2022年01月25日 [動物のこと]
千足ヤスデ
お疲れ様です。院長です。
1月25日の火曜日でございます。
寒い日々で早いトコ春になってくれないかと願う毎日です。
ホント、一度冬眠ッてヤツ、やってみたい(笑)
寒い間は寝て暮らすとか、最高じゃないのかねぇ…。
今も春を待って、眠り続けてる動物たちがいるわけで、実にうらやましい(笑)
てことで、今日のネタは冬眠する仲間もいる「虫」みたいなやつについてのお話しです。
オーストラリアで動物界最多の足を持つヤスデの新種が発見されたそうなんです。
数えるのも大変だっただろうと思う、その数なんと1306本!
長さ9.5センチほどの体に、これだけの足が生えてるんだそうです。
体長で言うと、もっと大きなサイズのヤスデもいますから、まぁ、ビッシリ足なんですねぇ。
ちなみにこんなヤツ(ヤスデ登場閲覧注意)です。
まぁ、あまり好きだと言う人はいないと思われますが、一部マニアはヤスデやムカデをペットとして飼うんだそうですよ。
てなヤスデですが、これまでの記録を大きく塗り替えた足の数、人間にはどうやってコントロールしているのかもはや想像不能なほどの多さです。
他にもイギリスで、長さ2.7メートル、体重50キロもの絶滅したヤスデの化石も見つかったそうで、なんかヤスデがきてんじゃないの(笑)
「ユーミリペス・ペルセフォネ(Eumillipes persephone)」と名付けられた新種は、西オーストラリアにある金鉱地帯ゴールドフィールドの、60メートルの地中から発見されました。
ユーミリペスは「真の1000本足」を意味し、ペルセフォネはギリシャ神話に登場する冥界の女神「ペルセポネ」にちなんだものなんだそうです。
わざわざ「真の」などと銘打たれているのは、これまで足が最多のヤスデでも750本しかなかったからだそうなんです。
これは、ヤスデの英名が、「Millipede」が、ラテン語の千(milli)脚(ped)に由来しているため、今回の発見によって、ヤスデは名実ともにヤスデになったことになるわけです。
日本では、ムカデを「百足」って書いたりしますが、ヤスデは千足だったのね。
今回の調査で、最大のものは長さ9.5センチ、太さは0.95ミリと小ぶりながら、全身が330の節に分かれ、脚が1306本ありました。
オスのユーミリペス・ペルセフォネはメスより一回り小さく、脚の数は最も多いもので818本だったそうです。
まぁこのオスの818本でも今までの記録を塗り替えてるんですが、メスはさらに上をいってます。
頭部は円錐形で、アゴはありますが、目がないそうです。
外骨格は淡いクリーム色で、こうした特徴から新種と判断されたそうです。
これまでの足の最多チャンピオンは、米カリフォルニア州で発見された750本の足を持つ「イラクメ・プレニペス(Illacme plenipes)」だったそうです。
ユーミリペス・ペルセフォネはその記録を大きく上回ったわけですが、両者は遠縁にあたると考えられているだそうです。
人間的にはそんなに足があっても扱いに困りそうなもんですが、研究グループによると、このような足が進化したのは、土の中を掘り進むのに有利だったからだそうです。
ヤスデが暮らしているのは、地形がまったく予想できない土の中です。
彼らは体の節を伸縮させながら、足の力で小さな隙間を押し広げて移動します。
足の数が多ければ、それだけ強力なパワーで土を押しのけることができるんでしょう。
そんな地下の環境は、数千年で大きく変化する地上と比べて比較的安定しており、今後も新しい生物が見つかる可能性があるとのことです。
こうした地中の生物が織りなす生態系は、地下水のろ過や環境毒の浄化といった大切な役割を果たしているにもかかわらず、ほとんど研究が進んでいないんだそうです。
わさっとした足と、じめっとした不気味な外観のせいで、あまり人気があるとは言えないヤスデですが、詳しく知ってみれば畏敬の念が湧いてくる生き物かもしれません。
わたくし院長は絶対無理ですが…。
今回発表された論文によりますと、ヤスデは大気の酸素を呼吸する動物としては最初期の仲間で、4億年前から生きているのだそうです。
2018年1月にイギリス、ノーサンバーランドで偶然発見されたヤスデの化石は、約3億年前の石炭紀に生息した「アースロプレウラ」であることが明らかとなったんだとか…。
発見された化石は頭部が含まれておらず、その一部分のみですが、実際の体長は約2.7メートル、体重は約50キロもあったというから驚きですな。
もう虫ではないな(笑)
蛇でもなかなかこのサイズはお目にかかる事はないでしょう。
こんなんが地中から出てきたら、もうホラーでしかないですな(笑)
いったい何を食べればこんなに大きくなるのでしょう?
まだその答えは明らかとなっていませんが、今回の調査を率いたケンブリッジ大学のニール・デイビス氏によると、当時豊富だった栄養価の高い種子類を食べていたか、あるいは他の無脊椎動物や小さな脊椎動物を捕食していた可能性もあるといいます。
因みに、ムカデは、肉食性であるのに対し、ヤスデは腐植食性で毒のある顎を持たないってことになってますから、まぁある意味草食獣なわけですな。
言ってみれば、大型の草食獣、ゾウなんかでも草だけ食ってあれだけの身体ですもんね。
とは言え、いまだに新種の生き物が発見されるとか、まだまだ地球は謎だらけですな。
ま、ヤスデは嫌いなんでどうでもいいですけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月25日の火曜日でございます。
寒い日々で早いトコ春になってくれないかと願う毎日です。
ホント、一度冬眠ッてヤツ、やってみたい(笑)
寒い間は寝て暮らすとか、最高じゃないのかねぇ…。
今も春を待って、眠り続けてる動物たちがいるわけで、実にうらやましい(笑)
てことで、今日のネタは冬眠する仲間もいる「虫」みたいなやつについてのお話しです。
オーストラリアで動物界最多の足を持つヤスデの新種が発見されたそうなんです。
数えるのも大変だっただろうと思う、その数なんと1306本!
長さ9.5センチほどの体に、これだけの足が生えてるんだそうです。
体長で言うと、もっと大きなサイズのヤスデもいますから、まぁ、ビッシリ足なんですねぇ。
ちなみにこんなヤツ(ヤスデ登場閲覧注意)です。
まぁ、あまり好きだと言う人はいないと思われますが、一部マニアはヤスデやムカデをペットとして飼うんだそうですよ。
てなヤスデですが、これまでの記録を大きく塗り替えた足の数、人間にはどうやってコントロールしているのかもはや想像不能なほどの多さです。
他にもイギリスで、長さ2.7メートル、体重50キロもの絶滅したヤスデの化石も見つかったそうで、なんかヤスデがきてんじゃないの(笑)
「ユーミリペス・ペルセフォネ(Eumillipes persephone)」と名付けられた新種は、西オーストラリアにある金鉱地帯ゴールドフィールドの、60メートルの地中から発見されました。
ユーミリペスは「真の1000本足」を意味し、ペルセフォネはギリシャ神話に登場する冥界の女神「ペルセポネ」にちなんだものなんだそうです。
わざわざ「真の」などと銘打たれているのは、これまで足が最多のヤスデでも750本しかなかったからだそうなんです。
これは、ヤスデの英名が、「Millipede」が、ラテン語の千(milli)脚(ped)に由来しているため、今回の発見によって、ヤスデは名実ともにヤスデになったことになるわけです。
日本では、ムカデを「百足」って書いたりしますが、ヤスデは千足だったのね。
今回の調査で、最大のものは長さ9.5センチ、太さは0.95ミリと小ぶりながら、全身が330の節に分かれ、脚が1306本ありました。
オスのユーミリペス・ペルセフォネはメスより一回り小さく、脚の数は最も多いもので818本だったそうです。
まぁこのオスの818本でも今までの記録を塗り替えてるんですが、メスはさらに上をいってます。
頭部は円錐形で、アゴはありますが、目がないそうです。
外骨格は淡いクリーム色で、こうした特徴から新種と判断されたそうです。
これまでの足の最多チャンピオンは、米カリフォルニア州で発見された750本の足を持つ「イラクメ・プレニペス(Illacme plenipes)」だったそうです。
ユーミリペス・ペルセフォネはその記録を大きく上回ったわけですが、両者は遠縁にあたると考えられているだそうです。
人間的にはそんなに足があっても扱いに困りそうなもんですが、研究グループによると、このような足が進化したのは、土の中を掘り進むのに有利だったからだそうです。
ヤスデが暮らしているのは、地形がまったく予想できない土の中です。
彼らは体の節を伸縮させながら、足の力で小さな隙間を押し広げて移動します。
足の数が多ければ、それだけ強力なパワーで土を押しのけることができるんでしょう。
そんな地下の環境は、数千年で大きく変化する地上と比べて比較的安定しており、今後も新しい生物が見つかる可能性があるとのことです。
こうした地中の生物が織りなす生態系は、地下水のろ過や環境毒の浄化といった大切な役割を果たしているにもかかわらず、ほとんど研究が進んでいないんだそうです。
わさっとした足と、じめっとした不気味な外観のせいで、あまり人気があるとは言えないヤスデですが、詳しく知ってみれば畏敬の念が湧いてくる生き物かもしれません。
わたくし院長は絶対無理ですが…。
今回発表された論文によりますと、ヤスデは大気の酸素を呼吸する動物としては最初期の仲間で、4億年前から生きているのだそうです。
2018年1月にイギリス、ノーサンバーランドで偶然発見されたヤスデの化石は、約3億年前の石炭紀に生息した「アースロプレウラ」であることが明らかとなったんだとか…。
発見された化石は頭部が含まれておらず、その一部分のみですが、実際の体長は約2.7メートル、体重は約50キロもあったというから驚きですな。
もう虫ではないな(笑)
蛇でもなかなかこのサイズはお目にかかる事はないでしょう。
こんなんが地中から出てきたら、もうホラーでしかないですな(笑)
いったい何を食べればこんなに大きくなるのでしょう?
まだその答えは明らかとなっていませんが、今回の調査を率いたケンブリッジ大学のニール・デイビス氏によると、当時豊富だった栄養価の高い種子類を食べていたか、あるいは他の無脊椎動物や小さな脊椎動物を捕食していた可能性もあるといいます。
因みに、ムカデは、肉食性であるのに対し、ヤスデは腐植食性で毒のある顎を持たないってことになってますから、まぁある意味草食獣なわけですな。
言ってみれば、大型の草食獣、ゾウなんかでも草だけ食ってあれだけの身体ですもんね。
とは言え、いまだに新種の生き物が発見されるとか、まだまだ地球は謎だらけですな。
ま、ヤスデは嫌いなんでどうでもいいですけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院