2022年02月09日 [色々なこと]
フランスとプラ包装
お疲れ様です。院長です。
2月9日の水曜日でございます。
今日は「肉の日」ですな。
寒いですし、鍋などに肉入れて食べちゃいましょう。
では今日のネタですが、このブログでも頻繁に登場するプラスチック問題について、フランスがついに動きだしましたよ。
なんと、野菜や果物のプラスチック包装を全面禁止する法律が施行されるそうなんです。
近年、不必要なプラスチック包装が海の環境被害と汚染を引き起こしていることから、使い捨てプラスチックを削減する取り組みは世界中で行われています。
フランスでは、2022年1月1日から30種の果物や野菜のプラスチック包装を禁ずる法律が施行されました。
プラスチック包装とは、いわゆる食品パックのことで、日本でも普通に使われています。
フランスでは、今年1月1日からスーパーや小売店でプラスチック包装のキュウリやズッキーニ、人参、パプリカ、ナス、ネギといった野菜にくわえて、りんごやバナナ、レモン、オレンジ、キウイなどの果物合計30品種のプラスチック包装を禁じる法律を施行しました。
ただし、1.5kgを超えるパックは、みじん切りまたは加工された果物同様に免除されるんだとか…。
また、チェリートマトやラズベリー、ブルーベリーなど柔らかく潰れやすい果物を含むいくつかの品種は、現段階では未だプラスチック包装されているとの事です。
生産者がプラスチック代替品を見つけるまでは、時間を要するとされていますが、2026年までにはカットされていない全ての果物と野菜を段階的にプラスチックで包装することを廃止していく計画だそうです。
去年フランスで販売された果物と野菜の約37%は、プラスチック包装が施されていたそうで、政府は、この禁止によって使い捨てのプラスチック包装が年間10億個以上削減されると推測しています。
フランス環境省は、「私たちの日常生活における大量のプラスチックの量には抑制が必要」と述べており、エマニュエル・マクロン大統領も生鮮食品のプラスチック包装の禁止を「真の革命」と呼び、「2040年までにすべての使い捨てプラスチックを段階的に廃止する法律で、世界をリードしていく」と発表しました。
しかし、NGO団体「Zero Waste France」のマネージャー、モイラ・トゥルヌールさんはこのように述べています。
確かに、法律施行は「適切な」動きだと言えますが、段階的に禁ずる移行期間が長いことに疑問を抱いてしまいます。
例えば、芽キャベツやネギ、インゲン、ブロッコリー、きのこ、桃、アプリコットなどのいくつかは、既に多くの店でばら売りされています。
禁止は公正で適切ですが、特定の果物や野菜のプラスチック包装禁止に、更により多くの時間を与えることは少し残念です。
気候変動を緊急事態として捉え、人々はこの問題に迅速に行動する必要性があるということを意識することが重要ではないでしょうか。と…。
2019年の「世界自然保護基金(WWF)フランス」に対する世論調査では、85%の人々が使い捨てのプラスチック製品とパッケージの禁止に賛成しており、200万人以上がWWF請願書に署名し、プラスチック汚染の危機を食い止めるよう世界政府に求めました。
同機関のキャンペーンディレクターであるピエール・カネット氏は、この法律を「マイクロプラスチックを含むプラスチック汚染を終わらせるために行われる正しい方向への前向きな一歩」として歓迎することが重要であると述べています。
まぁ、段階的とは言え、革新的だと思いますけどね。
これはフランスに習って、世界中が行うべきことでしょう。
禁止されてしまえば、使わなくなるわけですから、我々消費者としても、多少不便になってもそこは仕方ない事ですからね。
わたくし院長世代の人間なら、昔は八百屋さんで野菜を買ったら、新聞紙とかで包んで渡されてましたし、まぁ、そういう方向に戻していくことが大事なんじゃないでしょうかね。
この動きは、隣国であるイギリスやスペインでも同様のようですが、なかなかスムーズには行っていないようです。
例えばイギリスでは、プラスチック包装を一切使用せずにばら売りしている小売店が一般的になっているそうなんですが、スーパーなどではプラスチックのパッケージに包まれたバナナやリンゴなどの果物が、ばら売りされたものよりも安い場合があり、それが問題となっているんだとか…。
去年6月に行われた世論調査では、イギリスのほぼ4分の3の人々が、買い物に伴うプラスチックの量で不満または失望を経験しており、59%はスーパーマーケットや小売店が詰め替え可能や再利用可能、またはパッケージなしの製品を十分に提供するに至っていないと考えていることが明らかになっているそうです。
一方スペインでは、2023年から果物と野菜のプラスチック包装を禁ずる法律を導入予定なんだそうです。
これは日本も何か考えないといけませんよねぇ。
せめて今から、期限をきっていかないと、小売り側も対策する時間が必要ですしねぇ。
日本の偉い人、ちょっと前向きに考えてみてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月9日の水曜日でございます。
今日は「肉の日」ですな。
寒いですし、鍋などに肉入れて食べちゃいましょう。
では今日のネタですが、このブログでも頻繁に登場するプラスチック問題について、フランスがついに動きだしましたよ。
なんと、野菜や果物のプラスチック包装を全面禁止する法律が施行されるそうなんです。
近年、不必要なプラスチック包装が海の環境被害と汚染を引き起こしていることから、使い捨てプラスチックを削減する取り組みは世界中で行われています。
フランスでは、2022年1月1日から30種の果物や野菜のプラスチック包装を禁ずる法律が施行されました。
プラスチック包装とは、いわゆる食品パックのことで、日本でも普通に使われています。
フランスでは、今年1月1日からスーパーや小売店でプラスチック包装のキュウリやズッキーニ、人参、パプリカ、ナス、ネギといった野菜にくわえて、りんごやバナナ、レモン、オレンジ、キウイなどの果物合計30品種のプラスチック包装を禁じる法律を施行しました。
ただし、1.5kgを超えるパックは、みじん切りまたは加工された果物同様に免除されるんだとか…。
また、チェリートマトやラズベリー、ブルーベリーなど柔らかく潰れやすい果物を含むいくつかの品種は、現段階では未だプラスチック包装されているとの事です。
生産者がプラスチック代替品を見つけるまでは、時間を要するとされていますが、2026年までにはカットされていない全ての果物と野菜を段階的にプラスチックで包装することを廃止していく計画だそうです。
去年フランスで販売された果物と野菜の約37%は、プラスチック包装が施されていたそうで、政府は、この禁止によって使い捨てのプラスチック包装が年間10億個以上削減されると推測しています。
フランス環境省は、「私たちの日常生活における大量のプラスチックの量には抑制が必要」と述べており、エマニュエル・マクロン大統領も生鮮食品のプラスチック包装の禁止を「真の革命」と呼び、「2040年までにすべての使い捨てプラスチックを段階的に廃止する法律で、世界をリードしていく」と発表しました。
しかし、NGO団体「Zero Waste France」のマネージャー、モイラ・トゥルヌールさんはこのように述べています。
確かに、法律施行は「適切な」動きだと言えますが、段階的に禁ずる移行期間が長いことに疑問を抱いてしまいます。
例えば、芽キャベツやネギ、インゲン、ブロッコリー、きのこ、桃、アプリコットなどのいくつかは、既に多くの店でばら売りされています。
禁止は公正で適切ですが、特定の果物や野菜のプラスチック包装禁止に、更により多くの時間を与えることは少し残念です。
気候変動を緊急事態として捉え、人々はこの問題に迅速に行動する必要性があるということを意識することが重要ではないでしょうか。と…。
2019年の「世界自然保護基金(WWF)フランス」に対する世論調査では、85%の人々が使い捨てのプラスチック製品とパッケージの禁止に賛成しており、200万人以上がWWF請願書に署名し、プラスチック汚染の危機を食い止めるよう世界政府に求めました。
同機関のキャンペーンディレクターであるピエール・カネット氏は、この法律を「マイクロプラスチックを含むプラスチック汚染を終わらせるために行われる正しい方向への前向きな一歩」として歓迎することが重要であると述べています。
まぁ、段階的とは言え、革新的だと思いますけどね。
これはフランスに習って、世界中が行うべきことでしょう。
禁止されてしまえば、使わなくなるわけですから、我々消費者としても、多少不便になってもそこは仕方ない事ですからね。
わたくし院長世代の人間なら、昔は八百屋さんで野菜を買ったら、新聞紙とかで包んで渡されてましたし、まぁ、そういう方向に戻していくことが大事なんじゃないでしょうかね。
この動きは、隣国であるイギリスやスペインでも同様のようですが、なかなかスムーズには行っていないようです。
例えばイギリスでは、プラスチック包装を一切使用せずにばら売りしている小売店が一般的になっているそうなんですが、スーパーなどではプラスチックのパッケージに包まれたバナナやリンゴなどの果物が、ばら売りされたものよりも安い場合があり、それが問題となっているんだとか…。
去年6月に行われた世論調査では、イギリスのほぼ4分の3の人々が、買い物に伴うプラスチックの量で不満または失望を経験しており、59%はスーパーマーケットや小売店が詰め替え可能や再利用可能、またはパッケージなしの製品を十分に提供するに至っていないと考えていることが明らかになっているそうです。
一方スペインでは、2023年から果物と野菜のプラスチック包装を禁ずる法律を導入予定なんだそうです。
これは日本も何か考えないといけませんよねぇ。
せめて今から、期限をきっていかないと、小売り側も対策する時間が必要ですしねぇ。
日本の偉い人、ちょっと前向きに考えてみてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院