2022年02月17日 [動物のこと]
サメとコロナ
お疲れ様です。院長です。
2月17日の木曜日でございます。
少〜し暖かくなりだしてます?
わたくし的にはそうでもないですが(笑)
普通ならこの時期は、風邪やインフルエンザが流行るはずなんですが、わたくし院長のまわりでは誰も風邪すらひいてませんねぇ…。
これは、やはりマスク手洗い効果なんでしょうね。
もう完全にマスクにも慣れましたし、特に冬場はマスクしてる方が暖かくていいですよね。
ですが、コロナはいつまで居座る気なんでしょう。
そして、オミクロンの次は、どんな変異株が現れるか分かりませんし、やはり一度根絶やししたいですよねぇ。
一部では、感染力が強い分、重症化しないってな話しもありますが、オミクロンの次は感染力が高いうえに重症化する新株が出来るかもしれませんしね。
そんな将来的なコロナウイルスによるパンデミックに対抗する切り札を、なんとサメが持っている可能性があるって言うお話しを、今日はしてみたいと思います。
ウィスコンシン大学マディソン校の科学者たちは、サメの免疫系に由来する「タンパク質」が、人間の細胞へのコロナウイルスの感染を予防する効果があることを発見したそうなんです。
これは、コロナだけでなく他のウイルスにも有効だといいますから、スゴイ発見なのかもしれません。
今回研究に使用されたのは、大西洋と太平洋の暖かい浅い海域に生息する、動きの穏やかなテンジクザメ目コモリザメ科(Ginglymostomatidae)のサメだそうです。
サメの免疫系から抽出されるタンパク質、サメ可変新抗原受容体は「VNAR」と呼ばれるものです。
これは今すぐ人間の治療に使えるわけではありません。
ですが、将来的に起きる恐れがある新たなコロナパンデミックに対する切り札になると期待されているんですな。
たとえば、コウモリの体内からは「WIV1-CoV」というコロナウイルスの仲間が見つかっています。
これは現在、人間社会を席巻している「SARS-CoV-2」の起源ではないかと推測されており、ヒト細胞に感染する力もあります。
VNARは、このWIV1-CoVを無力化することができるそうなんです。
そのため今から研究を進めておけば、いつの日か新たなるコロナウイルスの変異株が人間社会に侵入することがあっても、事前に備えておくことができると考えられてるわけです。
米ウィスコンシン大学マディソン校の病理学者アーロン・ルボー教授は、「私たちは将来的なコロナ禍に向けて、サメVNARという武器を準備しています。
将来に向けての一種の保険です」と語っています。
VNARは、イギリスの製薬会社Elasmogen社の合成VNARライブラリから単離された。ウイルスが細胞に付着するために利用するタンパク質に結びつき、感染を防ぐ効果があります。
人間の抗体にはない便利な特徴もあるそうなんです。
ヒト抗体の10分の1と小さく、人間のものでは届かないところにまで進入できるんだとか…。
またユニークな形状になれるために、ヒト抗体では見落としてしまうタンパク質構造でも認識できるそうです。
今回、無数の候補の中から選ばれた3種のVNARのうち、もっとも予防効果が高かったのは「3B4」というタイプだということです。
これはウイルスの「スパイクタンパク質」の「溝」に強力に結合することが確認されています。
スパイクタンパク質は、ウイルスがヒト細胞に付着するための部位なので、ここを封じてしまえばウイルスは感染力を失うと…。
遺伝的に多様であるコロナウイルスの変異株であっても、溝の形状はどれもよく似ているため、今回の研究はオミクロン株が流行する前に行われたものですが、オミクロンでも同様の効果が期待されるという事です。
このように様々なコロナウイルスに結合できるため、3B4は将来的なコロナ禍に対抗できる有望な候補として期待されているわけです。
コロナウイルスは多様で変異しやすいウイルスです。
そのため実際の治療は、複数のVNARを混ぜたカクテル療法になる可能性が高いという事です。
と言っても、今の段階では人体に投与できるかどうかきちんと確認されたわけではありません。
それでも高い予防効果が期待できるうえに、人間の抗体よりも安く、簡単に作ることができ、しかも様々なルートで投与できるという点で魅力的な治療薬候補と言えるでしょうね。
またウイルスだけでなく、がんの診断や治療に役立てる方法も研究が進められているとのことです。
色々と研究はされてるんでしょうね。
願わくば、早いトコ完成させていただいて、一旦コロナを絶滅させましょう。
研究者の方、頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月17日の木曜日でございます。
少〜し暖かくなりだしてます?
わたくし的にはそうでもないですが(笑)
普通ならこの時期は、風邪やインフルエンザが流行るはずなんですが、わたくし院長のまわりでは誰も風邪すらひいてませんねぇ…。
これは、やはりマスク手洗い効果なんでしょうね。
もう完全にマスクにも慣れましたし、特に冬場はマスクしてる方が暖かくていいですよね。
ですが、コロナはいつまで居座る気なんでしょう。
そして、オミクロンの次は、どんな変異株が現れるか分かりませんし、やはり一度根絶やししたいですよねぇ。
一部では、感染力が強い分、重症化しないってな話しもありますが、オミクロンの次は感染力が高いうえに重症化する新株が出来るかもしれませんしね。
そんな将来的なコロナウイルスによるパンデミックに対抗する切り札を、なんとサメが持っている可能性があるって言うお話しを、今日はしてみたいと思います。
ウィスコンシン大学マディソン校の科学者たちは、サメの免疫系に由来する「タンパク質」が、人間の細胞へのコロナウイルスの感染を予防する効果があることを発見したそうなんです。
これは、コロナだけでなく他のウイルスにも有効だといいますから、スゴイ発見なのかもしれません。
今回研究に使用されたのは、大西洋と太平洋の暖かい浅い海域に生息する、動きの穏やかなテンジクザメ目コモリザメ科(Ginglymostomatidae)のサメだそうです。
サメの免疫系から抽出されるタンパク質、サメ可変新抗原受容体は「VNAR」と呼ばれるものです。
これは今すぐ人間の治療に使えるわけではありません。
ですが、将来的に起きる恐れがある新たなコロナパンデミックに対する切り札になると期待されているんですな。
たとえば、コウモリの体内からは「WIV1-CoV」というコロナウイルスの仲間が見つかっています。
これは現在、人間社会を席巻している「SARS-CoV-2」の起源ではないかと推測されており、ヒト細胞に感染する力もあります。
VNARは、このWIV1-CoVを無力化することができるそうなんです。
そのため今から研究を進めておけば、いつの日か新たなるコロナウイルスの変異株が人間社会に侵入することがあっても、事前に備えておくことができると考えられてるわけです。
米ウィスコンシン大学マディソン校の病理学者アーロン・ルボー教授は、「私たちは将来的なコロナ禍に向けて、サメVNARという武器を準備しています。
将来に向けての一種の保険です」と語っています。
VNARは、イギリスの製薬会社Elasmogen社の合成VNARライブラリから単離された。ウイルスが細胞に付着するために利用するタンパク質に結びつき、感染を防ぐ効果があります。
人間の抗体にはない便利な特徴もあるそうなんです。
ヒト抗体の10分の1と小さく、人間のものでは届かないところにまで進入できるんだとか…。
またユニークな形状になれるために、ヒト抗体では見落としてしまうタンパク質構造でも認識できるそうです。
今回、無数の候補の中から選ばれた3種のVNARのうち、もっとも予防効果が高かったのは「3B4」というタイプだということです。
これはウイルスの「スパイクタンパク質」の「溝」に強力に結合することが確認されています。
スパイクタンパク質は、ウイルスがヒト細胞に付着するための部位なので、ここを封じてしまえばウイルスは感染力を失うと…。
遺伝的に多様であるコロナウイルスの変異株であっても、溝の形状はどれもよく似ているため、今回の研究はオミクロン株が流行する前に行われたものですが、オミクロンでも同様の効果が期待されるという事です。
このように様々なコロナウイルスに結合できるため、3B4は将来的なコロナ禍に対抗できる有望な候補として期待されているわけです。
コロナウイルスは多様で変異しやすいウイルスです。
そのため実際の治療は、複数のVNARを混ぜたカクテル療法になる可能性が高いという事です。
と言っても、今の段階では人体に投与できるかどうかきちんと確認されたわけではありません。
それでも高い予防効果が期待できるうえに、人間の抗体よりも安く、簡単に作ることができ、しかも様々なルートで投与できるという点で魅力的な治療薬候補と言えるでしょうね。
またウイルスだけでなく、がんの診断や治療に役立てる方法も研究が進められているとのことです。
色々と研究はされてるんでしょうね。
願わくば、早いトコ完成させていただいて、一旦コロナを絶滅させましょう。
研究者の方、頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院