2021年07月14日 [動物のこと]
ヒヨコちゃん
お疲れ様です。院長です。
7月14日の水曜日でございます。
さぁ今年も暑い夏がきましたね。
とにかく熱中症には気をつけましょうね。
水分、塩分忘れずにって感じです。
このブログでは動物ネタも比較的多いんですが、特に動物愛護に関するお話しは非常に多いです。
今日のネタは、世界で初めて、ドイツでオスのヒヨコの大量殺処分が禁止になったそうなんです。
ドイツでは、長年議論の続いているこの習慣を廃止する法案を、政府がついに承認したんですな。
閣議決定されたこの法案によると、2022年から、オスのヒヨコの大量殺処分を禁止するということです。
ユリア・クレックナー農相は声明で、「動物福祉のための重要な第一歩」と話したそうです。
ドイツでは2019年、殺処分以外の代替案が見つかるまでは、オスのヒヨコを選別して殺すことを合法との裁定が下されましたが、動物愛護先進国として反対の声も多く上がっていました。
この問題については、以前このブログで前編、後編にわけて書いたことがあります。
「前編」「後編」
詳しくは上のブログを読み返して下さればいいんですが、読まない人のために書くと、多くの養鶏現場では、オスのヒヨコは孵化してもすぐにメスと分けられて、高速粉砕機やガスで処分されてしまうんです。
その理由は、オスは卵を産まないですし、さらに食肉としても適していないからだということです。
ですから、ドイツでは、毎年数千万羽のオスのヒヨコが殺処分されています。
これはドイツに限らず、日本でもそうです。
因みに日本では、年間1億羽以上殺処分されてるそうです。
エグイ数字です。
動物愛護先進国となるべく活動をしているドイツの人々は、この大量殺処分の習慣をやめるようと訴えていたわけなんですが、養鶏業者側は、残酷でなく実用的で、手軽な価格で利用できる代替案がないと訴えてきました。
ですが、政府によると、卵が孵化する前に雌雄を見分ける方法はあるということのようなんです。
ドイツの企業が開発した技術は、レーザーを使って受精卵の殻に小さな穴をあけ、中の液体を採取して、雌性ホルモンがあるかどうかを調べる方法です。
この代替技術のために数百万ユーロを投資して、ドイツの地で動物福祉と経済効率を両立させているんだそうです。
農相は、ドイツがこの手段を採用する世界初の国になるとし、他国のためにもペースを作り、ロールモデルになりたいと述べているそうです。
この法案によって、2022年までにオスのヒヨコの殺処分を禁止し、2024年からは、養鶏業者に対しては、孵化していないヒヨコが痛みを感じることがないよう、孵化の早い段階で効果的に処分する方法を導入することが求められるわけです。
ドイツ養鶏協会は、この法案は問題の部分的な解決にすぎず、ドイツの養鶏業者にはかり知れない競争上の不利益をもたらすことになると主張しています。
協会は、オスのヒヨコの処分を段階的に廃止していくことは歓迎しますが、法案がヨーロッパ全土で適用されないのは重大な欠陥だと述べています。
尚、この法は、連邦議会下院に承認されることで制定されることとなるようです。
この問題は、ヨーロッパ各地で様々な見解と法が存在します。
2020年1月、ドイツとフランスは2021年末までにオスのヒヨコの殺処分を廃止するために協力することを約束しました。
フランスのディディエ・ギヨーム農相は、フランスでは2021年末から、殺処分行為を禁止することを確約しています。
スイスでは2020年、生きているヒヨコを粉砕機にかけることを禁止しましたが、ガスでの殺処分はまだ許可しています。
2019年6月の時点では、ドイツの裁判所は、孵化前の胚の性別を判定できる方法が見つかるまでは、殺処分を続けることができるという判決を下したわけです。
2009年に制定されたEUの法令では、生後72時間以内のひよこを"即死"させる場合に限り、粉砕機での殺処分を認めています。
まだまだ一悶着ありそうですが、大きな前進と言えるんじゃないでしょうかね。
まずは、このドイツのレーザーを使って受精卵の殻に小さな穴をあけ、中の液体を採取して、雌性ホルモンがあるかどうかを調べる技術が、世界中に拡がればかなりの殺処分が防げると思います。
ですが、日本は絶対こんなの導入しないよね(笑)
てより、ヒヨコの殺処分とか知らない人の方が多いでしょうしねぇ。
このブログが何かを変えるきっかけになってくれることを祈ります。
とか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月14日の水曜日でございます。
さぁ今年も暑い夏がきましたね。
とにかく熱中症には気をつけましょうね。
水分、塩分忘れずにって感じです。
このブログでは動物ネタも比較的多いんですが、特に動物愛護に関するお話しは非常に多いです。
今日のネタは、世界で初めて、ドイツでオスのヒヨコの大量殺処分が禁止になったそうなんです。
ドイツでは、長年議論の続いているこの習慣を廃止する法案を、政府がついに承認したんですな。
閣議決定されたこの法案によると、2022年から、オスのヒヨコの大量殺処分を禁止するということです。
ユリア・クレックナー農相は声明で、「動物福祉のための重要な第一歩」と話したそうです。
ドイツでは2019年、殺処分以外の代替案が見つかるまでは、オスのヒヨコを選別して殺すことを合法との裁定が下されましたが、動物愛護先進国として反対の声も多く上がっていました。
この問題については、以前このブログで前編、後編にわけて書いたことがあります。
「前編」「後編」
詳しくは上のブログを読み返して下さればいいんですが、読まない人のために書くと、多くの養鶏現場では、オスのヒヨコは孵化してもすぐにメスと分けられて、高速粉砕機やガスで処分されてしまうんです。
その理由は、オスは卵を産まないですし、さらに食肉としても適していないからだということです。
ですから、ドイツでは、毎年数千万羽のオスのヒヨコが殺処分されています。
これはドイツに限らず、日本でもそうです。
因みに日本では、年間1億羽以上殺処分されてるそうです。
エグイ数字です。
動物愛護先進国となるべく活動をしているドイツの人々は、この大量殺処分の習慣をやめるようと訴えていたわけなんですが、養鶏業者側は、残酷でなく実用的で、手軽な価格で利用できる代替案がないと訴えてきました。
ですが、政府によると、卵が孵化する前に雌雄を見分ける方法はあるということのようなんです。
ドイツの企業が開発した技術は、レーザーを使って受精卵の殻に小さな穴をあけ、中の液体を採取して、雌性ホルモンがあるかどうかを調べる方法です。
この代替技術のために数百万ユーロを投資して、ドイツの地で動物福祉と経済効率を両立させているんだそうです。
農相は、ドイツがこの手段を採用する世界初の国になるとし、他国のためにもペースを作り、ロールモデルになりたいと述べているそうです。
この法案によって、2022年までにオスのヒヨコの殺処分を禁止し、2024年からは、養鶏業者に対しては、孵化していないヒヨコが痛みを感じることがないよう、孵化の早い段階で効果的に処分する方法を導入することが求められるわけです。
ドイツ養鶏協会は、この法案は問題の部分的な解決にすぎず、ドイツの養鶏業者にはかり知れない競争上の不利益をもたらすことになると主張しています。
協会は、オスのヒヨコの処分を段階的に廃止していくことは歓迎しますが、法案がヨーロッパ全土で適用されないのは重大な欠陥だと述べています。
尚、この法は、連邦議会下院に承認されることで制定されることとなるようです。
この問題は、ヨーロッパ各地で様々な見解と法が存在します。
2020年1月、ドイツとフランスは2021年末までにオスのヒヨコの殺処分を廃止するために協力することを約束しました。
フランスのディディエ・ギヨーム農相は、フランスでは2021年末から、殺処分行為を禁止することを確約しています。
スイスでは2020年、生きているヒヨコを粉砕機にかけることを禁止しましたが、ガスでの殺処分はまだ許可しています。
2019年6月の時点では、ドイツの裁判所は、孵化前の胚の性別を判定できる方法が見つかるまでは、殺処分を続けることができるという判決を下したわけです。
2009年に制定されたEUの法令では、生後72時間以内のひよこを"即死"させる場合に限り、粉砕機での殺処分を認めています。
まだまだ一悶着ありそうですが、大きな前進と言えるんじゃないでしょうかね。
まずは、このドイツのレーザーを使って受精卵の殻に小さな穴をあけ、中の液体を採取して、雌性ホルモンがあるかどうかを調べる技術が、世界中に拡がればかなりの殺処分が防げると思います。
ですが、日本は絶対こんなの導入しないよね(笑)
てより、ヒヨコの殺処分とか知らない人の方が多いでしょうしねぇ。
このブログが何かを変えるきっかけになってくれることを祈ります。
とか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院