一番縁の深い、犬に関するお話しでございます。
例えばあなたが犬を連れて散歩に行き、突然、外国人に外国語で声をかけられたとしましょう。
するとあなたは、すぐに外国語であることがわかるわけですが、果たして犬はどうなんでしょう?
この疑問、実は犬もわかるんだそうです。
犬は、普段聞きなれていない言語は「外国語」として認識することができるのだそうです。
犬は、初めて聞いた外国の言葉であっても、それが「言葉」として認識できるようなんですね。
犬の中でも特に賢いことで知られるボーダーコリーに協力してもらった実験では、彼らの脳が国によって異なる言葉の違いを認識していることが明らかになっています。
ハンガリーの首都ブダペストにあるエトヴェシュ・ロラーンド大学の動物行動学者ラウラ・V・クアジャ博士は、数年前に愛犬のボーダーコリー「クンクン」を連れて、メキシコからハンガリーに引っ越してきました。
メキシコの母国語はスペイン語ですから、もちろん犬に話しかける時もスペイン語なので、クンクンにとってハンガリー語は耳慣れぬ言葉ということになりますね。
その時クアジャ博士は、ふと思ったんだそうです。
「クンクンは言語の違いに気づいているのかな?」と…。
人間の場合、言葉を話す前の幼児でさえ、国による言葉の違いを認識できると言われています。
では犬はどうなんでしょうか?
てな疑問がわくとこまで、誰しもあるかもしれませんが、この人は、動物行動学の博士です。
疑問がわいたら、解消しなくては気が済まないわけですね。
では、この疑問に答えるため、クアジャ博士らはクンクンをはじめとする18頭の犬たちに協力してもらうことにしました。
まずは、MRIの中でじっとするよう犬を訓練し、「スペイン語」か「ハンガリー語」どちらかの『星の王子さま』を聴かせて、そのときの脳の活動を観察したんだそうです。
ふとわいた疑問を解消するために、犬をMRIにかけちゃうんですよねぇ(笑)
賢い人の頭って、どんなんなんでしょうね。
知識欲ってものも強すぎると恐ろしいですな(笑)
で、話を戻すと、これにくわえて、「言語」と「非言語」の区別がつくのか調べるために、2種の言語を混ぜ合わせたまったく不自然なスクランブル音声も流したんだそうです。
はたして聞き慣れた言葉と聞き慣れない言葉、あるいは言語と非言語で、脳の活動に何か変化はあるのでしょうか?
その結果、言語と非言語の違いを認識できるだけでなく、スペイン語とハンガリー語の違いも認識できることが明らかになったそうなんです。
クアジャ博士の説明によると、犬は「階層的処理」と呼ばれる2段階プロセスで言語を処理していると考えられるという話しです。
まず脳の「一次聴覚皮質」で、聞こえてきた音が言語なのかそうでないのか認識するんだそうです。
それから「二次聴覚皮質」で、その言語が普段から聞き慣れたものかそうでないか認識すると…。
ですが、国による言葉の違いを区別する犬の能力は、人間のそれとは少々違うものかもしれません。
人間の脳の場合、話し言葉に自然にチューニングされるようにできているんだそうです。
「犬の脳の場合、単純に音の自然さを感知しているだけかもしれません」と、研究グループのラウル・エルナンデス=ぺレス氏は説明しています。
今回の実験では、面白いことに、年齢が高い犬の方が言語の区別が得意という結果が得られているそうです。
どうやら犬は、生活の中で「言語の規則性」を学習しているようなんですね。
言語は聴覚的な規則性によって特徴づけられています。
今回の研究では、犬は人間と暮らす中で、普段耳にする言語の規則性をキャッチしているらしいことが示唆されているわけですね。
この研究結果は、言語の規則性を学ぶ能力は人間だけのものではないことを明らかにしています。
ですが、それが人間と1万1000年以上共に暮らしてきた犬ならではの能力なのか、それとも他の動物にも備わっている能力なのかは、まだわからないそうです。
この謎は、今後の研究課題であるとのことです(笑)
ちなみに見知らぬ土地に引っ越してきたクンクンですが、今ではドナウ川で泳ぐのが大好きだったり、初めて雪を見ることができたりと、ハンガリーの暮らしをエンジョイしているそうですよ。
まぁ、人間の知識欲ほどスゴイものは無いってことは、よく分かりましたね。
てのもそうですが、「動物行動学」なる学問があることもはじめて知りましたしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院