2021年05月06日 [色々なこと]
バイオプラスチック
お疲れ様です。院長です。
5月6日の木曜日でございます。
はぁ。
ついに楽しかったゴールデンウイークも終わってしまいました。
今日から仕事って方は多いでしょうけど、みなこんなテンションでしょうね。
逆に、サービス業なんかの方は、やっと連休が終わり、一息ついて、今日から休むぜ〜なんて人もいるかもしれませんね。
ですが、今年もコロナで、観光業、旅行業、飲食業なんかは大ダメージですな。
まぁ、一概には言えないとは思いますが、飲食業はまだ時短の協力金とか出るみたいですし、マシっちゃマシなのかもしれませんが、観光、旅行業は壊滅ですな(笑)
笑い事じゃないでしょうけど、もうアカンって人も多いでしょう。
ですが、アカン言うててもアカンので、とりあえず今日から頑張りましょう〜。
ってことで、今日もネタに突入ですが、このブログにも登場頻度の高い、温暖化問題、それと並んで地球規模の問題があります。
それはプラスチック問題でございますな。
分解されるまでに相当時間のかかるプラスチックが海洋をはじめ、地球環境に悪影響を及ぼしてるってな話しは聞かれたことがあると思います。
言うまでもなく、プラスチックの原料は石油です。
気候変動がもたらす悪影響に対応するには化石燃料からの脱却が課題となっています。
プラスチック素材であるポリウレタンは、繊維製品、スポンジ、靴、自動車部品など、様々な用途に使用されていますが、廃棄されると分解まで何世紀もかかると言われており、それに代わる素材が求められています。
そこで今回注目されたのが、世界中で年間5000万トンにものぼるとされる魚の骨や皮などの漁業廃棄物なんですね。
堆肥化できず単に「ごみ」となる魚の廃棄物を使用して、ポリウレタンに代わる生分解性バイオプラスチックを開発しているのが、カナダのニューファンドランドにある大学チームです。
カナダのニューファンドランドメモリアル大学のフランチェスカ・カートン博士率いるチームは、ここ数年間ポリウレタンの生分解性代替品を製造する手段の研究を続けています。
そして最近、その開発に成功した実験が伝えられました。
プロジェクトの主任研究者であるカートン博士の大学があるニューファンドランド沿岸は、鮭の養殖を主要産業としています。
これまで養殖鮭の加工工場では、切り身で販売されるために大量の鮭の頭部や皮、骨、内臓が廃棄されていたわけです。
しかし、この鮭の廃棄物から魚油を抽出することで、ポリウレタンに代わる生分解性代替品を作ることができれば、より持続可能なプラスチックの大きなニーズを満たすのに役立つと考えたわけなんです。
まぁ、考えるだけなら簡単で誰でも出来るんですが、ここから研究チームは、魚油をポリウレタンのようなポリマーに変換するプロセスの開発を始めたわけです。
まず、不飽和油に制御された方法で酸素を加え、エポキシ樹脂と同様の分子であるエポキシドを形成。
これらを二酸化炭素と反応させた後、得られた分子を窒素含有アミンと結合させて、新しい材料を形成したんだとか…。
よー分かりませんけど、こうしてできたバイオプラスチックは、酵素リパーゼが添加された水に浸された直後、魚油に含まれる脂肪分を加水分解し、すぐに微生物の成長の兆候を示し始め、生分解に繋がっていくことが示されたといいます。
また当初の研究では、製造プロセスにおいて、カシューナッツの殻に由来していたアミンを使用していたそうなんですが、最近の研究ではそのアミンがヒスチジンとアスパラギンという、より入手しやすいアミノ酸がポリマーの成分を結合することによって、アミンの代替品となることを発見しました。
更にチームは、これらのバイオプラスチックが耐用年数が過ぎた後、どれほど容易に分解するのかも実験しているところだといいます。
研究チームの1人で大学院生のミハイリー・ウィーラーさんは、「人が廃棄したばかりのゴミから、プラスチックの製造方法を変える可能性があるというのは実に興味深いもの」と述べており、今月後半にはこの研究をアメリカ化学会のオンライン春季会議『ACS』を通じて発表する予定であることを明かしました。
なお、魚油から作られるため、においはどうなのかという点に関しては、カートン博士は「プロセスを開始した直後は、わずかに魚のにおいがしますが、手順を進めていくうちに消える」と話しているそうです。
これは良いですねぇ…。
まぁ、この魚油から出来るバイオプラスチックが、廃棄された時、どう分解するかも大事な点ですが、魚の廃棄物を再利用って点は素晴らしいですな。
これでさらに再利用が出来るとかだったら、最高なんですけどね。
諸外国は、こうやって色々考えてます。
日本も、そろそろ本気出さないといけませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月6日の木曜日でございます。
はぁ。
ついに楽しかったゴールデンウイークも終わってしまいました。
今日から仕事って方は多いでしょうけど、みなこんなテンションでしょうね。
逆に、サービス業なんかの方は、やっと連休が終わり、一息ついて、今日から休むぜ〜なんて人もいるかもしれませんね。
ですが、今年もコロナで、観光業、旅行業、飲食業なんかは大ダメージですな。
まぁ、一概には言えないとは思いますが、飲食業はまだ時短の協力金とか出るみたいですし、マシっちゃマシなのかもしれませんが、観光、旅行業は壊滅ですな(笑)
笑い事じゃないでしょうけど、もうアカンって人も多いでしょう。
ですが、アカン言うててもアカンので、とりあえず今日から頑張りましょう〜。
ってことで、今日もネタに突入ですが、このブログにも登場頻度の高い、温暖化問題、それと並んで地球規模の問題があります。
それはプラスチック問題でございますな。
分解されるまでに相当時間のかかるプラスチックが海洋をはじめ、地球環境に悪影響を及ぼしてるってな話しは聞かれたことがあると思います。
言うまでもなく、プラスチックの原料は石油です。
気候変動がもたらす悪影響に対応するには化石燃料からの脱却が課題となっています。
プラスチック素材であるポリウレタンは、繊維製品、スポンジ、靴、自動車部品など、様々な用途に使用されていますが、廃棄されると分解まで何世紀もかかると言われており、それに代わる素材が求められています。
そこで今回注目されたのが、世界中で年間5000万トンにものぼるとされる魚の骨や皮などの漁業廃棄物なんですね。
堆肥化できず単に「ごみ」となる魚の廃棄物を使用して、ポリウレタンに代わる生分解性バイオプラスチックを開発しているのが、カナダのニューファンドランドにある大学チームです。
カナダのニューファンドランドメモリアル大学のフランチェスカ・カートン博士率いるチームは、ここ数年間ポリウレタンの生分解性代替品を製造する手段の研究を続けています。
そして最近、その開発に成功した実験が伝えられました。
プロジェクトの主任研究者であるカートン博士の大学があるニューファンドランド沿岸は、鮭の養殖を主要産業としています。
これまで養殖鮭の加工工場では、切り身で販売されるために大量の鮭の頭部や皮、骨、内臓が廃棄されていたわけです。
しかし、この鮭の廃棄物から魚油を抽出することで、ポリウレタンに代わる生分解性代替品を作ることができれば、より持続可能なプラスチックの大きなニーズを満たすのに役立つと考えたわけなんです。
まぁ、考えるだけなら簡単で誰でも出来るんですが、ここから研究チームは、魚油をポリウレタンのようなポリマーに変換するプロセスの開発を始めたわけです。
まず、不飽和油に制御された方法で酸素を加え、エポキシ樹脂と同様の分子であるエポキシドを形成。
これらを二酸化炭素と反応させた後、得られた分子を窒素含有アミンと結合させて、新しい材料を形成したんだとか…。
よー分かりませんけど、こうしてできたバイオプラスチックは、酵素リパーゼが添加された水に浸された直後、魚油に含まれる脂肪分を加水分解し、すぐに微生物の成長の兆候を示し始め、生分解に繋がっていくことが示されたといいます。
また当初の研究では、製造プロセスにおいて、カシューナッツの殻に由来していたアミンを使用していたそうなんですが、最近の研究ではそのアミンがヒスチジンとアスパラギンという、より入手しやすいアミノ酸がポリマーの成分を結合することによって、アミンの代替品となることを発見しました。
更にチームは、これらのバイオプラスチックが耐用年数が過ぎた後、どれほど容易に分解するのかも実験しているところだといいます。
研究チームの1人で大学院生のミハイリー・ウィーラーさんは、「人が廃棄したばかりのゴミから、プラスチックの製造方法を変える可能性があるというのは実に興味深いもの」と述べており、今月後半にはこの研究をアメリカ化学会のオンライン春季会議『ACS』を通じて発表する予定であることを明かしました。
なお、魚油から作られるため、においはどうなのかという点に関しては、カートン博士は「プロセスを開始した直後は、わずかに魚のにおいがしますが、手順を進めていくうちに消える」と話しているそうです。
これは良いですねぇ…。
まぁ、この魚油から出来るバイオプラスチックが、廃棄された時、どう分解するかも大事な点ですが、魚の廃棄物を再利用って点は素晴らしいですな。
これでさらに再利用が出来るとかだったら、最高なんですけどね。
諸外国は、こうやって色々考えてます。
日本も、そろそろ本気出さないといけませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院