2021年11月19日 [動物のこと]
ホンソメワケベラは我慢する
お疲れ様です。院長です。
11月19日の金曜日でございます。
寒くなってきましたねぇ。
寒くなると、どうしても動きが悪くなり、引きこもり気味になりますよね。
まぁ、わたくし院長、元々出不精ですから、寒かろうと暑かろうと、決まった行動範囲以外に出ることはほとんどありませんが(笑)
強いて言えば、朝起きるのが少々辛いかなと…。
ま、そこさえ我慢すればこれ位の寒さは、どってことありません。
てことで、今日は「我慢」日手のお話しでもしてみましょう。
なんと、魚も目先の欲を我慢する事が出来るそうなんです。
ホンソメワケベラという魚は、チンパンジーや犬に匹敵する自制心があることが判明したそうなんです。
スズキ目の魚「ホンソメワケベラ」は、他の魚の体表についた汚れや寄生虫などをエサにすることから海の掃除屋ともよばれています。
その魚に、もっといいご褒美にありつくまで、目先の欲を我慢する自制心が備わっていることが、マシュマロ実験で判明したそうなんです。
しかもホンソメワケベラの自制心は、チンパンジーや犬のそれにも匹敵するらしです。
では、マシュマロ実験て何?って事ですが、これは1960〜70年代にかけてスタンフォード大学で実施されていた子どもの自制心と将来の社会的成果の関連性を調査するための有名な実験なんだそうです。
研究者は、マシュマロが1個のせられたテーブルがある部屋に子供を入れて、こう告げます。
「ちょっと用があるから待っててね。マシュマロは君にあげるけど、15分後に戻ってくるまで我慢できたらもう1つあげるよ。」と…。
このときマシュマロを我慢できた子供のその後の人生を調べると、できなかった子供に比べて優秀と評価されているケースが多かったとかなんとか…。
ま、もちろん1960〜1970年代の実験ですから、今行われてるわけではありません。
因みにその後の実験では、この結果を再現することができず、子供の能力よりもむしろ家庭の経済力と関係しているという意見もあるそうです。
一方、動物の場合、そのような自制心はあまりありません。
野生の世界にあって、目の前にエサがあれば、すぐに食べようとするのは当たり前のことでしょう。
それでも人間の子供のように目先の欲を我慢できる仲間はいます。
例えば、サル・チンパンジー・犬・ネズミなどの哺乳類、カラス・オウム・ハトなどの鳥類です。
また最近では、コウイカも同じく我慢できることが明らかになっています。
いずれせよ、どれも高い知能で知られている動物たちです。
そして今回、スイス、ヌーシャテル大学などのグループが行ったマシュマロ実験によって、魚にも目先の満足を我慢できる仲間がいることが確かめられたわけです。
ホンソメワケベラに対してマシュマロ実験(もちろんマシュマロを与えたわけではありません)を試してみたところ、最大8倍のエサを手に入れるために、目先のエサを最長8分間我慢できたそうなんです。
この自制心は、コバンザメよりも優れており、チンパンジーや犬にも匹敵するとのことです。
コバンザメよりって言われても、コバンザメが賢いのかどうかよく分かりませんしねぇ(笑)
ただし、ホンソメワケベラにとって重要なのは、エサの質ではなく量であるようです。
質のいいエサを約束された場合は、目先のエサを7秒しか我慢できなかったんだとか…。
では、ホンソメワケベラには、なぜこれほどの自制心があるのでしょう?
その理由について、研究グループは、魚に付着した寄生虫を食べるという習性が関係しているのではと考えました。
たとえば、同じく寄生虫を食べる「ソメワケベラ(学名 Labroides bicolor)」は、寄生虫よりも魚の粘膜の方が好きなのだそうです。
しかし粘膜を食べらる魚はたまったものではありません。
そんなことをすれば、ソメワケベラから逃げたり、追い払ったりするようになります。
ですからソメワケベラがずっと寄生虫を食べ続けるためには、粘膜を食べたいという衝動を抑えなければならないわけです。
そのために自制心が発達したのでは? というのが研究グループの仮説だそうです。
ところが、ソメワケベラと寄生虫を食べないホンベラに対してマシュマロ実験を行ったところ、結果に大きな差はなかったそうなんです。
このことから、目先の満足を我慢する力は、ベラ科の仲間に広く見られるもので、もっと上位の分類レベルにも共通している可能性があると、研究グループは推測しています。
まぁ、スゴイ発見なのかもしれませんが、我々一般人には、どうもピンときませんねぇ(笑)
そんな事より、この実験を行おうと思いたち、それを実行する研究者がスゴイよね。
ホント、色んなことを研究してる人がいるもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月19日の金曜日でございます。
寒くなってきましたねぇ。
寒くなると、どうしても動きが悪くなり、引きこもり気味になりますよね。
まぁ、わたくし院長、元々出不精ですから、寒かろうと暑かろうと、決まった行動範囲以外に出ることはほとんどありませんが(笑)
強いて言えば、朝起きるのが少々辛いかなと…。
ま、そこさえ我慢すればこれ位の寒さは、どってことありません。
てことで、今日は「我慢」日手のお話しでもしてみましょう。
なんと、魚も目先の欲を我慢する事が出来るそうなんです。
ホンソメワケベラという魚は、チンパンジーや犬に匹敵する自制心があることが判明したそうなんです。
スズキ目の魚「ホンソメワケベラ」は、他の魚の体表についた汚れや寄生虫などをエサにすることから海の掃除屋ともよばれています。
その魚に、もっといいご褒美にありつくまで、目先の欲を我慢する自制心が備わっていることが、マシュマロ実験で判明したそうなんです。
しかもホンソメワケベラの自制心は、チンパンジーや犬のそれにも匹敵するらしです。
では、マシュマロ実験て何?って事ですが、これは1960〜70年代にかけてスタンフォード大学で実施されていた子どもの自制心と将来の社会的成果の関連性を調査するための有名な実験なんだそうです。
研究者は、マシュマロが1個のせられたテーブルがある部屋に子供を入れて、こう告げます。
「ちょっと用があるから待っててね。マシュマロは君にあげるけど、15分後に戻ってくるまで我慢できたらもう1つあげるよ。」と…。
このときマシュマロを我慢できた子供のその後の人生を調べると、できなかった子供に比べて優秀と評価されているケースが多かったとかなんとか…。
ま、もちろん1960〜1970年代の実験ですから、今行われてるわけではありません。
因みにその後の実験では、この結果を再現することができず、子供の能力よりもむしろ家庭の経済力と関係しているという意見もあるそうです。
一方、動物の場合、そのような自制心はあまりありません。
野生の世界にあって、目の前にエサがあれば、すぐに食べようとするのは当たり前のことでしょう。
それでも人間の子供のように目先の欲を我慢できる仲間はいます。
例えば、サル・チンパンジー・犬・ネズミなどの哺乳類、カラス・オウム・ハトなどの鳥類です。
また最近では、コウイカも同じく我慢できることが明らかになっています。
いずれせよ、どれも高い知能で知られている動物たちです。
そして今回、スイス、ヌーシャテル大学などのグループが行ったマシュマロ実験によって、魚にも目先の満足を我慢できる仲間がいることが確かめられたわけです。
ホンソメワケベラに対してマシュマロ実験(もちろんマシュマロを与えたわけではありません)を試してみたところ、最大8倍のエサを手に入れるために、目先のエサを最長8分間我慢できたそうなんです。
この自制心は、コバンザメよりも優れており、チンパンジーや犬にも匹敵するとのことです。
コバンザメよりって言われても、コバンザメが賢いのかどうかよく分かりませんしねぇ(笑)
ただし、ホンソメワケベラにとって重要なのは、エサの質ではなく量であるようです。
質のいいエサを約束された場合は、目先のエサを7秒しか我慢できなかったんだとか…。
では、ホンソメワケベラには、なぜこれほどの自制心があるのでしょう?
その理由について、研究グループは、魚に付着した寄生虫を食べるという習性が関係しているのではと考えました。
たとえば、同じく寄生虫を食べる「ソメワケベラ(学名 Labroides bicolor)」は、寄生虫よりも魚の粘膜の方が好きなのだそうです。
しかし粘膜を食べらる魚はたまったものではありません。
そんなことをすれば、ソメワケベラから逃げたり、追い払ったりするようになります。
ですからソメワケベラがずっと寄生虫を食べ続けるためには、粘膜を食べたいという衝動を抑えなければならないわけです。
そのために自制心が発達したのでは? というのが研究グループの仮説だそうです。
ところが、ソメワケベラと寄生虫を食べないホンベラに対してマシュマロ実験を行ったところ、結果に大きな差はなかったそうなんです。
このことから、目先の満足を我慢する力は、ベラ科の仲間に広く見られるもので、もっと上位の分類レベルにも共通している可能性があると、研究グループは推測しています。
まぁ、スゴイ発見なのかもしれませんが、我々一般人には、どうもピンときませんねぇ(笑)
そんな事より、この実験を行おうと思いたち、それを実行する研究者がスゴイよね。
ホント、色んなことを研究してる人がいるもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院