2021年07月15日 [からだのこと]
オメガ3
お疲れ様です。院長です。
7月15日の木曜日でございます。
7月も折り返しまできましたね〜。
これから夏本番、当分は暑さとの戦いです。
どれくらいかねぇ…。
最近じゃ、9月でも暑いもんね。
なので約2か月は暑いってわけですな。
暑いとやる気も失せますし何より体力が奪われます。
夏バテしないようにしっかり栄養取りましょう。
食欲がないからと言って、そうめんばっかじゃダメですからね。
ちゃんと三大栄養素をバランスよく食べないとね。
ってことで、今日のネタですが、そんな三大栄養素の「脂質」についてのお話です。
みなさんは、「オメガ3脂肪酸」って聞いたことありますか?
「オメガ3脂肪酸」は、体内の機能にとって重要な不飽和脂肪酸で、様々な健康効果が報告されています。
まず、脂肪酸は、飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸に大別されます。
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。
パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。
不飽和脂肪酸は、常温では液状で、植物油に多く含まれています。
オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸などがあります。
オメガ3脂肪酸には、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、植物油に含まれるα-リノレン酸(ALA)などの種類がありますが、新たな研究によると、DHAが、がん細胞を殺すメカニズムが明らかになったそうなんです。
がんの腫瘍細胞にとってオメガ3脂肪酸は毒となるようで、がん細胞がこれを食べると文字通り食中毒を起こして死んでしまうんだとか…。
2016年、ベルギー、ルーヴァン・カトリック大学のオリヴィエ・フェロン氏らによって、アシドーシス状態(酸性よりの環境)にある腫瘍細胞は、ブドウ糖を脂質に置き換えて、増殖のエネルギー源にしていることが明らかにされました。
さらに2020年の研究では、そうした細胞が非常に攻撃的で、もともとの腫瘍から抜け出して転移する能力を獲得することも明らかにされています。
まさしく癌細胞ですな。
最新のフェロン氏らの研究では、各種脂肪酸がある状態で腫瘍細胞がどのように振る舞うのか調査されました。
研究グループが「スフェロイド」という3次元腫瘍細胞を利用して、各脂肪酸の効果を観察したところ、非常に印象的かつ驚きの結果が得られたそうなんです。
ある脂肪酸が腫瘍細胞を刺激したのに対して、また別のある脂肪酸はそれを殺したんです。
DHAを食べた腫瘍は、文字通りそれに「あたって」しまったようなんですな。
DHAの作用によって、3D腫瘍が数日で分解。
アシドーシス状態の貪欲な腫瘍細胞は脂肪酸を求めてDHAを貪るわけですが、うまく蓄えることができず、食中毒を起こしてしまうと…。
腫瘍細胞が食中毒を起こすとかなんか嘘みたいな話ですが、腫瘍細胞がDHAで食中毒になるのは、過酸化が関係するプロセス(フェロトーシス)によるものであるそうなんです。
細胞内で不飽和脂肪酸が増えると酸化しやすくなります。
ですが通常なら、腫瘍細胞は「脂肪滴」の中にそうした脂肪酸を蓄えるので酸化することなく保たれます。
ところがDHAが豊富にあると、腫瘍細胞が受け止めきれず、うまく蓄えられなくなります。
すると蓄えきれなかった脂肪酸が酸化すると…。
こうして腫瘍細胞は食中毒になり死んでしまうということらしいです。
実験として脂質代謝阻害薬を使って脂肪滴の形成を邪魔してやると、この酸化プロセスがさらに促進されることが確認されたそうです。
この結果は今回観察されたプロセスを裏付けており、新しいがん治療の扉が開かれたわけですな。
なお今回の研究グループによると、成人なら1日にDHA250mg以上を摂取するのが望ましいとのこと。
DHAは青魚に多く含まれるので、参考までにマルハニチロのサイトを見てみて下さい。
ですが、青魚ってなかなか毎日は食べれないですよねぇ…。
そこで、やはりサプリメントでしょ。
ま、今回の実験では、直接食品から摂取するのと、サプリメントから摂取するので違いがあるのかどうかは明らかになっていませんが、基本サプリメントは「吸収」させるために作られています。
なので、サプリメントでも大丈夫だと思います。
DHAと言えば、サントリーのサプリが有名ですが、1日推奨、4粒でDHA300mg摂れますんで、ちょうど良い感じですね。
わたくし院長、主食はサプリメントって感じの食生活ですから、このDHA取り入れようかと思っております。
こんなもんでガンの予防が出来たら安いもんですからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月15日の木曜日でございます。
7月も折り返しまできましたね〜。
これから夏本番、当分は暑さとの戦いです。
どれくらいかねぇ…。
最近じゃ、9月でも暑いもんね。
なので約2か月は暑いってわけですな。
暑いとやる気も失せますし何より体力が奪われます。
夏バテしないようにしっかり栄養取りましょう。
食欲がないからと言って、そうめんばっかじゃダメですからね。
ちゃんと三大栄養素をバランスよく食べないとね。
ってことで、今日のネタですが、そんな三大栄養素の「脂質」についてのお話です。
みなさんは、「オメガ3脂肪酸」って聞いたことありますか?
「オメガ3脂肪酸」は、体内の機能にとって重要な不飽和脂肪酸で、様々な健康効果が報告されています。
まず、脂肪酸は、飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸に大別されます。
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。
パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。
不飽和脂肪酸は、常温では液状で、植物油に多く含まれています。
オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸などがあります。
オメガ3脂肪酸には、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、植物油に含まれるα-リノレン酸(ALA)などの種類がありますが、新たな研究によると、DHAが、がん細胞を殺すメカニズムが明らかになったそうなんです。
がんの腫瘍細胞にとってオメガ3脂肪酸は毒となるようで、がん細胞がこれを食べると文字通り食中毒を起こして死んでしまうんだとか…。
2016年、ベルギー、ルーヴァン・カトリック大学のオリヴィエ・フェロン氏らによって、アシドーシス状態(酸性よりの環境)にある腫瘍細胞は、ブドウ糖を脂質に置き換えて、増殖のエネルギー源にしていることが明らかにされました。
さらに2020年の研究では、そうした細胞が非常に攻撃的で、もともとの腫瘍から抜け出して転移する能力を獲得することも明らかにされています。
まさしく癌細胞ですな。
最新のフェロン氏らの研究では、各種脂肪酸がある状態で腫瘍細胞がどのように振る舞うのか調査されました。
研究グループが「スフェロイド」という3次元腫瘍細胞を利用して、各脂肪酸の効果を観察したところ、非常に印象的かつ驚きの結果が得られたそうなんです。
ある脂肪酸が腫瘍細胞を刺激したのに対して、また別のある脂肪酸はそれを殺したんです。
DHAを食べた腫瘍は、文字通りそれに「あたって」しまったようなんですな。
DHAの作用によって、3D腫瘍が数日で分解。
アシドーシス状態の貪欲な腫瘍細胞は脂肪酸を求めてDHAを貪るわけですが、うまく蓄えることができず、食中毒を起こしてしまうと…。
腫瘍細胞が食中毒を起こすとかなんか嘘みたいな話ですが、腫瘍細胞がDHAで食中毒になるのは、過酸化が関係するプロセス(フェロトーシス)によるものであるそうなんです。
細胞内で不飽和脂肪酸が増えると酸化しやすくなります。
ですが通常なら、腫瘍細胞は「脂肪滴」の中にそうした脂肪酸を蓄えるので酸化することなく保たれます。
ところがDHAが豊富にあると、腫瘍細胞が受け止めきれず、うまく蓄えられなくなります。
すると蓄えきれなかった脂肪酸が酸化すると…。
こうして腫瘍細胞は食中毒になり死んでしまうということらしいです。
実験として脂質代謝阻害薬を使って脂肪滴の形成を邪魔してやると、この酸化プロセスがさらに促進されることが確認されたそうです。
この結果は今回観察されたプロセスを裏付けており、新しいがん治療の扉が開かれたわけですな。
なお今回の研究グループによると、成人なら1日にDHA250mg以上を摂取するのが望ましいとのこと。
DHAは青魚に多く含まれるので、参考までにマルハニチロのサイトを見てみて下さい。
ですが、青魚ってなかなか毎日は食べれないですよねぇ…。
そこで、やはりサプリメントでしょ。
ま、今回の実験では、直接食品から摂取するのと、サプリメントから摂取するので違いがあるのかどうかは明らかになっていませんが、基本サプリメントは「吸収」させるために作られています。
なので、サプリメントでも大丈夫だと思います。
DHAと言えば、サントリーのサプリが有名ですが、1日推奨、4粒でDHA300mg摂れますんで、ちょうど良い感じですね。
わたくし院長、主食はサプリメントって感じの食生活ですから、このDHA取り入れようかと思っております。
こんなもんでガンの予防が出来たら安いもんですからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院