2021年07月26日 [動物のこと]
悪魔の魚「タコ」
お疲れ様です。院長です。
7月26日の月曜日でございます。
7月もラストの週って事で、支払い週間ですねぇ…。
今月も、日数が少なかったなぁ。
オリンピック休日がなんか紛れ込んでましたしね。
とは言え、休日が増えたわけではなく、集めただけですから、全体の日数は変わらないんですけどね。
てな7月の終わり、今日もネタ突入といきましょう。
このブログでは比較的、動物ネタが多いんですが、今日もぶっこんでみたいと思います。
脳が9つあって、心臓3つ、青い血を流し高度な知能を持つ驚くべき生命体…
今日の主役はそんなヤツです(笑)
脳が9つに心臓3つ…
もはや生物としてどうやねんって感じですよね。
少し前に映画が公開され、日本中で話題が沸騰していた「鬼滅の刃」ってマンガの敵のラスボスが鬼舞辻無惨って言う名の鬼なんですが、彼が脳が5つに心臓が7つありました。
そう。
マンガに出てくる鬼なみの装備の今日の主役、なんと食べてもおいしい「タコ」なんですよ。
タコ。
謎の生き物ですよね。
今日はそんなタコについて色々お話していこうかと思います。
まず、脳が9つってこれがスゴイです。
タコが8本腕なのは皆さんもご存知でしょう。
そして勘の良い人なら、これで気付いたかもしれません。
そうなんです。
タコはそれぞれの腕に「小さな脳」が備わっているそうなんですよ。
これにより、それぞれの腕は独立して機能し、指示がなくても味や触感を確かめ、動くことができるんです。
一方、中枢脳がトップダウン式で命令を下してコントロールすることもできるんです。
脳が体に占める大きさの割合は、大まかな知能の指標となります。
その動物が脳にどれだけ投資をしたか現れているからだと言われています。
完全ではないにしても、賢い動物ほど体に対する脳の比率が大きくなる傾向があります。
タコの脳・体比率は無脊椎動物の中で最大で、哺乳類を除く多くの脊椎動物すら凌駕します。
「マダコ」の神経細胞はイヌに匹敵する5億個で、そのうちの3分の2は腕にあります。
残りは頭部で、面白いことに、その脳は食道をぐるりと巻くようなドーナツ型なんだそうです。
そしてタコの賢さはさまざまなところで確認されています。
ある研究所で水槽の中の魚が忽然と消えるという事件が起きました。
研究者が監視カメラの記録から何が起きたのか確認してみると、別の水槽で飼育されていたタコがそこから脱出しました。
そして問題の水槽に忍び寄ると、フタを開けて中に侵入し、中を泳いでいる魚を平らげると、その水槽から脱出し、フタを閉じて証拠を隠滅した上で、自分の水槽に戻っていたんだそうです。
さらにタコは道具も使います。
人間やサル、イルカや一部の鳥類などで確認されている道具の使用は、高い学習能力が必要になります。
タコは無脊椎動物の中でも限られた道具の使い手です。
たとえば石ころや貝殻、あるいは割れたガラスやビンの蓋など、手当たり次第に積み上げて、住処として利用したり、その入り口をふさぐ防壁のようなものをつくったりするんだそうです。
「ムラサキダコ」は生物兵器すら利用します。
猛毒で知られるカツオノエボシ(電気クラゲ)を武器として使って、自らを狙う捕食動物やエサとなる獲物を打ち倒すんだそうです。
ムラサキダコ自身は毒に対する耐性があるので安全なんだとか…。
恐ろしいヤツやな(笑)
またタコは、人間を認識できるそうなんです。
タコの脳に大きな「視葉」(視覚を処理する部分)があることからも、彼らにとって視覚がいかに重要なものかうかがい知ることができます。
そのおかげで、どうやら人間の顔を含め、周囲にいるものたちを認識することができるようなんです。
一部の哺乳類やカラスなどで確認されている能力ですが、それでもこれができる動物は珍しいと言われています。
そしてタコの血は青いんです。
それはタコの体に酸素を運ぶタンパク質「ヘモシアニン」に鉄よりも銅が多く含まれているからです(一方、人間のヘモグロビンは鉄が多いので赤く見えます)。
銅は冷たく酸素が乏しい環境では、効率的に酸素分子を運ぶことができます。
ですからタコのような海で暮らす生物には都合がいいわけですな。
なおその青い血液(血リンパ)は、3つの心臓によって体の中を駆け巡っているのも驚きです。
それぞれの心臓に役割が異なっており、1つは血液を体の中で循環させるための心臓で、残りの2つはエラにあって、酸素を組み上げるために機能している心臓なんだそうです。
そしてあの姿形ですもんねぇ…。
ヨーロッパの一部では、「悪魔の魚」「デビルフィッシュ」なんて呼ばれ、忌み嫌われているなんてのも何となく頷けますなぁ。
そんなタコですが、高たんぱくで低カロリー、またアミノ酸の一種であるタウリンが含まれており、骨や皮を処分することなく丸ごと食べられる便利な食材として、日本では古くからタコを食べる文化が根付いています。
因みに、世界のタコ消費量のうち、約60%は日本で、ダントツ消費量第一位なんです。
つまり、悪魔の魚は、日本人を嫌ってるでしょうね(笑)
わたくし院長も、タコは好きでしょっちゅう食べます。
ま、賢い言うても、人間には敵いませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月26日の月曜日でございます。
7月もラストの週って事で、支払い週間ですねぇ…。
今月も、日数が少なかったなぁ。
オリンピック休日がなんか紛れ込んでましたしね。
とは言え、休日が増えたわけではなく、集めただけですから、全体の日数は変わらないんですけどね。
てな7月の終わり、今日もネタ突入といきましょう。
このブログでは比較的、動物ネタが多いんですが、今日もぶっこんでみたいと思います。
脳が9つあって、心臓3つ、青い血を流し高度な知能を持つ驚くべき生命体…
今日の主役はそんなヤツです(笑)
脳が9つに心臓3つ…
もはや生物としてどうやねんって感じですよね。
少し前に映画が公開され、日本中で話題が沸騰していた「鬼滅の刃」ってマンガの敵のラスボスが鬼舞辻無惨って言う名の鬼なんですが、彼が脳が5つに心臓が7つありました。
そう。
マンガに出てくる鬼なみの装備の今日の主役、なんと食べてもおいしい「タコ」なんですよ。
タコ。
謎の生き物ですよね。
今日はそんなタコについて色々お話していこうかと思います。
まず、脳が9つってこれがスゴイです。
タコが8本腕なのは皆さんもご存知でしょう。
そして勘の良い人なら、これで気付いたかもしれません。
そうなんです。
タコはそれぞれの腕に「小さな脳」が備わっているそうなんですよ。
これにより、それぞれの腕は独立して機能し、指示がなくても味や触感を確かめ、動くことができるんです。
一方、中枢脳がトップダウン式で命令を下してコントロールすることもできるんです。
脳が体に占める大きさの割合は、大まかな知能の指標となります。
その動物が脳にどれだけ投資をしたか現れているからだと言われています。
完全ではないにしても、賢い動物ほど体に対する脳の比率が大きくなる傾向があります。
タコの脳・体比率は無脊椎動物の中で最大で、哺乳類を除く多くの脊椎動物すら凌駕します。
「マダコ」の神経細胞はイヌに匹敵する5億個で、そのうちの3分の2は腕にあります。
残りは頭部で、面白いことに、その脳は食道をぐるりと巻くようなドーナツ型なんだそうです。
そしてタコの賢さはさまざまなところで確認されています。
ある研究所で水槽の中の魚が忽然と消えるという事件が起きました。
研究者が監視カメラの記録から何が起きたのか確認してみると、別の水槽で飼育されていたタコがそこから脱出しました。
そして問題の水槽に忍び寄ると、フタを開けて中に侵入し、中を泳いでいる魚を平らげると、その水槽から脱出し、フタを閉じて証拠を隠滅した上で、自分の水槽に戻っていたんだそうです。
さらにタコは道具も使います。
人間やサル、イルカや一部の鳥類などで確認されている道具の使用は、高い学習能力が必要になります。
タコは無脊椎動物の中でも限られた道具の使い手です。
たとえば石ころや貝殻、あるいは割れたガラスやビンの蓋など、手当たり次第に積み上げて、住処として利用したり、その入り口をふさぐ防壁のようなものをつくったりするんだそうです。
「ムラサキダコ」は生物兵器すら利用します。
猛毒で知られるカツオノエボシ(電気クラゲ)を武器として使って、自らを狙う捕食動物やエサとなる獲物を打ち倒すんだそうです。
ムラサキダコ自身は毒に対する耐性があるので安全なんだとか…。
恐ろしいヤツやな(笑)
またタコは、人間を認識できるそうなんです。
タコの脳に大きな「視葉」(視覚を処理する部分)があることからも、彼らにとって視覚がいかに重要なものかうかがい知ることができます。
そのおかげで、どうやら人間の顔を含め、周囲にいるものたちを認識することができるようなんです。
一部の哺乳類やカラスなどで確認されている能力ですが、それでもこれができる動物は珍しいと言われています。
そしてタコの血は青いんです。
それはタコの体に酸素を運ぶタンパク質「ヘモシアニン」に鉄よりも銅が多く含まれているからです(一方、人間のヘモグロビンは鉄が多いので赤く見えます)。
銅は冷たく酸素が乏しい環境では、効率的に酸素分子を運ぶことができます。
ですからタコのような海で暮らす生物には都合がいいわけですな。
なおその青い血液(血リンパ)は、3つの心臓によって体の中を駆け巡っているのも驚きです。
それぞれの心臓に役割が異なっており、1つは血液を体の中で循環させるための心臓で、残りの2つはエラにあって、酸素を組み上げるために機能している心臓なんだそうです。
そしてあの姿形ですもんねぇ…。
ヨーロッパの一部では、「悪魔の魚」「デビルフィッシュ」なんて呼ばれ、忌み嫌われているなんてのも何となく頷けますなぁ。
そんなタコですが、高たんぱくで低カロリー、またアミノ酸の一種であるタウリンが含まれており、骨や皮を処分することなく丸ごと食べられる便利な食材として、日本では古くからタコを食べる文化が根付いています。
因みに、世界のタコ消費量のうち、約60%は日本で、ダントツ消費量第一位なんです。
つまり、悪魔の魚は、日本人を嫌ってるでしょうね(笑)
わたくし院長も、タコは好きでしょっちゅう食べます。
ま、賢い言うても、人間には敵いませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院